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+不死鳥+

155日陰:2012/12/06(木) 18:54:36 HOST:i121-113-228-192.s41.a018.ap.plala.or.jp
  +第10話+  +其の08+

 +――――――――――+
 ――― 一体、目の前で何が起こった。自分は一体どうなって。あの少女はどうなって。皆はどうなったってんだ。

 「―――…………いっつぅ……!」
 一夜は頭を抱えて立ち上がる。目の前に広がる砂煙。一夜は険しい表情で前を見た。すると、砂煙に交じって黒い人影が現れた。一夜は一瞬身構えたが、その人影があの少女でない事に気付くと、すぐに体を休めた。
 「…………何やってんだ……クソ一夜……」
 人影、もとい功刀は怒りの表情と目で一夜を見下ろす。「…ん?……え〜と…功刀さ…ん………?」
 「早く立ちやがれアホ一夜。油断していたからと言っても俺に勝った奴があんな餓鬼娘に負けてんじゃねェよ。脚の関節外して一生立たせねぇぞ…」
 功刀の怒りとしか思えない顔に睨まれて、一夜は内心怯えながらもピンと背中を張る。
 「―――…まったく、また派手に壊しおって。これは、誰が直すと思っておるのだ……?」
 今度は一夜の背後から呆れた表情で腕組をしながら奈津樹が出てきた。「奈津樹ッ!?」一夜が奈津樹の方を見て呟くと、
 「っま、良いんじゃないんですか?あの子たちに修理代頼めばっ?」
 次に時輝がにやにや笑いながら奈津樹に話しかける。そして次々と一夜の周りに刀を持った者達が現れる。「……お前ら…」
 「…さてと……一丁遊びますかっ!」
 功刀のその一言に周りの者は「上等っ!!!!」と叫んで刀を構え直す。


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