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永遠に変わらない心、変わらない誓い
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上総(カズサ)
:2012/10/27(土) 13:33:27 HOST:zaqb4dc9d7e.zaq.ne.jp
『おはよう!今日もいつものようにそうやって起こされてるんだ』
『うるさい。・・・もうちょっと寝たいのに蒼生が起こすんだもん。まだ眠たいのに』
『そうやってダラダラしてると、また海の親父さんに怒られるぞ。お前の面倒を見るのに手を焼くこっちの身も考えろ』
『う、うるさいなっ!それに速く下ろして・・・着替えられないし』
抱えられたまま階段を下りている途中、幼馴染みの皐月に出会った。
皐月は私の経営しているグループの繋がりと幼い頃からで会っている為、すれ違いの喧嘩もあるが交流も深かった。
彼女は洋服会社に経営しているのでいつも服装は奇麗だ。グループ繋がりもあって皐月の両親が海の方へと送られており、こちらも有福だった。
『で、今日は何しに来たの?』
『折角私が遊びに来てるのに、そんな口調するんだ〜!今日も選んであげようと思ってたのに。いいの?』
『ゔ…。それは困る。今日も頼むよ、皐月の腕はプロ並みなのは認めるから』
皐月は洋服を選ぶ才能を持っていた。
家がそういう家系だからか、毎日毎日服や小物を見て来ているので才能が見いだせたらしい。それを知っている企業は皐月のその才能を生かし様々な目的で仕事をさせている。
モデルのファッションショーで揃える服とか、雑誌に載る有名ブランドの本だとか。
いつも見る彼女の服を見る目は奇麗だった。選ぶときの楽しそうな瞳や表情は不思議と目が離せなくなり、魅入られている。本当に服が大好きなんだ、と思った。
『はい、じゃあ蒼生降ろしてあげて。それと、ここからは女の子限定の部屋だから退散してよね』
『はいはい、皐月後のことは任せた。俺にはそういう器用なことは生憎出来ないものでね』
『蒼生ってすっごく不器用だもんね〜〜〜。前、裁縫教えてあげたとき思わず笑いが止まらなかったもん!!!昔からだったけど』
『うるさい・・・早く行け。こっちは朝食作っておくから』
蒼生はそういうと、部屋から出て行った。
皐月と海はその後、さらに奥へと進んでいき大きな赤い扉の前に立った。皐月は着くなり暗証番号のキーを入力した。開けるとそこにあったのはたくさんの洋服や小物だった。
奥の部屋は女の子限定の特別な部屋。
その奥は蒼生ですら入ったことの無いこの屋敷で、唯一海と皐月だけが入る特別な部屋だった。その中には皐月がお気に入りの服ばかり揃えており、その服が似合うのは海だけだった。
海は容姿や頭脳は人並みより優れており企業では、名高い少女。毎日親の仕事を半分もこなしており、速球で行う彼女の姿はとても美しかった。
皐月はそんな海の苦労などを知っている。その性か、2人でいる時間は彼女に取って少しでも”楽しさ”を感じて欲しいと皐月は秘かに思っていた。
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