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「私だけが知っている〜真実〜」

1瑠姫:2012/10/23(火) 20:45:30 HOST:i218-47-111-98.s02.a001.ap.plala.or.jp
「私だけが知っている〜真実〜」
〜本当の友達を見つける話〜

主な登場人物

〜注意〜


柚豆 花架(ユズ ハナカ)
気が弱く、4,5年生の頃いじめられていた。演劇部のリーダーだが、リーダーである事に不満を持っている


久保 杏 (クボ アンズ)
ハナカを奴隷のようにあつかう。

鈴 詩乃(スズ しの)
ぶりっ子で杏が嫌い。
本文↓


〜Ⅰ〜真実〜〜
花架はなやんでいた・・・杏は花架のことを奴隷のように扱う。小6の花架は一人でいることが好きだった
杏は花架が友達としゃべっていると

 後で  

「はーーーなーーーなんであのこのこととるの?しゃべらないでよ??」

花架は心の中で、何でお前にいわれなきゃならないんだ。
と言った

でもそんな事なんていえないわけで・・・・

「ごめんね・・・・」
花架はそういうことしかできなかった

「死ねばいいのに・・・・」

こっそりと言った花架の言葉は誰にもとどかなかった・・・

花架は一人が怖かった。どうしようもなく怖かった。
杏との中を切れないのは、私を救ってくれたからだ。でも・・・・


大嫌い・・・

花架は決断した




アイツは、要らない・・・・


〜Ⅱ〜サヨナラと・・・・〜

次の日

「杏・・・・私は杏につきあってられないよ・・・杏のことが大嫌いだよ。何で杏にあわせなきゃなんないの?杏の奴隷じゃないんだよ
杏・・・ごめんバイバイ・・・・」

「は・・・・・な・・・・私は・・・・・」


******************************

「っ・・・・うっ・・・」
なぜだか分からないけど頬に何かが伝ってきて、

「大好き・・・・・だよ・・・・」

花架の声は杏に届くわけなんてなかった。



〜Ⅲ〜好きだよはゴミ箱に〜
〜杏目線〜

「は・・・・な・・・・・」

そうだよね・・・・奴隷だね。私って最低だね。

「大好きでいさせてもくれないかな・・・・・・?」

大好きだよ。ごめんね。もう一度だけでいいから私と友達になってください。

心の中で、届くはずの無い、杏の裏側を吐き出した。


〜Ⅳ〜地獄からの脱出〜
※  花架目線に戻ります

ガラッ・・・・

「はーなーかー!大丈夫??杏最低でしょ?」

何が?何で知ってるの?

「奴隷みたいだよね??」

「杏って裏アルと思ってたw」

ちょっとなんで??

「なッ何で知ってるの?」

「シノねーみちゃったんだ〜!杏がさーはなかに奴隷みたいな発言してるとこw」

「そっそんな・・・・」

でも・・・もう私は杏の友達じゃない・・・・そんな事なんて・・・

ガラッ

「あ〜最低女が入ってきたw」

杏だ

杏は泣きそうな顔してる。あぁ・・・杏が・・・
なぐさめにいかないと!

スタスタ・・・

「ちょっと!やめなよぉ・・・奴隷させられてたんでしょ?はなかかわいそ〜」

っつ・・・・もう・・・もう友達じゃないんだよね。





私たち



続く

2瑠姫:2012/10/23(火) 20:58:01 HOST:i218-47-111-98.s02.a001.ap.plala.or.jp
〜Ⅴ〜大丈夫なんていえないよ〜
〜杏目線〜

「最低女が入ってきた〜」

「ウザッ」

「・・・・・・」

痛い・・・・怖いよ・・・・やめて・・・・真っ黒な世界が見えた。

ごめんね。はなか・・・・辛いよね。

世界がモノクロに変わっていく。

聞こえるのは、私を突き刺す言葉だけ。

こういう時、いつもはなかは大丈夫っていってたんだよね。
私は大丈夫・・・・・なんていえないよ・・・・

花架がこっちをみていて、花架は私と目が合うと目をそらした。

ごめんね




ごめんね


〜Ⅵ〜大好きなんてもういらない〜
※  花架目線に戻ります

助けれないんだ。今気付いてしまったキモチ

本当は


大好きだ


でも・・・・もう大好きなんてゴミ箱に捨ててしまわないといけないんだ

サヨナラ・・・・・さよなら・・・・杏

続く

3瑠姫:2012/10/24(水) 20:28:07 HOST:i218-47-111-98.s02.a001.ap.plala.or.jp
〜Ⅶ〜犯罪者には罰を〜

杏へのイジメが始まった。
私はなにもしない。否、できなくて、杏の目を見ると杏を助けてしまいそうで

「しのねーおもうんだけどぉ・・・・なんで、花架は、杏を直接いじめないのぉ?」
杏が好きだから・・・・なんて私なんかはいえなくて、勇気を出して言った一言は
「わっ私の手がけがれちゃうじゃ・・・・・ん」
いっちゃった・・・・・
「あはは〜はなかはおもしろいね〜」


無理な笑顔を作って笑ってた

「はな・・・・か・・・・・・・・」
そこで杏がきいてるなんてしらずに
*****************

「はーなーかーあーそーぼー」

「いーいーよーあーんーずー!」


「あんずとはなかはだいしんゆうだよ





プッ



「夢か・・・・・・・・嫌な夢・・・・・・・」

花架が起きた頃にはもう時計の針は、午前十時をさしていて

「かんっぜん・・・・遅刻じゃん!はぁ・・・・憂鬱ぅ・・・」

よりによって、杏が出てくるなんて

〜♪〜〜〜♪〜〜
メールだ・・・・この音楽は・・・杏・・・・?

「は・・・・はい?」

「ぁ〜やっぱでたよぉ!はーなーw裏切り物めぇw」

え?なんで??何でシノが???

「っち・・・ちがうよ誰かわかんなくて・・・・・・あ・・・の」

「嘘はいけないよ〜?あのね〜今・・・とっても迷ってるの。あなたを助けるか、
杏を助けるかw」

「なっなにそれ??」

「あんたが杏と友達でいるか杏を見捨てるか・・・・・って事かな?」

そっそんなの・・・・・

「杏は友達じゃないよ。」

「なら、今から体育倉庫にきてねっ」
ブチッ  ッーッーッー

花架は寝癖がついているのも気にせずに駆け出した。

〜Ⅷ〜決断と大好き〜
ハァハァ・・・・・

ガチャッ

「はな・・・・か?」

そこにはシノとシノの取り巻きと・・・・・



杏がいた。


「はなか・・・・・」


「ほらぁ〜いいなよっ友達じゃないってw助けてなんかあげないよってw」






「杏!



私は杏の友達じゃないよ!」


「ふぇっ・・・・はな・・・か・・・・」

「助けてなんかあげないよ・・・・・」











「だって・・・・・


だって・・・・・

杏は、大親友だからっ!助けるんじゃなくて

一緒に




一緒に・・・・・・・・・


辛い事でも楽しいことでも

歩んでいけるからっ!



大好きだよっ


杏・・・・・・・・」


続く


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