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坂本龍司

9坂本海司:2012/10/23(火) 17:25:03 HOST:ntfkok178023.fkok.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
「それがあるのは、坂田家だ。」
「でも、坂田家ってもう無いんじゃなかったかい?」
「ああ、無い。けど、ある。地下の方がね。」
「地下なんてあったのか・・・」
僕は、坂田家の地下へ向かった。
僕の現在地は、坂本竜司家。そこから、少し離れたところに、
坂田家は存在する。なので、すぐに僕らは坂田家へ、その地下へ向かった。
地下には、千手観音像が存在する。それは金で創造されていて、
坂本鳳凰作の「玄」という紋章が、千手の頭の横についている。
まぁ、これも坂本家の書に書いていたことであり、僕が見たのではない。

僕たちは、坂田家に向かうことにし、
そして数分くらいでそこに着いた。

「疲れたんだが、休まないか?もう着いたけど。」
「光輝君、きみは手伝いをするのか、邪魔をするのか、どれだい?」
「まぁ、千手見つけた時に・・何か・・・さ・・・・・あははっ」
「いいや、もう確信したぞ。きみは、邪魔者だ。」
これ以上、こんなのと一緒に行動するなんて莫迦莫迦しい。
そもそもは、こんな薬探しだって嫌でやってんだ。
「きみは、ここで待ってて。僕一人で地下に行くから。」
僕は地下に行った。階段は無いので、坂本書で見た穴から、飛び降りてだ。
穴は狭く、地下は暗く、よく見えない。だから、用意していた光で地下を照らした。
「広いんだな・・・洞窟みたいだ。」
狭く暗い穴の先には、広く不気味な場所が待っていた。
「千手観音像・・・あれ・・・か・・・」
僕は、不気味に輝く千手に向かった。すると、奇妙な出来事が起きた。
「あれ・・・?」
なんと、数歩進んだ後、何故か元も場所に、穴から飛び降りたあの場所に戻っていたのだ。
「なんだ・・・これ・・・」
奇妙だが、焦りつつも、走って千手に向かった。
だが、今度は一歩進む前に降りた位置へ。
そして、その次の次の次の次の次は、千手の前で、あの位置へ戻った。
(何だよ、これ・・・)と、内心思いながらも、また立ち向かう。だが、やはり駄目だ。
只のループとかじゃない。
奇妙な事象、この状態に何度立ち向かおうと面倒なので、
僕は色々と試してみたが、やはり駄目だ。
とうとう日が暮れるまで続けていた。

そして、これをクリアするのにかかった時間(とき)は、
よくわからないが、千回以上は試みた。そして、成功した。

「やっと・・・クリアした」
「龍司君、今日で、あの日から百日は過ぎたぜ。」
「でも、いいんだ・・・これは鳳凰の試練なのさ。」
千手の「玄」の文字のところには、薬がはいっており、
僕はその薬を取ることにやっと成功した。
「家に帰って飲もう・・・」

だが、この薬は恐怖の薬だった。
それは、不老不死の秘薬だったのだから。


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