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サイケデリック

1罪歌:2012/10/11(木) 23:05:16 HOST:101-142-189-206f1.hyg1.eonet.ne.jp

藍原 彩架 アイハラ サイカ

里見 新羅 サトミ シンラ

小鳥遊 木更 タカナシ キサラ







『―――世界を救う少女たち―――』

2罪歌:2012/10/11(木) 23:22:25 HOST:101-142-189-206f1.hyg1.eonet.ne.jp


―――恐ろしく静かな世界。

少女の目に映るは、
―――切り裂かれた世界―――…。

ある日を境に変わってしまった、人間。

そんな救いようのない世界を救おうとする少女たち。

――私たちはまだ、死んでいない。
ここに存在している。

だから生きよう。
世界の本当の終わりまで――…。

3罪歌:2012/10/12(金) 20:17:42 HOST:101-142-189-206f1.hyg1.eonet.ne.jp

「ラクーンシティ北部で生存者が見つかった…」

そう呟いたのは、小鳥遊木更。
彼女は嬉しいような悲しいような、なんとも言えない表情をしている。

『 もちろん助けに行く。今、生存者は世界に少しだけしかいないんだ。』

新羅はそう言いきった。

『だがッ…』

『確かにそうだね。私たちは今、3人だけしかいない。移動するには人手が足りないよね…』

木更の言葉をさえぎった彩架。

彩架たちは1カ月ほど前にここ、ラクーンシティ南部にやってきた。移動する際に2人の生存者が犠牲となった。移動をすれば、必ずと言っていいほど犠牲者がでる。だが、食料も弾薬もつきかけてきている今、移動するしか道は残っていない。

「…じゃあ…、一週間後に出発でいい…?」

木更の問いに2人はコクりとうなずいた。

4罪歌:2012/10/12(金) 20:27:08 HOST:101-142-189-206f1.hyg1.eonet.ne.jp

―――4年前―――…

彩架の父はアンブレラ社に勤務していた。父は開発部で様々なウイルス兵器を研究していた。だけど父が開発するものは全て、強さだけを極めたウイルス兵器、G-ウイルスだった。そして、彩架が10歳の頃――…。

5罪歌:2012/10/13(土) 18:45:53 HOST:101-142-189-206f1.hyg1.eonet.ne.jp

「彩架、今週遊園地にでも行こうか?」

仲の良い家族を振る舞うように話す父。

「ホントに…?いいの?」

その頃の彩架は、ただ普通に純粋だった。だけどその頃からだった。夜になると父がお酒を飲んで私に暴力を振るうようになったのは…。

「…や…めて…ッ!」

いくら叫んでも父は暴力を振るい続けた。なぜ暴力を振るうのかは私は知っていた。仕事のことだろう…。母は何も知らなかった。仕事のこと、私と父との関係。いや、知らないふりをしていたんだろう。朝方になると父の暴力はおさまっていった。

「…すまない…今日は遊園地には行けない…。行けなくなったんだ…。」

「あなた…、だけど彩架は楽しみにしてたのよ?」

父と母が何かを話している。
だけど、私には…、私には関係のない話だ。父からの暴力に彩架は次第に心を閉ざしていった。

6罪歌:2012/10/13(土) 18:58:20 HOST:101-142-189-206f1.hyg1.eonet.ne.jp

そんなある日、父はついに会社を首になった。

「なんでだ…」

父は自分が首になったのを納得行かず、G-ウイルスを自らに接種した。

――そしてラクーンシティ北部の地下にあるアンブレラ社でバイオハザードが起こった。そしてバイオハザードが起こってからわずか2日でラクーンシティ全体をのみ込み、それから2カ月ほどで世界中をのみ込んだ。


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