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ろぼっと 〝
1
:
光
:2012/09/18(火) 19:01:51 HOST:g122.115-65-128.ppp.wakwak.ne.jp
はじめまして!!
光(ひかる)です♯
これから小説書いていくんで
よろしくお願いします 〝
2
:
光
:2012/09/18(火) 20:38:27 HOST:g122.115-65-128.ppp.wakwak.ne.jp
【プロローグ】
「失敗作のロボット」
この言葉が色んな事を巻き起こしてしまう
「お前は失敗作なんかじゃない!!立派な…や」
3
:
光
:2012/09/18(火) 20:49:20 HOST:g122.115-65-128.ppp.wakwak.ne.jp
【転校生】
キーンコーンカーンコーン
授業始まりのチャイムが鳴ると俺達は急いで教室に向かった
「みんなー!早く席に着け、今日は転校生を紹介するぞ」
「愛、転校生やってー!!」
「男の子かなー?イケメンやったらええのになぁ…」
クラスの女子はいつもイケメンとかの話しかしてへん
よりによってそんなにかっこいい奴来る訳ないやろ
「星野、入っていいぞー、」
その転校生はドアを開けると静かに教室に入って来た
「かっこいいー!!」
「名前は何て言うん?」
「お前らもうちょっと静かに出来へんのか?転校生さん困ってんで」
「あ、大丈夫です…、はじめまして。僕は星野流って言います」
「みんな星野と仲良くしろよな!じゃあ…星野はあいつの隣」
あいつ…あいつ…って俺かよっ!!そう先生が指差した先は俺やった
「…よろしくね、えっと名前は…?」
「あー、俺は山岡智っていうねん、智って呼んで!」
「わかった…俺のことは流って呼んでええから…」
「おんっ!!」
なんか転校生さん…流、暗いなぁ…
何かあったんやろうか…
4
:
光
:2012/09/18(火) 21:04:12 HOST:g122.115-65-128.ppp.wakwak.ne.jp
「1時限目は職員会議があるので自習や!
しっかり勉強しとくようになー。」
先生が出て行くとクラスの女子半分は流の席に来た
「流くんってどこから来たん?」 「流くんかっこいいよねー、」
「え…あぁ…」
「もうお前らさぁ、流ビビってんねんけど!」
「うるさいなぁ…」 「智、もしかして嫉妬してんの?」
「そんなわけないやろ…!」
「僕、ちょっと休んでくる…」
「あっ、ちょっ、流待ってや!」
俺は流を追いかけて廊下を全力疾走した
「おっと、山岡君どこに行くの?」
「あ、高橋先生…ちょっとねー…」
「コラッ!ちゃんと自習しなさいよ!」
「すいませーん…」
危なかったぁ、もうちょっとで先生にバレて怒られるところや
流を追いかけてたどり着いた場所は
…屋上
「はぁはぁ…、流、足速いなぁ…。」
「え?僕、普通に歩いて来てんけど…」
「あっ俺が走るの遅いだけか!ってちょい!!」
「面白い人やな…、」
「そんなこと言うなら笑ってくれても
ええやろぉ…!!」
「ごめんな…
僕、笑われへんねん…」
「えっ…どういう意味?」
俺は流が言った言葉に衝撃を受けた
「僕は…
人間じゃない、失敗作のロボットやねん。」
5
:
光
:2012/09/18(火) 21:16:08 HOST:g122.115-65-128.ppp.wakwak.ne.jp
「ロボット…」
流の発言に俺は耳を疑った
「そんなん嘘やろ?」
「ホンマや…
僕には“心”がないねん…
たとえ暴力振るわれても全然痛くない、」
「なんで…
失敗作のロボットって…」
「感情を持ったら
人間になれるかもしれへん…」
「じゃあさ感情持てるようにっ…」
「けどな…
壊れてまうかもしれへんねん…」
「壊れる…?」
「人間でいうと“死”みたいなもんや、」
「助けてやりたいけど…
俺に出来る事ってなんやろ…」
「ええって!気にしんといてや?
所詮、僕は失敗作のロボットやで?
壊れたってどうてことないからさ、」
「そんなんあかん…
絶対、流は人間として生きるねん!
俺も頑張るから!」
「智、なんでそんなに
本気になるん?」
「それは…
大切な友達やからっ!」
「友達…?」
「そう、友達!
俺ら友達やろっ?」
「智、悪いけど
“友達”って何?」
「え…
信じ合える仲間。」
「“信じる”って何や…
人はそんなことして何が楽しい
信じたって裏切られるだけやろ」
「流、大丈夫か?」
「…ごめん
暴走してもたな、」
6
:
光
:2012/09/18(火) 22:11:14 HOST:g122.115-65-128.ppp.wakwak.ne.jp
「とりあえず
教室戻ろうや…?」
「おん…
智、ホンマにごめんな…」
「俺、謝られるの
嫌いやで?だからさ
謝らんといてや!」
俺はニコッと笑みを見せると教室に向かった
後ろを振り向くと流がちょこちょこ着いて来てた
意外と可愛いところあるやん
その頃、教室では
「大変、大変!
先程ビッグニュースが
入って来たのです!!」
「もうまた青木の
でたらめ話?それ飽きた」
「今日のはホンマに
でたらめじゃないから!
実は今日転校してきた星野流って」
「何々ー?
そんなところで止まられても」
「ロボットらしい」
「は?青木、頭大丈夫?
何言ってるねん」
「それが智と会話しているのを
聞いちゃってんでー!」
「…もしかしてホンマなん?」
「YES、YES、YES!
やっぱり岬は優しいなぁ」
「言っとくけど
青木のことなんか
好きじゃないし!!」
「うわっ…
ショック過ぎて死にそう…」
「それより流くんが
ロボットってあり得ないよね?」
「あたしも思ったー!
けどさすがに青木もこんな
でたらめ言わないでしょ?」
「確かに…
いっそのこと聞いてみるとか!」
「それいいかもっ!
放課後うちら二人で聞き出そ」
7
:
光
:2012/09/19(水) 17:26:14 HOST:g122.115-65-128.ppp.wakwak.ne.jp
《放課後》
「流、!!
一緒に帰ろうやっ、」
「あ、ごめん…
今日は女子2人に呼ばれてるから、」
「そっか…
まぁしょうがないかっ、!
また明日なぁ…!」
俺は大きく手を振り学校を出た
「流くん、!!
お待たせー、」
「おん、」
「実は流くんに
聞きたい事があってさぁ、」
「なんや、??」
「流くんってロボットなん?」
「へ…、」
「あ、ごめん、やっぱり
嘘だったんやね、」
「…僕は、
ロボットやで、」
「「え、?!」」
二人は声を合わせて驚くと
お互いの顔を見合った
「僕はロボットやねん、
捨てられた…」
「そ、そっか、」
「答えてくれてありがとう、」
「おん…、」
《帰り道》
「ほんまやってんな、!」
「確かにー、
びっくりしたわ、」
「みんなに言っちゃう、??」
「あかんやろー…
けどあたしたち口軽いからね、w」
「言っちゃおっか、!」
8
:
光
:2012/09/20(木) 21:39:17 HOST:g122.115-65-128.ppp.wakwak.ne.jp
翌日
「流、着いたでー、!」
「わざわざ
言ってくれんでもわかる、」
「そうやんな、w」
教室の前まで行くと何やら騒がしかった
「みんなおはよー、!!
てかどうしたん、?」
「智、大変やで、!!
これ見て、!!」
「ん、??」
掲示板に貼られてあった紙を見ると
『■星□野■流□は■壊□れ■た□ロ■ボ□ッ■ト□』
と書かれてあった
「誰や、!?
こんなん作ったやつ、!!」
「けどほんまなんやろ、??」
「だからって、
人の気持ちも考えずに、!!」
「人って星野くんは
ロボットなんだよ、??」
「もういいから…
そんな事、気にしてへん、」
「けど…」
流、辛くないんかな
悲しくないんかな
ロボットって…流は正真正銘の人間や
9
:
光
:2012/09/22(土) 11:45:03 HOST:g122.115-65-128.ppp.wakwak.ne.jp
「智、ちょっと話あるから
屋上来てくれへん、?」
「わかった…」
俺は流に着いて行った
「僕な小さい頃に
捨てられてん…」
「えっ…
なんでや、??」
「きっと僕が
必要なかったからやろ、
それからずっと独りぼっちやった、」
「おん…」
「僕は智に出会えて
嬉しいで、!
こんな僕と仲良くしてくれて」
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