ホームレスが1億円稼ぐ!!? - 1347689165

1：小説家：2012/09/15(土) 15:06:05 HOST:KD113159180170.ppp-bb.dion.ne.jp: 「ねぇあのホームレスの人イケメンじゃない」「あぁだねぇ　格好良いのに勿体無いな～」女子高生達が公園で秋田光太郎(あきたこうたろう)の事を見て喋っている。「うっせぇんだよてめぇら!!」「やばっ早く行こっ」秋田が怒鳴り女子高生達は居なくなり光太郎は一人ぼっちになった。(なんで俺怒鳴ったんだ?)光太郎は必死に考えたが結果は出なかった。秋田光太郎　地元の小学校、中学校　高校を卒業し大学は行かずに親孝行をしようと思っていた。だが、家に強盗が入り親が殺された。その上罪を着せられ有罪に判決は下された。だが1年前に釈放され、自由が戻ったと思えたが住んでいた家は跡形も無く無くなっていた。これからホームレスの始まりか、と覚悟していた光太郎だったが何処で野宿すれば良いのかも分からず家の直ぐ近くの川辺で一夜を過ごした。次の日、目を覚めると目の前に鳩が居る。クソッ馬鹿にしてんのかよ、光太郎は振り払うように走り去り居場所を探した。地元だと何か言われそうだから遠くに行こう。そう考えた光太郎だったが道の分かる場所の方が良いと思い、近くの公園でホームレスとなった。何をすれば良いのかも分からずに唯公園でずっと寝っころがって気がついたら次の日になっていた。朝を向かえとてつもない空腹に襲われた。うっ吐きそう。水道に歩み寄り嘔吐した。昔から腹が減りすぎると嘔吐してしまうのは今も変わらないようだ。水道の水で口を濯ぎ公園を出た。誰か、食べ物を・・・　そう思い光太郎は歩んでいく。気がつくと昔、自分の家があった所に立っていた。父さん、母さん、助けて、そんな思いで泣いた。自分は犯罪の手に染まってしまった。取り敢えず食べ物を確保しなくてはならない。金も無いのにどうやったら、万引きにチャレンジしてみるか。近くに防犯カメラも無いコンビニが有った筈だ。自分はコンビニに急ぎ、入店したが吃驚した。ぼ、防犯カメラがある。畜生、だが来たからにはしょうがない。自分は恐る恐る食品コーナーの食べ物を取りポケットに入れた。どうやら未だばれていないらしい。だが、入って何もしないで店を出るのは不審にも程がある。どうしよう、携帯で電話がかかったフリをして、店を出るか。もうとっくに壊れた携帯を手に耳に当てた。「あぁ御前、久しぶり～今コンビニに居るんだよ。あぁそうか～。懐かしいな～　ちょっと待ってて。俺もそこに行くよ」と言い適当に喋りながら店を出た。よし!!!とガッツポーズをし、急いで逃げた。自分の家?である公園のベンチを万引きしたものを全部食べた。「うめぇ!!」と大声を出してしまった。その時水道の端の方にチケットが落ちている。なんだろう、恐らく誰かが捨てた宝くじだろうな、と駄目元で拾ってみた。するとそれは馬券だった。「なんだ、馬券か」価値があるのか分からないが一応当たっているのか知りたい。けど競馬場なんて近くに無いんだよな。どこの馬券かも知らないし。その時見知らぬ男に声をかけられた。「おい、御前」急に顔が険しくなる。「その馬券、俺のなんだよ」クソッ小さな可能性に賭けたかったのに。「見たまんま、御前ホームレスだな。しかたねぇそれやるよ、序に一緒に競馬見ようぜ?」といわれた。俺は無言で見ていた。俺の馬は・・・あれか、頑張れよ、その時馬が一斉にスタートした。「行け!!行け!!行け!!!」と叫び男の携帯を見ているとなんと自分の馬券の馬が・・・1位「よっしゃーーー!!!!」1000万・・・まじか・・「どうやら当たったようだな、感謝しろよ。あと御前、1億円稼いでみないか?」急に男に言われた「その1000万を10倍するだけだぜ?簡単だろう、あっ御前みたいなホームレスには無理か　悪い悪い」「なんだと、てめぇみてろよ。1億なんて1年ありゃ十分に稼げるぜ」「おおぉそうか　じゃあ来年の今日、同じ時刻に此処集合、な?」そう言い残し男は消え去った。まずいこと言っちゃった～　どうしよう、1年でなんて無理だよ。国家公務員でも無理だよ。プロ野球選手でも活躍しないと無理じゃん。どうしようまぁ言ってしまったからには仕方ない、やってみるか。カジノでも何でも賭けてやるぜ。