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ムーン☾クロニカルズ
55
:
彗斗
:2012/12/23(日) 21:53:19 HOST:opt-115-30-133-28.client.pikara.ne.jp
十二乃欠片 月を隠す暗雲・風来の流星
「…それじゃ、暇があったら此処に来ればいいよ。いつでも歓迎するから」
「では、いつ来ても良い様に部屋の整理とかもしときますので。また来て下さいね!」
「それでは……いつでも気軽に尋ねて来て下さい」
ネオス、エイリーク、アイリーンの三人に見送られラベンダー畑を抜けた。
(……取りあえずこの近くに宿を借りて、様子を見ますか……)
麗奈は考え事をしていた時、「凶獣」と言う単語が頭を過った。しかし……と麗奈は、町に入った事にも気付かずに考え込み続ける。
(もしネオスが凶獣に憑かれているのなら……あの不気味さも納得がいく……でも即座にそうきめつけるのは危険よね……)
――ドンッ!
「キャッ! す…すみません! 大丈夫ですか!?」
麗奈はぶつかった拍子に尻もちをついた人物に手を差し出した。その尻もちをついた人物は蒼い髪が目立つ人物だった。
「いつつ……すまなかったな。俺の方こそよそ見してて……」
パンパンと下半身についた砂を払いながら言った後、麗奈の方を見て言葉を続けた。
「お前…この辺りに居なかった顔だな。どこかの旅人か?」
はっと気が付いて周囲を見てみると……街の人は此方を一切向いていない。これは一体どう言う事なのか……?
「あのう……お聞きしますが貴方は…?」
「あ、これは失礼したな。俺の名はメテオ。色んな世界を放浪としてる者さ」
「メテオさん……ですね? では…単刀直入にお聞いたしますが……貴方、実際に触れる事が出来る体じゃないですね?」
その言葉を聞いたメテオはちょっと意外な表情を見せた後、クスリと小さく笑った。
「お前こそどうなんだ? 実体じゃないのはお互い様だろう?」
「じゃあ……貴方も…?」
そう聞き返すと、メテオは縦に首を振り暫く間をおいた後、詳しい経緯を話し始めた。
「勿論だとも。能力を奪われた俺は、昼間だけ実体になれなくなっちまったんだ……」
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