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―ヤサシイコト―

47鳳凰:2012/09/02(日) 12:06:49 HOST:softbank220024115211.bbtec.net
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 『本当に貴様という者は、寝ても覚めて契約者好きよのぅ…』

 あれから数分が経った、会議室。 そこでは今、影楼と風光が雑談していた。

 『ほざけ、第1戦力。主には関係なであろう…』

 会議室の隅で風光は三角座りをしている。 まるで不貞腐れた子供のようだ。

 影楼は、『貴様ウザイのぅ』と言い残して、紫呉たちの座っている机のところに歩いて行った。

 「へェ〜。紫呉って今年で17なんだ。んじゃ高校通ってんの?」

 会議室にある柔らかそうなソファーにドップリ腰掛けながら満生はゆっくり発言をする。

 「いや高校に入ってねぇ。ツーか、行っても学校来んなって言われるし…」

 九神幸の本部に来て数十分。 最初は戸惑いしかなかった紫呉も今となっては落ち着いて喋れるようになった。

 「こいつは不良っ子だからな。一体誰に似たんだかなぁ?!」

 玄次郎はクシャクシャと乱暴に紫呉の頭をかく。 本人は撫でているつもりなのだが。

 「親父、鏡見せてやろうか?!!」

 「言うようなったじゃねぇか、クソガキ!」

 今度は両手で紫呉の頭を撫で回す。 「イっテーよ!」と紫呉は文句を散らすが、嬉しそうにも見える。 まるで本当の家族だ。

 「…………全く変わっていないな、紫呉坊主…」

 そんな中、会議室のドア付近から聞こえてきた声に、紫呉は顔をそちらに向ける。

 「か、霞處!!!」


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