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―ヤサシイコト―

46鳳凰:2012/09/02(日) 10:52:33 HOST:softbank220024115211.bbtec.net
 「んだぁ、お前、霞處のこと嫌いなのか?」

 『儂が嫌いなのは、真快ではなく、闇世の方だ。アイツとはどう足掻いても親しくなれるとは思わん』

 機嫌を損ねたのか、影楼はソっぽを向いてしまった。 そんな影楼に深いため息をつく紫呉。

 「…ツーかよく考えたら、九神幸の奴らってほとんど元施設員たちじゃねェのか?」

 紫呉はフト思ったような顔になる。

 「もともと、竜泉子供施設所は私たちみたいな人たちを育てるところだからね…」

 栞理はうっすらと笑う。 紫呉はまたもその言葉に疑問を抱き、聞き返そうとしたがその前に「ごっメーン、オックレター」と声がし、会議室のドアが開く音がした。

 「っあ、きた、きた。確か紫呉君は初対面だったよね。この人…」

 『我が、風光―フウコウ―の契約者、街風:満生様だ』

 「何、勝手に出てきてんのよ風光」

 栞理の話をさえぎって、出てきたのは九神幸の一人であろう男だった。 男は風光と言うらしい。 風光は長髪で、白髪の髪を後ろで一つ結びをしている。 着ているのは中国の韓風映画なんかで、主役が着ているような服の両袖を切り取っているようなもの。  風光自体は、格好の良い青年だが、一瞬だけしか見ないとどこかの不良に見える。

 『何を言うか、契約者!我には契約者を死守するという宿命が「言っとくけど私にとっては、アンタが一番の危険物資だから」

 キッパリと爆弾発言を言い放った満生。 満生の方は短髪の肌白女。 短いスカートをはいているが、下にスパッツをはいているのが見え見え。 こっちの方は一瞬だけ見ると、男に見える。

 『ヒドイではありませぬか、契約者「エーと、アンタが、勝神:紫呉?私は九神幸、第4戦力、風光の契約者。街風:満生。よろしく」

 自分の話を二度もさえぎられたせいか、風光は会議室の隅で縮こまってしまった。

 「あいつ大丈夫か?」

 「あの子は強いけど、心がもろいのよ」


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