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―ヤサシイコト―

45鳳凰:2012/09/01(土) 23:58:47 HOST:softbank220024115211.bbtec.net
 「霞處って、真快:霞處―シンカイ:カオル―のことか?!」

 紫呉が驚きの声で言うと、「ウン…」と栞理は静かに返す。

 真快:霞處。 その男は、茶髪で格好の良い男だ。 いつも冷静沈着で容姿端麗なところが特徴の男だった。 紫呉が文字もまともに書けない頃から一緒にいたせいか、今でも兄のように慕っている。 そんな霞處は今から4年ほど前に就職がどうのこうのでどこかに行ってしまった。 まさか、こんなところで懐かしい者の名を聞くとは考えてもみなかった。

 「九神幸、第2戦力『闇世―アンセ―』と契約したの。頭もいいし、体力だってある、少なくとも、今の九神幸は彼が居ないと始まんないて感じなの」

 苦笑混じりの突然発言。 紫呉はその言葉を聞いて笑顔がこみ上げてきた。

 「…そりゃあ、良かった」

 うつむきながらも紫呉はそう言ったが、笑っていたことがすぐに分かった。

 『…儂は、あの者を好んだ事はないがな』

 影楼の方は、また肩車してもらい、紫呉の頭の上で愚論を履く。


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