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―ヤサシイコト―

14鳳凰:2012/08/26(日) 13:25:50 HOST:softbank220024115211.bbtec.net
 ――――

 「時実司令官。数分ほど前、施設領地内に2体の悪霊が侵入しました。今の所、被害は出ていませんが、このまま進行してくると間違いなく施設員たちに害が出ると思われます」

 今にも雨が降るというような雲行きの中。 玄次郎の隣に黒一色としてない白いフード付きの服を着た男が現状報告を行う。

 「施設員は裏口から大広間に入れろ。避難訓練だ、とでも言って誤魔化しといてくれ」

 男は「はっ」と言い、施設員の寮に走って行く。 他にも、男と似た服をた者たちがいるが、その者たちの手には黒いライフルが握り締められていた。

 「おい、河南―カワナミ―」

 玄次郎はライフル持った一人の、河南:添―カワナミ:テン―を呼ぶ。

 「なんスか?」

 「……悪いが、お前は紫呉に付いてくれねぇか?」

 玄次郎は、添にそう言うと、「イイっすけど…」と、戸惑ったような口調で返される。

 「でもなんで俺なんスか?城院寺―ジョウインジ―とか街風―マチカゼ―とかいろいろ居るじゃないですか」

 添の口から出てきた者達は、城院寺:須黒―ジョウインジ:スグロ―と街風:満生―マチカゼ:ミチナ―である。

 「まぁ、その二人でもいいんだが、お前の方が話し合うだろうからよ」

 玄次郎は表情を変えずに言ったつもりだろうが、添から見れば口角が少し上がっていた。

 「…んじゃ、気が向いた「悪霊きます!!」

 添が言葉をすべて言い終わる前に、誰かが甲高い声を上げ、皆は銃を構える。


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