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幻影師
108
:
ピーチ
:2012/12/30(日) 16:54:13 HOST:EM114-51-44-25.pool.e-mobile.ne.jp
『エピローグ』
―――これから先、自分と同じ能力(ちから)を持つ人間は、どんな人生を歩むのだろう。
―――この、神永遊歩(かみながゆうほ)を見くびんないでよ。変な力持ったなら、それを活用するまで。
―――あぁ。
彼女が、これから自分と同じ能力を持つ者か。
なら、問題はないだろう。
あれほどしっかりとした意志を持っているなら、自分と同じ、誤った路は進まないはずだ。
それを悟った少年が、ふっと笑みを浮かべた。
今から千年後。その時の年号を何と呼ぶか、それはその時代(とき)を生きた人間にしか分からない。
これは、十四年という短い人生の中を“恐怖”という見えない追っ手から必死に逃げていた少年の、未来夢である―――。
109
:
ムツ
:2012/12/30(日) 16:59:29 HOST:softbank220024115211.bbtec.net
ピーチさん》
読んでいて駄文の駄の字も思考回路にありませんでしたよ?
解りました、他のお話も読んでみます!
もぅ、ピーチさんの話の進め方は次回の展開を楽しみにさせますよねぇ〜…
だから、物凄くこれからを待っちゃうんですよぉ…
そんな書き方を是非御教授したいものです…
気が向いたらでイイので、私のスレのところに何かアドバイスを下さいm(_ _)m(お願いします
110
:
ピーチ
:2012/12/30(日) 17:06:49 HOST:EM114-51-44-25.pool.e-mobile.ne.jp
ムツさん>>
いやいやいやいや! 一文字呼んだ瞬間に駄文の二文字出てくるからね?
てゆーかタメで話そーよー←
次からは番外編でございますー
………一つ忠告。あたしのアドバイスをもらったら破滅の危機ありだよ…?
111
:
ムツ
:2012/12/30(日) 17:29:55 HOST:softbank220024115211.bbtec.net
ピーチ》
イヤァ〜…。危険を乗り越えてなんぼでしょぉ〜…
番外編ガンバッ!
ずっと応援してるよぉ〜!!
112
:
ピーチ
:2012/12/30(日) 18:33:42 HOST:EM114-51-44-25.pool.e-mobile.ne.jp
ムツさん>>
ありがとーっ!
さてさてこれから番外編その一(何回行くか分かんないけど!)行きますー!
113
:
ピーチ
:2013/01/08(火) 17:17:32 HOST:EM1-114-186-134.pool.e-mobile.ne.jp
番外編 恐怖はどこに
「ッてェ……」
頭を押さえながら呟いた少年が、正面に居る男を見て肩を震わせた。
「あ? 何か文句あんのか?」
ゆっくりと伸びてきたその手が少年に届く前に、甲高い声が聞こえた。
「ちょっとやめてよお父さんっ!」
突然現れた少女が、男の腕を押さえ付ける。
「あ…っ」
だが、所詮は子供の力。すぐにその少女を投げ飛ばした。
「った………」
「じゃますんじゃねぇよ、文香」
そう言った男が、文香と呼ばれた少女の髪を思い切り引っ張った。
痛いと喚く彼女を見て、少年が叫びかけたとき。
「霊……?」
妙におどおどとした女性の声が聞こえた。
「え?」
「和也君が、遊ぼうって……」
文香も、と言った女性に対し、少女は頑として首を横に振り。
「外で遊ぶなんて嫌いだからっ」
そう言って、頑なに拒む。
「行きたいなら、霊だけで行きなさいよ」
そう言った少女の身体は、僅かに震えていた。
「またかぁ……」
「……オレのせいなんだ。あねきが、そとに出たがらないの」
「へぇ?」
霊を呼びに来た彼の友人である和也が、ぐるりと首を巡らせる。
「オレが外に行ったらあねきかおふくろがなぐられるから。あねきまでそとに出たら、おふくろだけがなぐられるからって」
あんたはまだ小さいんだから外で走り回っとけばいいのと笑った少女が、あの時だけは言ったのだ。
『…やっぱり、ね………』
―――怖い、よね、と。
「……家族思いだなぁ、文香ちゃん」
母親と弟の代わりに自分がと息巻く少女の姿が目に見えて浮かび、和也が苦笑した。
「んじゃ、明日なー」
「………うん」
ぎこちない笑みを浮かべた少年が家の中に入って行くところを見送ってから、和也が帰途についた。
114
:
たっくん
:2013/01/09(水) 09:37:20 HOST:zaq31fa4b53.zaq.ne.jp
↑話がちょっと雑ですね〜雑
これが本当の雑談です(笑)
115
:
ナコード
:2013/02/16(土) 13:40:20 HOST:softbank220024115211.bbtec.net
>>114
アンタは本物の迷惑人ですね(笑)
116
:
ピーチ
:2013/03/16(土) 23:40:19 HOST:EM114-51-31-109.pool.e-mobile.ne.jp
番外編
―――この、人殺しっ!!
そう言ってキッと男を睨み付けた少女の身体が、力なく横たわっていた。
それを見た少年が小さく呟く。
「あね…き……、…おふくろ……」
ごめん、と。
たかだか自分のためだけに、二人もの犠牲が出てしまった。
「なんで……だよ………っ!?」
あの男が、父親が最も忌み嫌っていたのは、他ならぬ自分なのに。
なぜ、二人が代わらなければいけない。
そして、自分の父親を冷たく見下ろす。
「……なァ、なんでおふくろとかあねきってさァ…」
―――オレなんかを、かばったの?
しかし、どこを見渡しても、返事はない。
「――――――はは……っ」
当たり前だ。三人とも、死んでいるのだから。
彼は、死んで当然だ。母親と姉を、その手にかけたのだから。
だが。
「………ふたりとも…」
弱々しく発された言葉に答えるものは、いない。
それを分かっていながらも、少年はぽつぽつと呟くのだ。
「オレさァ…ひと、ころさないといけないみてェなンだ……」
二人とも、絶対にダメだと言うのだろうが。
「オレ……もうひきかえせないんだ…」
だから。
「ゆるしてくれよ、……おふくろ、あねき」
そう呟いた少年の瞳から零れたそれは、彼にとって最後の涙だった。
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