学園ギャグSTORY - 1344750305 - したらば掲示板

1：一二三：2012/08/12(日) 14:45:05 HOST:softbank220024115211.bbtec.net: 　ども☆彡　ギャグものが大好き女、一二三(ひふみ)です。
　
　自分自身、逆を考えんのは苦手なので皆さんからいろいろ教えてくれるとありがたいです。

　荒らしはナシでお願いします。
2：一二三：2012/08/12(日) 15:01:00 HOST:softbank220024115211.bbtec.net: ☆主な登場人物

　高野辺　美貴　(たかのべ　うつき)
　安城高校(あんじょうこうこう)１年生の天然ちゃん。主にボケ役。

　日下部　杏珠　(くさかべ　あんず)
　安城高校１年生の真面目ちゃん。主に美貴のツッコミ役。

　音無　晴一　(おとなし　せいいち)
　安城高校１年１組の教師。主に皆のギャグを見て静かに感想を言う役。

　んまぁ、その他モロモロでございま～す。
3：一二三：2012/08/12(日) 15:21:30 HOST:softbank220024115211.bbtec.net: ★第一ノ巻　青息吐息

　「ねぇ、ねぇ、杏珠ちゃん。もし、自分の家にオレオレ詐欺の電話がかかってきたらどうする?」
　「はぁ…!」

　突然の質問に杏珠はスットンキョな声で聞き返した。

　「なんでそんな意味のわからない質問をするわけ?」
　「だって気になるじゃん。私は確実にお金払っちゃいそうだからさぁ～」
　「小学校に戻って、生活の勉強し直してきなさい」

　杏珠は目の下に黒い影を作り、ハッキリと主張する。
4：一二三：2012/08/12(日) 15:33:38 HOST:softbank220024115211.bbtec.net: 　「でも、そうね～。私だったら、全部英語で返すかしら」

　答えとしては、申し分ない物が返ってきた。

　「フ～ん…」
　(ってことは…)
　『美貴の思考内』
　「ジリリリ、ジリリリ…」

　電話が鳴り、それを杏珠が取る。

　『…あぁ、俺だk…』
　「what?」
　『嫌だかr…』
　「what!?」
　『すんません…』
―――
　(お腹痛い!!!)
5：一二三：2012/08/12(日) 16:36:21 HOST:softbank220024115211.bbtec.net: 　「音無晴一先生はどう?」
　「なぜフルネームで俺の名を呼ぶんだ。高野辺?」

　美貴が担任である音無に話を移して、返ってきた第一声がこれである。

　「て、言うか何がだ。聞いていた限り『もし自分の家にオレオレ詐欺の電話がかかってきたらどう対処するか』の話のようだが」
　「十分分かってるじゃないですか」
6：一二三：2012/08/12(日) 17:21:15 HOST:softbank220024115211.bbtec.net: 　「そもそも俺は息子がいねぇからな～。電話かかってくることもないんだよ」
　
　教師用の椅子に腰掛けながら、つぶやくように音無は答える。

　「でもさぁ～。先生ってカッコイイのになんでモテないのかな?」
　
　美貴の突然の質問に「さぁな～」と空を見るように言い返す。

　「んまぁ、私から見れば、先生って、口のワルの面白くない意味不野郎なんですけどね(＾▽＾ニコ」
　「お前何気に今俺の事けなしただろ!!?」
7：一二三：2012/08/13(月) 08:54:36 HOST:softbank220024115211.bbtec.net: 　「ツーか俺だって中高の時はモテたんだぞ!毎日、下駄箱の中に１０枚ぐらいラブレターが入っていてだなー…」

　音無は自慢気に続けようとした。

　「へ～。そうなんだ～。でもさ、先生…」

　美貴は、ニコッと笑ったまま、全く表情を変えない。

　「一体、中校から何年経ってると思ってるんですか?(＾▽＾ニコ」
　「お前って悪魔!!!!?(Ｔ□Ｔ泣」
8：一二三：2012/08/13(月) 09:12:05 HOST:softbank220024115211.bbtec.net: 　「まぁ、話は戻って『もしあなたの家にオレオレ詐欺の電話がかかってきたら、どう対処しますか?』というのを皆に質問しようと思いま～す」

　予鈴がなったあと美貴は、教団の机の後ろに回って教室中に聞こえる声で訴えた。

　「という事で、まずは柊木(ひいらぎ)さんから言ってもらいましょう!」

　そう言って指さしたのは、教室の一番端っこの席に座っている、柊木　恋良(ひいらぎ　こころ)。

　「えっ、私?私だったら『一生かけてくんなアホ。次かけてきたら一発ＫОさせる』っていうかな?」
　((なんすかこの凶暴なこと考える人!!!!??))
9：一二三：2012/08/13(月) 12:40:30 HOST:softbank220024115211.bbtec.net: 　「と言うか、勝手にＨＲの時間をこんなことで潰してんじゃねぇよ」

　音無は入口付近で腕組をしながら言う。

　「いいじゃないッスカ～…。どうせ、やる事ねぇんだし」

　そういったのは、クラス一能天気な浅野　拓実(あさの　たくみ)だった。

　「だ～か～ら、今は普通だったらＨＲの時間な!ん!だ!!」

　片足を前に突き出し噛み付くように怒鳴る音無。

　「てめぇの授業が暇すぎて言ってんだよ」
　「このクラスの生徒ってみんな鬼!!」
10：一二三：2012/08/13(月) 17:49:39 HOST:softbank220024115211.bbtec.net: 　「って、ことで次は俺の考えな!」

　ケラケラと笑いながら拓実は手を挙げ、立候補する。

　「もし俺だったら…そうだな～」

　何かを考えるように上目遣いになり、次出た言葉が…

　「聞き入れるフリして、逆に騙す!!(笑」
　((コイツがやるなら絶対、相手も騙される))←生徒全員の意見
11：一二三：2012/08/13(月) 19:21:43 HOST:softbank220024115211.bbtec.net: 　「ところで～。皆はそれなりに答えたけど、美貴だったらどう対処するの?」

　クラス全員がくだらない質問に答えたところで、恋良は美貴に聞く。

　「ん、私?私はさっきも言ったけど多分騙されちゃうと思うんだよね～…。でも…」

　美貴の答えは皆がもとも知りたい答えである。なので全員美貴の答えに耳を傾ける。

　「その人(←騙した人ネ)が助かるんならいくらだって払うよ(面一杯の笑」
　((生涯金、に困ってもコイツには、絶対頼らない【つか頼っちゃいけない気がする】!!))←またも全員一致。
12：一二三：2012/08/13(月) 19:42:03 HOST:softbank220024115211.bbtec.net: 　「はぁ～…」

　美貴の答えを聞き、杏珠はため息をつく。

　「ナーに、ため息ついてんのよ」

　そんな杏珠に、隣の席の生徒、桂木　虹子(かつらぎ　にこ)は、話しかける。

　「ベッツニ…」

　そう言い、もう一度ため息をつく。

　「ため息ばっか付いてると、１０個の幸せが逃げてっちゃうわよ」

　なにげに笑いながら言うと、

　「私が一体アイツ(←美貴)に何回ため息つかせられたと思ってんのよ。１０と言わず１００ぐらい逃げてるわよ」
　「ごめんそこまで読み取ってなかった」
13：一二三：2012/08/13(月) 19:55:13 HOST:softbank220024115211.bbtec.net: 　「ハイ質問!!」

　手をバッと挙げた男子生徒、相田　万(あいだ　ばん)は元気良く質問する。

　「ハイ万くん!どんな質問かな?!」

　人差し指を万に向け、美貴が聞くと、

　「最近のオレオレ詐欺は組織的になってるから、嘘を言ったらどうなると思いますか?」

　との質問。その質問に応えたのは、拓実だった。

　「そんなの、金もロクに持っていない平凡な家にに電話一本で地獄に落とそうとしている金もぎ取り組織が悪いだろ。嘘の一つや二つついてなんぼだぁぁぁ!!!!(怒」
　「質問した僕が悪かった…(汗＆泣」
14：一二三：2012/08/13(月) 22:43:31 HOST:softbank220024115211.bbtec.net: 　「つか、あと５分でＨＲ終わっちまうぞ……(泣」

　教室の端。一人嘆く音無。

　「こいつらって本当、意味不なんだよ。俺の身にもなれって話なんd…」
　「音無先生って中高の時にモテてたらしいんだけど、皆はそれが真実だと思いますかー!!」
　
　美貴は、ものすごい笑顔＆顔の周りにお花を咲かせ笑いながら皆に聞く。そして返ってきた言葉は、

　「「本当だと思います!!!!」」
　(通知表の態度んところ全員５にしてあげる!!!!)
　(点数稼ぎにきまてんでしょ。てか、あんたが一番詐欺に引っかかりそうなんだけど)

　一人教室の端で嬉し涙を流す音無に、一言ザクッと主張を決め込む杏珠であった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　★第一ノ巻　完
15：一二三：2012/08/13(月) 22:57:49 HOST:softbank220024115211.bbtec.net: [反省会]

音「反省会もなにも、俺は無関係だ」

作「無関係もなにも第１話から目立ってたじゃないですか?」

音「知らん!」

美「んまぁ、いいじゃないですか。何回出たって減るもんじゃないし」

音「俺の印象がガタ落ちなんだよ!!」

杏「そうやって怒鳴ってるから、印象が右肩下がりなんですよ(シレッ」

音「お前ら本編でもそうやって俺のことけなしてなかった!?」

美・杏・作「「「全く記憶にございません」」」

音「お前ら一回高級な石で出来た壁に頭ワザとブツケて考え直せ!!!!」

美・杏・作「「「例えが回りくどい(少怒」」」

作「とまぁ、ギャグもココらへんで終わりにして、まずはお詫び申し上げます。第１３スレ目の拓実くんのセリフ『平凡な家に』というところで『に』をもう一度付けてしまいややこしくなってしまいました。本当に申し訳ありません」

美「まぁ、作者の暑苦しい謝罪はココらへんで♡次回も学園(学園って関係ない気がするけど)ギャグ小説をお楽しみください」
16：一二三：2012/08/13(月) 23:09:09 HOST:softbank220024115211.bbtec.net: 　☆第二ノ巻　粗製濫造

　『ボキッ』

　そんな音が、安城高校１年１組の教室に響く。それがどこから発せられたのか、一番最初に気付いたのは杏珠だった。なぜかというと、音は自分の前の席から聞こえたからだ。

　「どうしたの美貴?」

　自分の席の前の生徒、美貴に杏珠は聞く。

　「杏珠ちゃ～ん。鉛筆が折れた～(泣」
　「高校生にもなって鉛筆はないでしょう」
17：一二三：2012/08/13(月) 23:14:29 HOST:softbank220024115211.bbtec.net: 　「大体なんで鉛筆?高校生になったんだからシャーペン使いなさいよ」

　呆れ顔で杏珠が聞くと、

　「でもね、杏珠ちゃん。この鉛筆ねぇ昨日買ったばっかりの新品なのぉ。今日この時間でしか使ってないのに折れちゃったのぉぉ(号泣」
　「ただの粗悪品ってことでケリをつけなさい(少怒＆シレッ」
18：一二三：2012/08/14(火) 17:24:44 HOST:softbank220024115211.bbtec.net: 　「意味わかんない!なんで急に折れちゃうの～!!」

　バシバシと机に八つ当たり。

　「そんなに駄々コネタって鉛筆は直らないわよ。他のに変えればいいじゃない」

　アンタはガキかと言うのをこらえて、呆れながら杏珠は言う。すると、

　「他の鉛筆も折れちゃったの!!!!」
　「高校生の特権捨てたの?」
19：一二三：2012/08/14(火) 17:37:43 HOST:softbank220024115211.bbtec.net: 　「あんた、高校生にもなってシャーペンの一つも持ってないとかどんだけ偉い子ちゃんなのよ」

　ため息混じりに杏珠は言う。杏珠と美貴は中学からの仲なのだが、杏珠は１度として美貴を呆れた目以外で真剣に見たことがない。云わば０(‥＾▽＾‥ハハ)

　「だって小学校の時に、シャーペン持って言ったら先生に
　『シャーペンの芯を出す音は、授業中にふさわしくないから持ってきちゃダメ』
　って、言われたんだもん!」
　「小学生の思い出は小学校か家に置いてきなさい」
20：一二三：2012/08/15(水) 10:45:36 HOST:softbank220024115211.bbtec.net: 　「にしてもあんたは、引きが悪いわねぇ」

　授業中なのでできるだけ小声で、杏珠が聞くと、

　「鉛筆買うのと、引きって関係あるの?」

　との返答。
　
　「そりゃあ、あるでしょ。販売されている中から、一つだけ不良品引いたら、引きが悪いとしか言いようないじゃない」
　「じゃあ、あの`オジさん`随分引きが悪いんだなぁ」

　杏珠はその言葉に「ハイ?」と思う。そして「オジさんって?」と聞き返すと、

　「この鉛筆５０本を１０００円で売ったオジさん」
　「ちょっと待て(怒」
21：一二三：2012/08/15(水) 11:07:06 HOST:softbank220024115211.bbtec.net: 　(イヤ、イヤ、イヤちょっと待て!ついこの間、自分の家にオレオレ詐欺がかかってきたらどうするってくだらない課題でＨＲ潰してまで話し合ったのに、この騙されっぷりはナニ!?)

　アングリと口を開け、杏珠は苦情を放つ。

　(ちょっと待ってよ～。５０本のうち１本が１００円だとしたら、そりゃまぁ得だ。だけど一回使っただけで折れるようなものは１本１０円と考えてもおかしくない。つまり計算すると…)

　杏珠の頭に計算式がグルグルと回る。

　「おーいこの答え…日下部答えてm…」
　「５００円の特!!」
22：名無しさん：2012/08/15(水) 13:36:56 HOST:softbank220024115211.bbtec.net: 　一瞬の沈黙の後で、担任である音無の「正解だ…」という声がした。しかし答えた本人は、「えっ…」という顔になる。

　「どったの、杏珠ちゃん…?」

　ビックリしながら前の席の美貴は聞く。
　杏珠は顔がどんどん赤くなる。

　「……あ、あ、あ、あ、あ、アンたのせいでしょうが!!!!」
　(八つ当たり!!?)
23：名無しさん：2012/08/15(水) 18:30:07 HOST:softbank220024115211.bbtec.net: 　～授業終了～

　(にしても何で、杏珠ちゃん怒ってたんだろ…)

　美貴は前の時間で使った教材をトントンと机に当てながら側面をそろえ机の引き出しにしまう。

　(私のせいって、どう言う意味なんだろう…私が何かしたのかなぁ…)

　ウ～ンと頭を抱え込む。

　(まさか…!!?)

　ハッと我に返ったような顔になり、美貴は教室を出ようとした杏珠のところへ走っていき、

　「杏珠ちゃん!!」

　と叫ぶ。言われた本人はキョトーンとした顔になる。そして、そんな杏珠に対しての美貴の言葉は、

　「前借りた５００円返すの忘れててごめん!!!!」
　「一体何のこと!!?」
24：一二三：2012/08/15(水) 19:52:46 HOST:softbank220024115211.bbtec.net: 　「――…つまり、あんたは私が２ヶ月前に貸した５００円を未だ返す気がないから怒っているって勘違いしたわけね…」

　涙目の美貴をなだめながら杏珠は聞き返し、その答えに「ウンウン」と頷き返す。そんな、美貴に「ハァ～…」と深いため息をこぼす。

　「あんたは飛び切りの馬鹿ね。私はただ単にあんたが騙せれて買わされた鉛筆のお金の特を計算してたのよ」

　「そうなの?」という顔で杏珠は見られ、「そうよ…」と美貴に返す。

　「良かった～。じゃあ５００円もまた今度でいk」
　「すぐ返せ、今すぐ返せ、即返せ!!!!」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　☆第二ノ巻　粗製濫造　完
25：一二三：2012/08/15(水) 20:08:50 HOST:softbank220024115211.bbtec.net: [反省会　第２回目]

作「第２話完結～(嬉泣」

美「そんなに嬉しい?」

作「ハイ!超嬉しいですよ!!」

杏「前々から思ってたんだけど、私たちってどんな格好してるわけ?本編では全く説明され得ないじゃない」

作「それもそうですね。私が考えるに、美貴っちはツインテールの天然っ子なんですよね～。んで、杏ちゃんは肩まで髪のあるマジメちゃんです!と言ってもキャラクターなんて読んでいる方に考えてもらえばいいんですけどね～」

美・杏「美貴っちって?/杏ちゃんって(男みたいじゃない)?」

作「お二人の呼び名です」

美「音無先生は?」

作「晴ちゃん?」

杏「それってもう恋愛関係に持ち込んでない(男のオリキャラにちゃんを付けるか…!?)」

作「持ち込んでない、持ち込んでない」

杏「本当でしょうねぇ…。まぁいいわ。え～、こんなギャグで、しかも字の間違えもある小説ですが今後も読んでくれると幸いです」