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パープルストリーム・ファンタジア 幸運の紫水晶と56人の聖闘士
141
:
彗斗
:2012/08/19(日) 23:10:38 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
ピーチさん>>
あ〜! 居る居る! その程度のレベルならゴロゴロと……ww
一番酷いキャラは……やっぱりノゾミかな?(何故ノゾミなのか…その理由はこの話にチョコチョコ出てるしこれから出すから要チェック☆)
因みに何かと裏表が激しい連中ばかりが上位に食い込んでたりするww(例えばギ―クとかネクロとかカイとか…その辺り)
そう言う点に注目してみても面白いかも……?
142
:
彗斗
:2012/08/20(月) 00:23:23 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
第41色 偽者の体 〜ギミック・ボディ〜
「…聖灰剣 ヘル・グランド!? …まさかノゾミの兄さんに助けられるとはね……」
カノンと紘達の間に割って入ったのは…灰色の大剣を携えたノゾミの兄、橘 成希だった。刺す様に痛い灰色の視線は見られた者を怯えさせる様な威厳がある。
「まさかお前がここに居るとはな。正直な話、意外だった」
ナルキは、然程気に留める様子も無く二人を灰色の双眸でじっと見据えている……その姿は何処か起こっている様にも見えなくもない。
「…お前等…一体何をして生き返った! その様子だと誰かが後ろで糸を引いて操ってるな? この質問に答えなくば…首皮一枚で繋ぎとめたままじっくりと死に至らしめる事も出来るんだぞ!」
出た…ブラック・ナルキ…相変わらずノゾミに引けを取らない黒々さね…とカノンは心の中で呆れ気味に呟くも表情にも出していない。それに明らかに脅しにしか聞こえないのは少なくともカノンだけではないだろう…
だが紘は、恐れる素振りも見せずにこうなる気に向って言い放った。
「私達はあの方に恩と言う物がある、それを行動で返しているだけだ」
「それは違ぇだろうが! お前達にとっては恩返しかも知れねぇ。だがな、俺たちから見りゃあお前達が取ってる行動は破壊にしか映らねぇんだよ! 恩ってのは心だけでも十分伝わるんだよモンなんだよ!」
お…? たまには良い事言うじゃん…とまたしても心の中での話だが少し関心するカノン。…ナルキがいつもよりは少しだけ頼もしく見えた…様な気がしただけだった。…所詮ナルキはナルキなのだから…
(……今思い返せばその言葉、確か誰か言って無かったかしら……? まぁ…気のせいか)
そう胸中でナルキに反論している最中、ナルキは一瞬でかたを付けて仕舞う様だ。極龍の構えに入っている。
「流刃 ジア・ギトナ!」
刹那…よりも早い神速の剣が二人を体を捉え、引き裂きながら空へと弾き飛ばす。二人の体は真っ二つに引き裂かれ、機械の破片が飛び出して……いなかった。
真っ二つにはされたものの機械の破片らしき物は飛散していない。彼等は元々機械の筈だ。
「……まるっきり喋らなくなったわね。この二人」
空から落ちて来た残骸を突きながらそう呟いたカノン。…だがナルキだけはどうも腑に落ちていない様だった。しきりに何か考えている…
「……はっ! まさか…偽物!?」
そう言いながら振り返り胴体の切断部分をよく見てみると……濁りに濁った真っ黒な液体が流れていた。瞬きすらしない瞳からも黒々とした液体が流れている……
「多分…この様子からして…ギミック・スワルブ…だな? しかし手が込んでる、本物そっくりだ」
「……一体さっきからなにを言ってるの?」
カノンは事情を呑みこめていない様なので一から話す。成る程…とカノンはすんなりと事情を分ってくれたみたいだ。カノンは分りやすい様に短く纏めて口にした。
「…つまり、何者かが冥国にいる絶達の情報を入手。そしてその後、盗んだそのデータを元にこの偽者たちを創り上げ、ここに送り込んできた……そう言う事よね?」
「あぁ、そう思ってくれて構わない。だが、そうとなると他にも居るのか……」
「私が自ら出向いても…」
カノンは名乗り出たがナルキに制止される。その後ナルキはもっともな事を口にしてカノンを説得した。
「…お前が出向いて倒れたりしたら、この作戦は全部駄目になる。お前がこの作戦の要なんだよカノン」
この作戦は屋敷、兵士、施設などを限りなく近い本物に似せて森の中に「幻術の屋敷」を事前に作ってあった。……だが重要な人達は際限が出来ない為実際に来てもらっているのだ。これはカノンが倒れたとしたら通信に障害が出てくる。だからナルキは制止してまでカノンを止めたのだ。
「…それに俺には一人だけここに来る援軍が居るからな」
そう呟いた途端茂みから現れたのは白銀の色の髪をしている少年がナルキの前飛び出して来た……
143
:
ピーチ
:2012/08/20(月) 09:13:31 HOST:i125-204-92-164.s11.a046.ap.plala.or.jp
慧斗さん>>
え、ノゾミちゃん一番酷い感じですかw
……確かに、前々からチョコチョコ酷い台詞を聞いてるような…
裏表かー。鈴扇霊キャラは一番が天音かな、やっぱり。二番がまだ登場していませんキャラで、三番も同様w
……うん、酷いネ。これは
144
:
彗斗
:2012/08/20(月) 14:53:23 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
ピーチさん>>
うん、他のキャラはあまり聞いたりしないと思うからノゾミだけ裏表が激しい&どす黒い事を強調してるって形ww
他にもちょろっと出て来てる「アテナ」とかもクロスに限定しての接し方はとんでもなく悪いよw(他の皆には優しいけど)
一時期アテナは、ノゾミなんかはまだ序の口と感じる位の黒さだったし…でも今は優しいよ?(クロスが絡んだ訳あり)
全般的な話しだけどメンバーの中でもだいぶん綺麗な人が黒い事が多いんだww
145
:
彗斗
:2012/08/20(月) 15:50:47 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
第42話 舞い踊りし紅と漆黒の来訪者 〜鈴の音・扇の舞い〜
「…おい、何か轟音が聞こえないか?」
先程から聞こえてくる轟音、その確認を取る為にリョウは後ろに居る二人に問いかけた。二人もやはり聞こえている様だ。
「確かに…聞こえるよ」
「……確かに聞こえるわ。あっちに方向から」
リョウカは聞こえてくる方向を指差し、その音のする方向へと行ってみると……その場所には一人の少女が倒れていた。
深藍の着物、そして紅色の扇と鈴……髪に至っては髪の黒と周りが暗さが重なって分らないが見た事も無い様な長さに達している。…それと見た事も無い程、綺麗な人だ。
「…一応気を付けな、外見がこう言う奴に限って俺たちを中々離さない様な奴かも知れねぇぞ」
リョウとリョウキは特に同い年ぐらいの女の子にとんでもなく弱い、それと年下の女子から上目使いで見られるのもあまり良い事では無いらしい…年上はどうやら大丈夫のようだが…
その話をして終わったと同時にリョウカの肩にポンと手を置いた後
「…リョウカ、後は頼んだ」
短くこう告げた…リョウカは反発しても絶対にしない事を分っていたので仕方なくそれに従って少女を抱き起こす。
「…だ…大丈夫ですか? あの…」
「…ん? ここは…?」
((あ、ヤベッ…起きちまった…))
リョウとリョウキは同じ様に顔を引き攣らせたが少女の視界には入っていない様だ……
「…大丈夫ですか? ここで倒れていたんですよ?」
「……私が…倒れていた? …ひょっとして本当に私、呼ばれたの…」
「…呼ばれた…? 誰に…ですか?」
リョウカは不思議そうに少女に尋ねた。すると…少女は何故か口をつぐんでしまったのだ。
「…いや、何でも無いから…気にしないでね」
不自然だな…リョウは第一印象にそう感じた。この少女は明らかに何か隠している。リョウ達に言えない何かを……
その時その場に流れる気不味い雰囲気を打ち消す様に少女はおもむろに話し始めた。
「…あ、そう言えばまだ私の自己紹介がまだだったわね。私の名前は「神代 天音」。これからちょっとの間だけどヨロシクね」
…ま、顔はともかくとして…一応危険ではなさそうだな。 リョウは心の中でそう呟いた。そして天音を見てみると…漆黒の双眸でジッとリョウを見つめている。
「…な、何だよ…何かあるのか?」
「…何だろう…これ…黒い大きな塊が見える…悪魔とか幽霊とかとは違うみたいね…」
「…えっ…? 幽霊? 悪魔? ひょっとして天音さんは霊体が見えたりするのかい?」
リョウ達には信じられなかった何せいつも相手をしているのはほぼ死んでいる人間ばかりだったから…恐怖には馴れているが、どうも幽霊や悪魔には3人揃って、良い思い出が全然ない。
「まぁ…趣味…じゃないわね…えっと仕事…って言うといいのかな? その所為で霊体が見える様になったのよ」
まさか…な…と疑っては見るものの、天音は嘘をついている様な雰囲気ではなかった。
(ひょっとして…神の使い…か?)
天音を見たリョウは一瞬そんな事を胸中で呟いたがそれは無いと即座に自分の考えを自分で否定した。
146
:
彗斗
:2012/08/20(月) 20:51:13 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
ピーチさん>>
一応天音ちゃんを出しては見たものの……決定的に何かが違う…!?
何が違うのか教えて欲しいです!! HELP ME!!
147
:
ピーチ
:2012/08/21(火) 17:53:39 HOST:i125-204-92-164.s11.a046.ap.plala.or.jp
慧斗さん>>
help meにお答えw(ちょっと多いかもw)
天音の髪と瞳の色は一応「闇色」と評してますw
ついでに霊的なモノが見えるのは生まれつきーw
ついでのついでにカタカナはあんまり使わないよー
…何か文句ばっかでごめん…
148
:
彗斗
:2012/08/22(水) 15:28:03 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
ピーチさん>>
なるほどなるほど……
天音ちゃんもそこまで細かいのか…もうちょっと気を配らねば…(汗)
それと、描いていて思ったんですが……天音ちゃんだけではちょっと作者としても都合が宜しく無いので他の主要メンバー…投入って事も考えてるのですが…
149
:
彗斗
:2012/08/22(水) 16:31:36 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
第43話 闇の瞳と鈴扇
「…あの天音って奴…一応、霊能者(ブライサー)…か。しかも、あの様子からみると…生れつき持っていた能力の様だな」
リョウは天音をジッと見ながら呟いた。だが…リョウキは正直、天音をあまり信じていない様だ…
「…兄さん? 確か記憶が正しければ……僕たちは色々と霊能者(ブライサー)に依頼を妨害されたり任務中に殺されかけたりしてる思い出があるんだけど……気のせい?」
その事については疑うべき点だ、過去にリョウ達と敵対していた組織は色々な霊能者を投入されて殺されかけた事もあった。つまり天音は色々な点で密かに疑われているのだ。
「リョウ兄ィ、リョウキ兄ィ! どうやら天音ちゃん、ここに来る時の記憶が全部飛んでるって!」
「「何だって!? それは本当なのか!?」」
このままでは任務に障害が出るのか記憶が戻るまでハッキリと分らない。かと言って女の子を一人で置いて行くのは気が引ける…
「…こりゃコイツの知り合いが必要になってくるな……」
…そうは言ってみたものの天音の知り合いがこの異界に居るのかどうかも定かではない。
ん? そうだ! アイツだ!! と、リョウは瞬時に閃いた。何かいいアイデアが浮かんだのだろうか?
「アキだ! アキに頼めば何とかしてくれるかもしれないぞ!」
「確かに、アキさんがここに来れば…何とかなりそうですね」
リョウの考えに賛成しているリョウキ、だがリョウカは納得できていない様だ……あまりにもこの天音と言う人物の素振りが不自然なのだ…
(…! もしかして…霊能者が……『あれ』に…憑かれてる!?)
その直感は…見事に的中した。いきなり走り出したかと思うとリョウ達二人に襲いかかったのだ!!
その常人を遥かに凌ぐスピードにリョウ達は反応できなかった。何故か…? それは、リョウ達の肉眼に捉えられていないスピードだったのだから……そしてスピードを殺さずに体を反転させ…二人の顔面を横殴りに蹴り飛ばした。
「ぬおッ!!」
「うぐッ!!」
助走を付けて放たれる蹴りを受けてまともに立っていられる筈は無い。そのまま二人は右と左に分れて吹き飛んだ…とその様子を見たリョウカがハッと勘付き、自分達の反応の遅さを呪った。
(そうか! これは…擬態技法! まさか嘘付き(ダウト)がこんな技を使ってくるとは……私達も迂闊だったわね…)
ダウト…それは日本語で『嘘』と言う意味に当たる。その名の通りコイツは嘘付きで特に本人そっくりに擬態することも可能なのだ。…だが、擬態を完璧にするもある。それは……『本人の体に憑依する事』が必要なのだ。
「…ちっ! やってくれるじゃねぇか!! いくら女の体に憑依してるからって手加減はしねぇぞ!!」
「…確かに、この痛手を倍にして返してあげましょう…覚悟して下さい!!」
リョウは鈍く黒々と光る大鎌を構え、リョウキは半透明の刀を構える。その様子を見てリョウカは…
「仕方ないわね…離脱させないと話しにならないわね!! もう絶対に許さないんだから!!」
と背中に背負っていた二つの鎖鎌を片手に構え、残りの鎖を片手に構えた…
亡霊との戦いが今始まる……!!
150
:
ピーチ
:2012/08/22(水) 17:12:33 HOST:i125-204-92-164.s11.a046.ap.plala.or.jp
慧斗さん>>
あ、やっぱり?あたしもそー思って二人追加させたいと思ってたんだw
後で載せとくネw
…ってゆーか、天音だったら周り何もない場所に置き去りにしててもへーキだョw
…………あの天音が憑依された…悪霊の類には絶対の自信があるくらい耐性があるあの天音が…!
追加メンバー
天神 柊一(あまかみ しゅういち)…天音の幼馴染&絶対の信頼がある相棒(パートナー)。
口調は基本的に優しい感じの言い方(〜だよね、とか、〜じゃないかな、とか)
基本的に怒ることが少なく、小学校からのある意味幼馴染の昇と天音の宥め役。天然。(本人自覚なしw)
飛鳥井 昇(あすかい しょう)…柊一同様、天音が信頼してる相棒。
口調は普通の男っぽい感じの言い方(〜だろーが、とか、〜じゃねぇの、とか)
柊一と正反対で怒りっぽく、小学生の頃から完璧と評される程の天然である柊一にことごとくキレまくっていた。
……長いネ。うん、ごめん…
151
:
彗斗
:2012/08/22(水) 19:04:21 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
ピーチさん>>
へ…平気ってそんなに肝が据わってたんだ…バケモノが周りにうようよしてるのに…
それに今回は特殊凶化されている悪霊の類ですので…天音ちゃんが取り憑かれるのもたまには良いかも…なんて考えた訳で
…それと、シュオンやヒース達の恋愛関連の話は勿論ですが…ノゾミ達の方、見てみたいですか?
もし見ても良いのなら二つ程注意点があります。
・其の一 ソフィア様達の様な常人では無い上、バカなのでそれなりにドタバタしてます! 騒がしいです!
・其の二 話しに出てくる黒発言(ブラック・ワード)にご注意ください!
152
:
ピーチ
:2012/08/22(水) 19:35:14 HOST:i125-204-92-164.s11.a046.ap.plala.or.jp
慧斗さん>>
あはは、小さい頃から一人で居たせいで肝据わったのかもネw
多分バケモン見た瞬間に消してるネ。天音ならw
見たいみたいみたいです!!
だいじょーぶ!天音も肝心なことには気付かないから!←隠れ天然?
153
:
彗斗
:2012/08/22(水) 22:32:47 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
第44色 冥国の使者と天界の使者 〜天の音と昇る神〜
何も無い世界、時も空間も…何もかも…全てが失われた世界。ここに二人の少年が倒れていた。片方の少年はムクッと起き上がってからの第一声は…
「…いっつ〜…ここ何処なんだよ! 柊一!」
荒々しい声を出した後、少年は隣に同じ様に倒れていた柊一と呼ばれる少年を揺り起こした。う〜ん…と唸った後スッと起き上がって…
「…あれ? ここは…何処なんだい? 昇?」
同じ事を言う始末、昇と呼ばれる少年も流石にキレてしまった様だ……荒々しい口調でこう言い返した。
「だ〜か〜ら〜!! 俺がそれを聞いてるんだよっ!!」
(…そこ、騒がしいぞ。少し黙れ)
柊一の答える暇も与えないうちに何処からか…有無をも言わせない迫力がある声が聞こえて来た…流石に怖気づいたのか如何したのか昇も黙りこくってしまった…が天然の柊一は口を開いた。
「…一体誰です? 僕たちをここに呼んで…こっちは探してる人がいるってのに……」
探している人と言うのは勿論天音である。…だがその声の主は柊一や昇が思ってもいない意外な言葉を口にした。
(…その探している人を知っていると言えば…お前は…どうする?)
「なっ……?! お前知ってるのか!? 天音の行方を…!」
「昇、待って。鵜呑みにはしない方が良いよ。本当かどうか分らないから…!」
(この証拠を…見せてでも…疑うと言うのか?)
柊一の言葉が言い終わるか終わらないか位のタイミングで一つの映像が二人の目の前に映った。
その映像には…天音がしっかりと映っていたのだ!!
「…ここは…一体何処だ! 答えろ!」
(良いだろう。…ただし、条件がある)
「条件…?」
柊一の言葉に呼応する様に別の声が聞こえて来た。今度の声は何とも気分が軽そうな男の声だ。どうやら後、他に影が差している所を見て話しかけて来た二人を除いて二人程いる様だ
(それはだなぁ…ようするにコイツをクロスって奴に持って行って欲しいんだよ。お前達はこの天音って奴に会える。そんで以て俺達はクロスって奴に書状が届くって訳なんだよ。どうだ? この交換に乗るか?)
「「……………」」
二人は考えに考えた。もしここで罠に引っ掛かれば天音と合流は出来ない。しかし…影の人物達は…そして最初に話しかけて来た人物が最後に警告を言い添えた。
(……この行動には世界の存亡が懸かっている。勿論、拒否すれば…天音の命はおろかお前たちの世界の存在すら危ういぞ)
自分の世界が懸かっているとなれば事情は呑み込めなくとも頷く他あるまい。柊一も昇も嫌々承諾した。すると早速立ち眩みが激しくなった…激しい頭痛が襲う中、昇は目の前の人物に尋ねた。
「…お前は…お前は一体誰なんだ……!!」
するとその問いかけに答える様に頭の中に響く四つの声、そして視界が歪んでいく中で四つの声はこう答えた。
「私達は神話から除かれた神々。私の名は「皇帝神 カイザー」」
「そして俺はその中の一人、「半骨神 スカル」だ」
「同じく私は「空虚神 アテナ」よ」
「…最後にお前たちに名乗っておいてやろう、俺が「滅壊神 ロイダー」だ」
そのロイダーが言い終わった瞬間、柊一と昇の視界が一瞬で黒に染りきってしまった…
154
:
彗斗
:2012/08/22(水) 22:39:04 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
ピーチさん>>
見た瞬間消滅って…ならどうやってあの化け物は憑依したんだろうww(←と自分で思っちゃってるって言うw)
それじゃあ天音ちゃんも一応、天然疑惑アリだねw
それじゃあ頑張って面白い恋話を考えます!
155
:
ピーチ
:2012/08/23(木) 08:58:45 HOST:i125-204-92-164.s11.a046.ap.plala.or.jp
慧斗さん>>
うん、多分「あの」天音のこったから見た瞬間消滅ww
多分天音の背後から気配消して行ったんじゃない?←あいつは後ろに弱いw
……多分、天音も天然?柊一までとは行かなくとも
あ、それと訂正いーでしょーかー!
柊一は基本的に「〜なんだい」とかは使わないよー
どっちかって言えば「…あれ、ここ何処?昇知ってる?」みたいな感じで逆質問しちゃう感じw
それから二人とも、初対面とか関係ナシに敬語なし。自分より目上だと分かった時のみ敬語。←多分今回はフツーにタメだと思う
いくら神とは言えども、柊一達の場合は信頼さえ出来れば敬語、出来なければタメだよ☆←昇に至っては喧嘩吹っかける可能性ありw
面白い恋話待ってます!
156
:
ピーチ
:2012/08/23(木) 10:03:09 HOST:i125-204-92-164.s11.a046.ap.plala.or.jp
慧斗さん>>
ごめん!忘れてた!
柊一も昇も一人称「俺」だョ
…あと、あの二人も天音の奴にこき使われまくってるから、多分怖気づくことはないと思う…
何かごめんね、文句だらけででして…
157
:
彗斗
:2012/08/24(金) 16:13:51 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
ピーチさん>>
いやいやいや!! 口調は確かに分りましたけど人の命も懸かってる上に自分の世界まで消されかけてたんですよ!? 流石に喧嘩を吹っ掛ける様な人でもそれは流石に無いのでは!?
…と言いたい所ですが確かにこの二人なら…あり得そうww
色々と恨みとかを影で持ってそうだし(笑)
158
:
彗斗
:2012/08/24(金) 16:57:21 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
第45色 地の底に住まう怪物
…ここは何処かも分らない地面の中…底は何時も暗く光など差し込む余地も無い。
…だがコイツは生きている。日の光に頼らずに…赤黒い体をした木の怪物が…
「……………………………」
この化け物は唯々、ある時を待っていた。解き放たれる時を…静かに、そして言葉も発さずに…待っている……滅亡の宴が始まる時を…
「……もう少しね。この怪獣が完成するまで…」
ここに来たのは一人の女…では無い。「女」の姿を象った機械的な自立可動人形だ。
顔は申し分無いぐらいに整っている上スタイルも文句の付け様が無い。だが腕と足は人間の物では無い。血の色に染まった鋼鉄の足、そして腕。足と手の指は自分の顔の何十倍もある血痕の付いた大きな鉄の鎌となっていた。
その姿は簡単に言い表せば…
――人間の手足を恐竜の手足に付け替えた様なアンバランスな人形である。
「おやおや、これはこれはルミナス様ではありませんか。いかがなされたのですかな?」
影からスッと現れたのは大体三十後半の年齢の男だ。ルミナス…と呼ばれるその人間の女にも似た奇妙な人形は踵を返して話しかけて来た男に向った後、こう言い放った。
「…夢幻博士、何の用ですか? 私はウォーミングアップの為にここまで試しに歩いて来ただけですが…何か?」
その口調が不機嫌そうに聞こえたのか夢幻は…手を胸の部分で小さく振りながら
「おっと、機嫌を損ねてしまいましたかな? それなら申し訳ございません。いや、何分御耳に入れたい事がございまして……」
そう言いながらルミナスにコソコソと耳打ちをした。…また何か良からぬ事を考えてでもいるのか…聞き終わった後ルミナスはニヤリと妖美な顔を少し歪ませてクスッと笑った。
「成る程、そうでしたか…それを私の耳に入れる為に…ご苦労様でした」
そう一言言い終わったあと夢幻は軽く一礼してからその身を暗闇の中に消し去った。後に残ったルミナスは…笑いが止まらない様だ。
「フフッ、まさか聖闘士及び紫水晶の討伐命令が下るとは…統率者(マスター)も粋なはからいを致しますね。……さぁ、無駄話はこれ位にして狂乱の宴を始める準備と致しましょうか…この化け物に捧げる破滅の祝宴を…」
チラリと横目で怪物を見た後、ルミナスは逆の方向に折れ曲がる足を動かしてその場を去って行った…そして、その場には…怪物と後一人、残っていたのだ。
「……ふ〜〜っ! 危ねぇ危ねぇ…あの綺麗とも怖いともにつかぬ姉ぇちゃんに捕まったら…俺、今頃どうなってたかなぁ…。ま、それはともかく脱出脱出〜っと…」
その後その人物は手元にあったボタンを押しその場から消え失せた……
159
:
ピーチ
:2012/08/24(金) 17:18:31 HOST:nptka103.pcsitebrowser.ne.jp
慧斗さん〉〉
うん、昇なら余裕でやりかねないよw
人の命とか、昇には関係無いからねー
柊一だったらそれなりの対応するかもだけどw
基本的に性格は昇と天音が似てるw
160
:
彗斗
:2012/08/24(金) 17:24:09 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
ピーチさん>>
でも、流石にこっちの方は仲間の命付きの条件だったら頷かせる事ぐらいは…出来る(多分)
…何か…急に怖くなってきた…天音ちゃんとか昇君とか…ついでに柊一君も…ww
161
:
ピーチ
:2012/08/24(金) 17:34:32 HOST:i125-204-92-164.s11.a046.ap.plala.or.jp
慧斗さん>>
うん、いくら仲間とは言え絶対頷かないよ。少なくとも天音と昇は。←柊一はわかんない((汗
うーん…柊一は多分すぐ折れるな、と思って折れないからネww
怖いよ〜、ピーチキャラはw
162
:
彗斗
:2012/08/24(金) 18:29:37 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
ピーチさん>>
揃いに揃って全員怖い雰囲気ばっかり…いわゆる天音ちゃんは恐らく…お譲様で柊一と昇を召使いとしか見て無い様な気が……ww
163
:
ピーチ
:2012/08/24(金) 18:44:55 HOST:nptka206.pcsitebrowser.ne.jp
慧斗さん〉〉
うん、みんな怖いよーw
いやいや、一応仲間だから!
…うん、一応ネ
164
:
彗斗
:2012/08/24(金) 21:56:45 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
ピーチさん>>
あ…そこはあくまで一応なのね!?
仲間の意識が弱い様な気がするのは気のせい?
165
:
彗斗
:2012/08/24(金) 22:38:59 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
第46色 破壊の銀色
――ザシュッ!! バキィィン!!
…先程から尋常ではない量の轟音が屋敷の一角で鳴り響いている…
それもその筈、神が生み出した四つの人形なら…このような事もたやすいだろう。
「…っ! これは…不味い…!!」
人知れず呟いた暉は即座にその場を離れた。そうでもしなければ…たちまちににして「クサナギ」の放つ轟撃のハチの巣にされていただろう…
(ターゲット撃墜失敗 直ちに射撃準備に入ります)
機械音が聞こえたと同時に暉は駆け出した。クサナギは轟撃を行った後、暫くの間だけ弾の装填時間が必要となる。その隙をつく為に暉は一撃に全てを込めようとしたが…それを許しはしない上空からの強襲者が居た。
「……!!」
暉が声を上げる暇も無く強襲者は暉の目の前に躍り出て来た後……
――グガアアアァァァァァァァァァァッ!!!
凄まじいまでの轟音を暉に向って零距離で轟かせた。勿論不意を突かれた暉は轟音の余りの大きさに耳を塞ぐ。だが相手は声が聞こえない集団、轟音をもろともせず進んで来る一人の大きな銃と剣を携えた死の影が近づいていた……
「………っと!!」
暉は直撃スレスレの所で死の影が放った銃弾と剣撃を避け一時距離を取る……がここにも魔の手が忍び寄っていた。どうやら暉を休ませる気は毛頭ない様だが……
――ボズゥゥン!! ガズゥゥゥン!! ギュウィィィィィ!!!!!
突如として土に塗れた二つの塊が顔を出して暉に両腕に装備されているドリルで斬りかかって来た!!
「なっ………!!」
流石の暉もこの障害には反応できなかった。と言う事は…物理に従って二つのドリルに挟まれてミキサー状の肉の塊となる……所だったが寸での所でそれは免れる事が出来た様だ。
「ウイング・ソーサー!」
羽の形をした刀の雨嵐が天を襲った二つの影にのみ降り注いだ。…が、肝心の暉には綺麗に当たっていない。
「…暉、もう少しまともな戦いは出来ないのか? これではまだまだ立ち向かう事すらできないぞ」
呆れた様な声を出しながら空から降りて来たのは…かつて絶の配下であり七人の中で一番主人に忠実だった鷏だったのだ!!
「…!! 鷏!? 一体どうしてここに…」
「……なぁに、一人増えても同じだ! 行けぇ! 野郎共!! 奴等を肉ミンチにしてやれ!!」
ギ―クは恐れる様子も無く駆動人形を鷏達に向けて走らせた。……が
「…果たして…そいつは如何なのか…試してみるか?」
――バギィィィン!!!
何と! 一番弱いデュラフはおろか頑丈で装甲がとても重いクサナギまでもがいとも簡単に弾き飛ばされてしまったのだ!! まるで見えない壁にぶつかった様に……
「……嘘…でしょ…? 一体何が……」
…だがギ―クはこの状況に何も驚いていない様だ。むしろほくそ笑んでいる様な感じもする位に笑っている。その時、ギ―クは冷静に鷏に向ってこう言った。
「……あばよ、少しは楽しかったぜ」
その瞬間、作られていた見えない壁の内側で大爆発が起こり中にあった物が全て…後形も無く消し飛んだ。
…そう地面もろとも……
166
:
ピーチ
:2012/08/24(金) 23:10:12 HOST:i125-204-92-164.s11.a046.ap.plala.or.jp
慧斗さん>>
あ、あはは、気のせい気のせい←言い聞かせw
いや、普通に仲間意識は高いよ?ただ普通にしてる時の天音の言い草とやらがまた凄くて((汗
167
:
彗斗
:2012/08/24(金) 23:54:47 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
ピーチさん>>
ふ…普通の時の言い草が…ですか……
…例えば…どんなのですかね?(ちょっと参考にもしたいので…)
168
:
ピーチ
:2012/08/25(土) 00:22:13 HOST:i125-204-92-164.s11.a046.ap.plala.or.jp
慧斗さん>>
普通にしてる時かー…
例えば昇が
「お前なぁ!?」
って言ったら、天音が即座に
「うるさい。黙っててくれる?そうじゃなくたってあんた程うるさいのは珍しいんだから」
みたいな?
他にも聞きたいことあったら聞いてネーw
169
:
彗斗
:2012/08/26(日) 10:17:25 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
ピーチさん>>
ふ…普通でそのレベルなんだ……
…それなら怒ってる時は…さぞかし怖いんだろうなぁ……
170
:
彗斗
:2012/08/26(日) 10:55:09 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
第47色 狙撃手と戦神と凶竜
「まず隙を作る! 各自配置に付け!! フォーメーション零だ!」
その後、サツキの声に反応して各人がクロードと争っている絶を取り囲むように円陣を作った。
その直後サツキは片手を上げ、振りかざすと同時に声を挙げた。
「集中砲火! 放てぇ!!」
その瞬間四人全員の大砲が一斉に火を噴いた。その轟音に気が付いたクロードはすぐさま飛び退き状況が理解できていない絶のみがその場に残った…
その直後…大爆発が爆音と共に巻き起こる。
――ドガァァァァァァン!!!!
確かな手ごたえはあった、確実にヒットしている……筈だった。
「外殻」が固すぎたのだ。そこには二つと並ぶ事は無い天下無双の凶竜が立っていたのだ!
「おいおい…これは一体何の冗談だ? そろそろ帰りたい所何だが……」
サツキがそう呟いた瞬間、黒い炎が四方向に同じタイミングで飛んで来た!
「ちっ…!! 皆、避けろ! 当たったらひとたまりも無いぞ!!」
「わぁっ!!」
「キャッ!」
「おっと…危ない危ない…」
間一髪、後数秒だけサツキの指示が遅れていたら直撃は免れなかったに違いない。
その時メテオはサツキに変な事を言い始めた…
「四つ…四つだ!! 首が四つあるぞ!!」
メテオまで…何を言ってるんだ? と思いながらサツキは煙の中に視線を合わせた。…と同時に絶句してしまう。
「………全く、何処のどいつだ? 人間を大怪獣(バシリコック)にしたのは……」
サツキが見たのは…ティラノサウルスの頭が四つ付いた巨大な化け物だったのだ……!!
この状況を…サツキ達は乱入者(ヴァルザー)と呼んでいた。ミッション中の予想だにしなかった登場、これは乱入して来る者がどんな大怪獣だったとしても気力を殺がれる。だが事前に何かが来ると言う情報は掴めるため装備は万全には出来るのだが……問題は乱入者の強さだ。
「ねぇ二人とも…この怪獣って…見た事無いよね?」
「そうですね。これ、この仕事が終わった時に本部に提出する報告書に写真と一緒にレポートを載せときます?」
「いやいやいや…その前に倒すのが先でしょ!?」
この状況でもすかさずユウの言った事にミオがツッコミを言い始める…乱入には相当馴れている様だ。暫くしてクロードを連れたサツキが合流した。
「…この状況、明らかに不味いな。如何する。」
「それは決まっている。コイツを倒して生きて帰るだけだ!!」
その言葉に反応する様に怪獣もサツキ達も戦闘態勢に入る……
今まさに生きるか死ぬかの死闘(デス・バトル)のゴングが鳴り響こうとしていた……!!
171
:
ピーチ
:2012/08/26(日) 11:05:42 HOST:i118-18-142-51.s11.a046.ap.plala.or.jp
慧斗さん>>
うん、普通でそのレベルw
怒ってる時なら番外編で書いてるよ?竹箒をバキッといっちゃうw←天音編だけどw
良かったら載せようか?
172
:
彗斗
:2012/08/26(日) 11:28:14 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
ピーチさん>>
バキッといっちゃうんだww それもあの固い固い竹箒を…(笑)
載せて欲しいです! 色々とまだ分らない事があるので……
173
:
ピーチ
:2012/08/26(日) 11:31:44 HOST:i118-18-142-51.s11.a046.ap.plala.or.jp
慧斗さん>>
うん、いっちゃうの。あの固い固い竹箒をww
らじゃーw
んじゃまず昇編から載せとくねー
あ、それと新小説書いてるから、良かったら目通してみてネw←気が向いたらw
174
:
彗斗
:2012/08/26(日) 21:55:31 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
ピーチさん>>
もう既に新小説の方も拝ませて頂いておりますm(_ _)m
……あ、そう言えば恋話の件について、ペアの方を少しだけ…1〜3回目までをちょこっと公開です☆
一回目 ノゾミ&ハヤテ
二回目 アスカ&コウ
三回目 ナルキ&???(え!? コイツ!? って言うぐらい自分では意外な人だから隠しておく☆)
話しの内容はまだだけど他にもナギサもダンも…一部を除いて基本的に皆をいろいろくっ付けて行くからお楽しみに☆
175
:
彗斗
:2012/08/26(日) 23:21:22 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
第48色 音速と轟冥の乱華
「ちっ…何だ…!? あの速さ!!」
此方は…ハヤテとアスカがいる戦場。相手はハヤテの音速魔法を遥かに超える光速魔法の使い手「隼」。弾丸さえも避けきってしまう彼女の速さにハヤテは困惑していた。
「…まさかここまで腕を上げるとはな…自分の腕も落ちたものだ…!!」
「貴方の動きが私には手に取る様に分る……この勝負、私が貰ったわ」
ハヤテはいきなり横に現れた隼に横蹴りを浴びせられる。これはいくら体が頑丈だからとは言えかなり衝撃が大きい。
「ガハ……ッ!! これ位…なん…!」
殴られた仕返しにと拳を付きだすももうそこには隼の姿は無い。一瞬で今度はハヤテの後ろを取っていたのだ!
――ガスッ!
「うわっ!?」
今度は足を掛けて来た。不意打ちを喰らったハヤテはそのまま反動を殺せずに数メートル前に吹っ飛び、受け身を取りそ損ねて更に2〜3メートルぐらいズザザザザ……と地面を滑走していた…
「……いっつつ…」
――カチッ カチッ
短い二つの機械音が聞こえたのを見てハヤテはスッとその方向に首を動かすと…
そこにはハヤテの銃を抜き取った隼がハヤテのこめかみに銃口を当ててハヤテを見下ろしていたのだ
「チェックメイト。貴方の負けね、ハヤテ」
冷たく澄んだ声を聞いた時、ハヤテ自身も心の中で負けを覚悟していた。
そして……隼は薄笑いを浮かべながらピストルの引き金に手を掛け……
――ドン! ドン!
二丁の魔法銃でハヤテのこめかみを撃った……が撃った所を見た隼は絶句した。
何故なら、鉄色の刃が銃口とハヤテのこめかみの間に挟まっていたのだ!! そのお陰でハヤテは襲撃から逃れられたのだ。
…と後ろから不意に刃を首筋にあてがわれる。…と、同時に少し笑いを含んだ少女の声が聞こえて来た……
「へぇ〜…魔法使いさんはこんな戦術が使えるんだ…でもこの状況になると…流石に無理なんじゃない?」
「ふふっ……言わせておけば…面白い事言うじゃない」
その言葉を言い終えた瞬間、アスカの手の内から隼は一瞬でするりと向けだしていた、……がその立っていた場所に足を止めた瞬間、地面が崩れ去ったのだ!!
「……っ!」
「ははははは……まさかこうも簡単に落とし穴なんかに引っ掛かるとはね…正直な所、アスカちゃんの洞察力には感服するよ」
そう言いながらハヤテは笑っているものの瞳は完全に笑っていない。表情は笑い、だが瞳には明らかに怒りの色が滲み出ていた…
「お前に天誅を下してやるよ。覚悟しな」
もうこの時点で最早、いつものハヤテでは無い。完璧に怒っている。
ハヤテは落ちていた銃を手に取りされた時と同じ様に隼のこめかみに銃口をあてがった。そしてその後…短く隼にこう告げた。
「お前は…一生地獄で己の犯した罪を数えてな!!」
その後、断末魔の叫び声がその辺り一帯に木霊した……
176
:
ピーチ
:2012/08/27(月) 08:04:52 HOST:i118-18-142-51.s11.a046.ap.plala.or.jp
慧斗さん>>
え、マジ!?ありがとー!!
……っていっても見事に駄文だけどネw
こいつ!?ってくらい意外な人!?
え、それって恋愛に全く不向きな人ってこと?
177
:
彗斗
:2012/08/27(月) 11:21:56 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
ピーチさん>>
いやいや……新小説の方は駄文じゃなかったですよ。それに全く新しいですし斬新ですね☆
素直じゃないしあまり人と会話もしない…これは即ち恋愛に関して完璧な不向きですね(笑)
それにナルキとアイツが真っ赤っかになってる場面も書きたくなったもので…
178
:
ピーチ
:2012/08/27(月) 15:30:09 HOST:i118-18-142-51.s11.a046.ap.plala.or.jp
慧斗さん>>
めっちゃ駄文のあれのどこがいい!?
…うん、まぁ斬新だとは思うけど←前々から書いてみたかったというw
……完璧をつける不向き、どんだけだよw
あ、天音と柊一も一応くっつけるつもりだョ☆←接し方変わんないながらにw
……それと、明後日までpc禁止令が出た((泣
明後日まで読めないですごめん!!
179
:
彗斗
:2012/08/27(月) 15:46:50 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
ピーチさん>>
Oh my god!!
明後日まで読めないですと〜!? PC禁止令は何処見ても絶対あるんだね〜。てっきり私の家だけにあるのかと…
完璧を付ける…ってか元々恋愛の二文字に縁が無いんだよw
あまり異性と喋ったりしないのもその要因。それともう一つ、相手が相手だしね、男を見る目が無いのか選んだのがノゾミのお兄さんのナルキってww
多分、年上好みなんですよアイツは……うん。←(一人だけで納得ww)
180
:
月波煌夜
:2012/08/27(月) 16:27:26 HOST:proxyag061.docomo.ne.jp
イルゼの説明ですー↓
イルゼ=ミルフルール
ソフィアの実姉。
肩まで伸ばした銀の髪に淡い空色の瞳の女性。
その神秘的な美しさはレオンに妖精と形容されている。
二十歳で、ルイーズの家庭教師(ガヴァネス)に就任した。
言葉はキツいものの心根は優しく家族思い。
しっかり者で、頼りにならない両親の代わりに没落寸前のミルフルール伯爵家の復興を目指している。
一人称は「私」。 基本はソフィアに似ているものの、はっきりしていて物怖じしない口調で話す。
レオンとはお互い名前(または愛称)呼び捨て。
敬語は抜けないにせよ、レオンのことは少なくとも悪くは思っていない御様子。
181
:
彗斗
:2012/08/27(月) 17:08:39 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
月波さん>>
言葉がキツイかキツイのか…ギ―クの鬱要素が天音ちゃんに続いてまたまた出現かww
これはこれでギ―クがどの位のレベルの鬱になるか楽しみだw(黒笑)
では早速試しに出してみると致しましょうか!! 添削等があれば宜しくお願いしますm(_ _)m
182
:
彗斗
:2012/08/27(月) 17:31:55 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
第49色 神の采配と青龍の巫女
ここは雰囲気からして神聖な場所。神棚に供物、そして……総重量が4キロぐらいありそうな量の和服の着物を着こんでいる長い紫苑色の髪を持った少女が…ここに一人じっと目を閉じひたすら瞑想をしていた…その時、後ろからスッと使いがやって来て小さい声でその少女に耳打ちした。
「…アキ様。隠密に何者かから書状が届いております」
「……? リョウ達からかしら? いいわ読んでみて」
アキ。それがこの少女についている名前である。彼女の本名は「折谷 晶」。雰囲気から察してもわかる通り彼女のしている仕事は……「巫女」だ。
「手紙の内容を簡単に申しますと……『今すぐこっちに来て欲しい』との事でございます」
差出人は…不明ね。リョウからの手紙なのかしら? と手紙を見ていたアキは胸中で呟いた。アキには少しだけ分っていた……これは神からの特別極秘指令だと……
「今から少しの間だけ留守にするわ。もしもここに来る人がいたらそう伝えておいてね」
「了解いたしました」
アキは即座にむさ苦しい四キロ位ありそうな和服から動きやすい服に着替える為に一人で部屋に入る……そして何処にでもいるピンクのワンピースとベージュのショートパンツ、そして頭には青藍色に輝くゴーグル掛けている……と言った服装にあっという間に着替えて出て来た……その間わずか5秒という驚異的なスピードで…
「それじゃ、行ってくるわ。神様の思し召しの通りに……ね」
少女は片手のバックを肩に提げ、側近の侍女に片手を上げてから時空門を越えて向こう側の世界へと旅立った…がすぐに戻ってきた…かなり慌てている様だ。
「忘れ物!! あ〜危ない危ない…フェンリル達を忘れる所だったわ……」
と言いながらアキは、奥へと引っ込んで行く…そして不満そうに頬を膨らませている…銀色に輝く小型の犬の様な生物がアキの両腕に抱かれていた…他にも銀の鱗を持つ蛇と鉄の様な色の羽を持っている小鳥が付いて来ていた……そして何か忘れ物は無いかと確認した後、肩に下げているバッグを掛け直し…
「それじゃ、今度こそ行ってくるから。後は二人とも、宜しくね」
「御意」
「わかりました。それではお気を付けて……」
側近の二人が声をかけ終わったと同時に片手を上げてまた時空門の中へと消えていく……そして今度こそ帰って来る事は無くそのまま時空門の扉が閉じた……
183
:
ピーチ
:2012/08/29(水) 13:39:03 HOST:i118-18-142-51.s11.a046.ap.plala.or.jp
慧斗さん>>
ごめんごめん!!ほんとにごめーんっ!!
あ、お願いがあるんだけど…
天音の友達としてもう何人か出していいかな?
……それ出したら絶対に敵も登場する羽目になるんだけど……
いーでしょーか?
184
:
彗斗
:2012/08/29(水) 15:32:48 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
ピーチさん>>
お? それは奇遇でしたね!
実は…話の方にシナリオ追加がありまして…他にもチラチラ出ていた御一行様も・・・と思っていたんです☆
此方からもお願い致します!!
185
:
彗斗
:2012/08/29(水) 16:50:39 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
第50色 銀の妖精と最凶の壊滅者
「………………」
「………………」
「………………」
ここにいる全員が…黙っている。唯、ひたすらに黙っている…何故か沈黙が続く……とその時、
「…ん? この声、誰かがソフィアを呼んでるんじゃないのか?」
突然、廊下から聞こえて来た声。この声にはソフィアもシェーラも聞き覚えがある様だ。慌てて扉を開けてシェーラが廊下に飛び出していった…後、一人の女性を連れて来た。銀色の髪に淡い空色の瞳、男性なら間違い無く彼女を見た瞬間、息を呑む様な妖精だった……。が、生憎な事に、ここに居合わせたこの馬鹿男には女性を見る目は無い。興味もなさそうな視線で目の前に居る女性を見ていた……
「やっと見つけたわ!! 大丈夫だった?」
…どうやらソフィア嬢の親族だな。 と抱きあっている二人を見てデルトは胸中で呟いた。
そしてその女性がこっちに視線を向けた。……何故か彼女に警戒されている…様な気がする。彼女から放たれている視線が妙に痛い…。何が来ても良い様にデルトが身構えると同時に彼女に向ってデルトは自己紹介も織り交ぜて聞いてみた。
「…おっと、失敬。俺はまだ名乗って無かったな。俺の名はデルト。今回だけだがソフィア嬢の護衛をしてるんだ。…ま、それでも警戒を解かないならそこのメイドのお嬢さんとかに聞いてみたらどうだ? 俺が全部話したら嘘っぽいだろ?」
とシェーラを指差しながら目の前にいる女性に説得してみる…。と、気を利かせたのかどうかは知らないがシェーラがその女性にこれまでの経緯を簡単に話し始めた……そしてひとしきり説明が終わった後、その銀色の妖精は小さく頷いてからデルトに向かって話しかけた。
「失礼致しました。何しろ屋敷からいつもとは違う大きな音や爆発がしているという物で……大体の事情は分りました。後、私の名を言っていませんでしたね。私を呼ぶ時は「イルゼ」とでも及び下さい。因みに私はソフィアの姉です。」
その女性…イルゼは軽く一礼した。
…なるほどな…だからよく似てるのか。…ま、瞳の色は除いての話だけどな… とデルトはまじまじとイルゼを見ていた……。と、一つ疑問が浮かんできた。その事についてイルゼに尋ねてみた。
「……ところで…イルゼ嬢。アンタは一体どこから入って来たんだ? 屋敷の門は兵士との戦闘で崩れ去っていると言うのに……」
「あ…えっと…信じてくれますか? 私が今から言う事を……」
デルトは軽く頷いた後、何かが起こってはいけないと思いイルゼに視線を向けた。その後、イルゼは…少しためらった後ポツリとある一言を口にしたのだ。
「…ここに連れて来られたんです…何かあってはいけないから…と「ロイダー」と名乗る人物に……」
「なに…っ!? 一体どういう事だ!? アイツが…だと?!」
彼は数年前、ノゾミや自分達、そして七聖徒によって…この世から抹消された筈…今更生きていたなどと虫が良過ぎる話である。いくらメンバー随一のポンコツ頭を持っているデルトも流石に鵜呑みにはできなかった。
「おいおい…そりゃあ…あれだ。何かの聞き違いだろ? そんな奴、此の世には……」
「ちゃんと私の耳で聞きました。それが証拠です」
イルゼは一見して怖い雰囲気しかしないデルトに向ってキッパリと言い放った。初対面ならばノゾミ達でさえもタジタジする人物に向って……ハッキリと言い放った。
「へぇ…ここまで強気で言うとは思わなかったぜ…ましてや初対面の俺に向ってとはな……度胸は据わってるな。イルゼ嬢」
そう言ってから懐から取り出したグラサンを掛け、イルゼをジッと見ていた…もうその姿は何処にでもいる不良にしか見えない……とその時、姿こそは見えないが女の声がした。
「こ〜ら〜!! また女の子をいじめてる! いい加減その不良の格好止めなさい!」
「…ちっ! セイラか……うっとくてうっせぇのが来た…」
デルトがそう苦々しく呟いた時、閉め切っている筈の部屋に風が吹き、白群とも呼ばれる灰色がかった髪の女性がデルトの目の前に現れた……
186
:
ピーチ
:2012/08/29(水) 18:15:26 HOST:i118-18-142-51.s11.a046.ap.plala.or.jp
慧斗さん>>
え、マジ?じゃーめっちゃ長くなるけど載せとくねーww
・神矢 めぐみ…妖術師という特殊な能力を持った人間。相棒(パートナー)のゆうきや、弟子のみなみと仲が良い。近所では、術者と言うよりも変わった医者だと認識されている。
・神村 みなみ…めぐみの弟子。自由気ままな師匠に振り回されながらも、何とかめぐみについて行っている。
・神園 ゆうき…めぐみの小学校の頃からの親友。妖術師ではないが似たような能力(ちから)を持ち、めぐみの助手のような存在。
・神水 秋奈……めぐみの師匠(せんせい)。小学校の頃から妖の類に狙われやすかっためぐみを守る形で、軽い結界を張っていた(小学生の時限定)。
・香蘭(こうらん)…めぐみが偶然拾った自縛霊。生前に見鬼(けんき)の才があったため、色々な所で呪殺の方法などに使われてきた。
・操鬼(そうき)…めぐみを狙っている妖。本当はただの浮遊霊だったのに、アクアに才能を見込まれ、妖に魂を売った。
・アクア…神矢家の「選ばれし者」であるめぐみを、操鬼に狙わせ、その能力を取り込んで完全体になろうと目論んでいる。
……いつもいつも、長くなってごめん…((泣
187
:
彗斗
:2012/08/29(水) 20:23:37 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
ピーチさん>>
そんな事は無いですよ。これで……頭の中にあるシナリオが全部繋がりましたので…ありがとうございます!
あ…それと恋話は…もうそろそろ…かな?(多分)
楽しみにしててねー☆
188
:
ピーチ
:2012/08/29(水) 22:10:35 HOST:i118-18-142-51.s11.a046.ap.plala.or.jp
慧斗さん>>
え、そう?良かったー!
あ、先に言っとくけど、いくらあの天音の友達(親友)とは言ってもあいつみたいに口悪いわけじゃないからね!?
神矢先生も龍因様も!←みなみと秋奈さんに至っては年齢違うし、香蘭は幽霊だし操鬼やらアクアやらは敵だしww
神矢先生は同じ学校の同級生にはめっちゃ態度冷たいけどw(龍因様はそんなことありませぬ!)
189
:
彗斗
:2012/08/29(水) 23:38:38 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
第51色 貴公子の最後の切り札と黒い喰龍
今、目の前にあるのは…重厚な構造になっている扉。
ここは…彼、シュオンの屋敷の一角にある…いわゆる「実験施設」である。
「…出来た! これを…デルトに…渡さないと」
シュオンが大事そうに抱えてるのは…明らかに変な色…差し詰め鮮やかな薄紫と言った所か…これをデルトに渡して一体何になると言うのだろうか…
「……出来たみたいね。あの不良に頼まれていた例のヤツが…」
…といきなりシュオンの後ろから話しかけて来たのは…薄っすらと笑みを浮かべたの様な風貌の女性だった。身長はシュオンが子供の様に見えるぐらいの高さだ。
「ありがとう。君がこの薬品の詳細を教えてくれなかったら…出来て無かったよ。えっと……」
「アテナよ。私の名前、ちゃんと覚えておいてね」
この妖精の様な風貌の女性の名は…「空虚神 アテナ」。どうやら他の3人を待てなかったのか、一足先に抜け駆けしてやって来た様だ。一体全体、薬品の何に関する知識をシュオンに垂れ流したのだろうか……これから犠牲になるであろうヒースが特に苦労しそうである。
「……でもこれって…言われるがままに作ったのは良いけど…何に使うんだい?」
「……ま、それはアイツに聞いてみた方が早いと思うわよ? 私、知らないから」
何と無責任な神なのだろうか…教えるだけ教えておいて後は知らないとは…サラリとさりげなく無責任な発言をしている事にシュオンは……
「…ま、それもそうか…取りあえず急ごう」
(あら…意外に口車に乗せやすい子ね。……フフッ。もうちょっと遊んでみようかしら?)
全く気が付いていない様だ…全く、アテナの口車には誰も歯が立たないのだろうか…いい年こいて悪戯好きとは…本当に厄介なものだ…
「……………………………………ギュ」
その時、天井に張り付いていた黒い影…この存在にシュオンもアテナも気がつく事は無いまま通り過ぎていった…
「……ギギギギ…」
その異形の黒き影は…シュオンを見るや否や即座に追い駆け出した…何も音を立てず…且つ潜んでいたその場所に黒い塊を残して……その化け物の名は…
――鬼喰龍 イースト
この怪物は…視界に捉えたシュオンを喰らい尽くす為だけに…後を追っている…黒い喰龍である。
190
:
ピーチ
:2012/08/30(木) 00:21:40 HOST:i118-18-142-51.s11.a046.ap.plala.or.jp
慧斗さん>>
……シュオン様、一体何作ったんですかい…
ってゆーかシュオン様あぶないって!!!
………まさかとは思うけど、シュオン様が抱えてる薬品が原因ってわけじゃないよネ?
191
:
月波煌夜
:2012/08/30(木) 09:15:01 HOST:proxy10079.docomo.ne.jp
>>彗斗さん
イルゼも登場しましたね!妖精さん!
シュオンが何作ったのか気になるところです←
…あ、あのシュオンを口車に乗せるとは神様すごいですね…。
笑顔と腹黒さと舌戦なら無敵のシュオン様が\(^o^)/
あと「何に使うんだい?」は「何に使うの?」にした方が良いかなーとちょっと思います!
ソフィアと出逢ったころのちびシュオンをイメージすると、シュオンの口調はやりやすいかもです。
化け物かー。
シュオンは気配を察知して避けるのは得意だけど決して強くはないからなー(´・ω・`)
いざとなったらナイフか爆弾で頑張れ(^-^)/~~
192
:
彗斗
:2012/08/30(木) 13:20:23 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
ピーチさん>>
気が付いちゃった?
直接の原因はやっぱりシュオンなんですww
でも安心してね。コイツは見た目がグロいけど『あれ』だから……最終的に『あれ』になっちゃうから、シュオンにお馴染みのあれで…ww
月波さん>>
アテナの口車の術というよりは……さりげなさすぎると私自身は考えてるww
何の薬品を作ったのかはお楽しみ☆ でも…作ったまでは良いんだけど…予想外の事態なっちゃったんよね〜…(それはあの怪物の事)
まぁ…実を言うと…シュオンはコイツに対しての耐性は持ってる筈だから…多分大丈夫だと思うよ…
でも…ゴメンね? 口車女がいらん事を吹き込んで新しい知識を教えちゃって……ww(ヒースが本当に後々大変そうだww)
193
:
ピーチ
:2012/08/30(木) 14:04:14 HOST:i118-18-142-51.s11.a046.ap.plala.or.jp
慧斗さん>>
そりゃ気付くよー!?
…………シュオン様、お願いだから直接の原因作んないでー!!
シュオン様お馴染みの……予想じゃなくて確信があるのはナゼダww
194
:
彗斗
:2012/08/30(木) 14:13:54 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
第52色 忍び寄る黒い影
「…ねぇ…さっきから…何かいない?」
「気のせい気のせい。チャッチャと行かないと…アイツの驚く顔が見れないよ♪」
シュオンは何かいると言っているがアテナは何も気にとめてもいない様だ…
試しにシュオンはフッと歩を止めて後ろを見てみた……が
(何もいない…? おかしいな……)
と前に向き直った時、先に角を曲っていた筈のアテナが真っ青な顔で後ずさりをして来た……
「ちょ…ちょっと…アンタの屋敷にはこんな化け物が居るの……!?」
「えっ…? 今なんて…!!」
アテナがシュオンの方向に駆け出したと同時にアテナを捕食しようとしていた黒い波が屋敷の壁に激突した。それもよく見ると…目は見当たらない小さい生物の集団の様だ。口には異常な量の鋭い歯が並んでいた
「え…!? ちょ…ちょっとまっ……」
薬品を抱えたままシュオンは反対方向に向って全速力で走りだした。…と同時に懐からポロッとアテナに教えてもらった試作品の爆弾が落ちてしまったのだ!
「あ! 試作品の爆弾!!」
「ちょっと! アンタは自分の命と試作型の爆弾のどっちが大事なのよ!!」
すぐさま拾いに行こうとしたシュオンを何とかして引き戻し全速力で走りだす。
……と怪物に異変が起こった。追い駆けて来なくなったのだ…
「ね…ねぇ。何故か追い駆けて来ないんだけど…どうかしたのかな?」
「そんなの知らないわよ!! 取りあえずむこうの角で様子を見ましょう」
アテナは綺麗に角を曲った後、スッと姿を隠しながら怪物の様子を見てみた…
と次の瞬間目を疑う様な光景を目にする。あの小さく黒い怪物は急に爆弾を貪り始めたのだ!!
「……何あれ…爆弾食ってる……」
幾つもの使者を見て来た冥国の女王アテナも流石にこの光景は信じられなかった様だ。だが一方でシュオンは……変な所に気が行ってしまっていた…
「お? あの生き物小さいの一匹で良いから欲しいな……」
「え? 小さいの一匹? じゃ…じゃあ…まさか……」
胸中に妙な感覚を覚えたアテナは恐る恐る後ろを振り返ってみた……するとそこには…
「……ギィ」
今、アテナの目の前には……シュオンが欲しがっている小さい化け物の何十倍もの大きさのモンスターが居たのだ!!
「ギャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!! シュ…シュオン!! 逃げるわよっ!!」
アテナはもうパニック状態だ…シュオンの後ろ襟を掴んだ状態のまま動こうにも動けない……黒いモンスターの親子に挟まれているからだ。
「お〜よしよし…結構可愛いよ? もう僕になついてるし…」
「……………え?」
アテナは状況整理がついていない…何しろいきなりだったのだ。いきなり目の前に黒い塊が落ちて来て一気に波へと姿を変えて襲いかかって来たのだから……パニックにならない方がおかしいだろう……特に得体のしれない化け物を可愛がっている人物などもっての他、論外だが………
「どうやらこの子達は僕が偶然作っていた薬品と爆弾がお目当てだった様だね。勿論の事そのアテナの目の前に居る親も…か。じゃあ仕方ないな……」
「じゃ…じゃあどうするって言うのよ!!」
完全に驚かされたショックで腰が抜け涙目になっているアテナ。流石に王女とは言え女性にはこの怪物のインパクトが強すぎた様だ……
「当然、この子達の為にまた爆弾を作るのさ。しかも…今度はちょっとした強化バージョンをね……」
シュオンは抱えていた液体を見ながら嬉しげに呟いた……一体何をしようと言うのだろうか……明らかにこの生物を面白半分で実験台に使っているとしか思えないのだが……。
「……変態王子」
アテナは怪物たちを連れて研究室に戻るシュオンに向ってそう呟いた後シュオンの後を追い駆けた……
195
:
彗斗
:2012/08/30(木) 14:19:07 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
ピーチさん>>
ま…まぁ確信って言うかお馴染みですから。いつもしょっちゅう乱用してますからww
結局の所…原因はシュオン様がお忍びで作っていた新作の爆弾に群がっていたようですww
これで少しは爆弾作りに懲りたでしょうかww
196
:
ピーチ
:2012/08/30(木) 14:46:10 HOST:i118-18-142-51.s11.a046.ap.plala.or.jp
慧斗さん>>
いやいやいやいや!?それはないでしょー!?
………シュオン様が爆弾作りに懲りる所を、何気に見てみたいと思った。←今w
197
:
彗斗
:2012/08/30(木) 14:53:42 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
ピーチさん>>
確かにww
何気に懲りてる所見た事無いよねー。
しかも今度は化け物使って実験しようとしてるしww
今度、月波さんに爆弾系に懲りたシュオンの話を書いて貰おうかな?(笑)
198
:
ピーチ
:2012/08/30(木) 15:21:30 HOST:i118-18-142-51.s11.a046.ap.plala.or.jp
慧斗さん>>
だよネーw
……化け物使っての実験は、生みの親(つっきー)が泣きそうww
あ、いーかもそれ!つっきーにお願いしてみよー!!
199
:
彗斗
:2012/08/30(木) 16:09:07 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
第53色 意外な決定打
「……でさ…アンタは一体何がしたい訳?」
アテナはシュオンがしている行動に関して一切理解できていない……
全く以ってして神にも理解が出来ない行動となると…する事は一つしかない。何とデルトに頼まれていた薬品と新型爆弾の合成をしていたのだ!!
「つまり…この二つを合わせてこの怪獣達の餌を作るのさ。それにこの爆弾にはちょっとした細工もしてあるし……」
と言いながら合成出来たばかりの爆弾を見返りなく怪物の群れにばら撒いている……しかも導火線に火を付けた状態で…もし爆発などすれば…間違い無くシュオンもアテナも仏様になってしまう……
「あ…あ…ちょ……!! 流石に火を付けたままは不味いんじゃないの!?」
慌てて止めるアテナを気にも留めず爆弾を撒き散らしているシュオン……ヒースがこの場に居合わせていたら…真っ青になっている光景だろう…
…とこの時、親子の体に異変が起こっていた!
「……ギュウウウウウ…!! ガァァァァァ……」
何と! 子供は見る見るうちに親と同じ姿となり親はさらに一周り巨大化したのだ! この光景は流石のサツキ達でも普通の表情は出来ないだろう……
一人で真っ青になっているアテナを無視してシュオンは一人でこの結果に満足していた。
「これは成功だね! 頼まれていた薬品を半分使ったかいがあったよ。それじゃあ…爆弾あげる代わりに…」
シュオンは怪獣の親子をぐるっと見回してからそのタイミングで言葉を切った後……怪獣の親子の反応を見る。
…怪獣の親子からは何でも言って下さい!! とでも言いたそうな雰囲気が漂っている……
その雰囲気を見てシュオンはある思い切った命令を下した……!!
「この屋敷に居る…悪い人達を退治して欲しいんだ」
その言葉を聞いた瞬間、大量の黒い波が屋敷に広がったのは言うまでも無い……
200
:
月波煌夜
:2012/08/30(木) 16:13:04 HOST:proxy10080.docomo.ne.jp
>>彗斗さん
そうきましたか!(笑)
シュオンが化け物を実験相手に選ぶとは…!
さすが彗斗さん!感服です!
変態王子が化け物にご執心ならヒースもジルも、命が繋がったね!……しばらくは。
ぎゃ―――!?
なんか今までで最難のリクがきたよー!?
実験に懲りるシュオンかー……ソフィアが関わらないと一生無理な気が←
201
:
彗斗
:2012/08/30(木) 16:25:38 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
☆あっと言う間に200レス到達記念☆
何故かあっと言う間に本作の倍のレス数になっている…と思う今日この頃、めでたく200レス到達いたしました☆
…いや、それがどうしたって訳では無いんですよ?(汗)
なんせならちょっとぐらいふざけても良いかなって……思ったりw(←常日頃ふざけてる人間が言う事では無いww)
…まぁ、到達記念のネタが尽きかけている事もあって((ぉい
今回はお気に入りのキャラアンケートを取ってみたいと思います☆
やり方はいたって簡単、ベスト3を書くだけで良いです☆
因みに一位になったキャラに関しての幕話を書く予定です☆
それではアンケートスタートです☆
202
:
彗斗
:2012/08/30(木) 16:31:39 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
月波さん>>
え……寿命が延びた…?
じゃあ…もしかして今まで半分死んでたって事ですか……?
…フフ、面白い事考えた…ww(黒笑)
203
:
ピーチ
:2012/08/30(木) 17:13:02 HOST:i118-18-142-51.s11.a046.ap.plala.or.jp
慧斗さん>>
お、200レスおめでとー!
あたしはノゾミちゃんが好きだなー、やっぱりww←どっかが天音に似てると言う理由ありww
204
:
彗斗
:2012/08/30(木) 17:22:49 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
ピーチさん>>
ノゾミに早速一票か…こっちのメンバーだったらてっきりハヤテかナギサ辺りかと思ってたけど…まさかノゾミが一番乗りww
ノゾミを気に入って頂けて本当にうれしいです☆
意外とキャラ作りには苦労していた方なので……
205
:
ピーチ
:2012/08/30(木) 21:14:46 HOST:i118-18-142-51.s11.a046.ap.plala.or.jp
慧斗さん>>
あ、そなの?ごめん期待裏切った?
だってノゾミちゃんって黒いんでしょ?←天音そっくりww
あたしもキャラ作りとか苦労するー!!
206
:
彗斗
:2012/08/31(金) 08:08:19 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
ピーチさん>>
いや…確かに黒いけど根は凄く優しい娘だから!
ちょっと黒い裏の部分が出ちゃってるだけだから!ww
何故ハヤテやナギサという予想になったのか…実は…主人公である筈のノゾミよりも地味に登場回数が多いからなんですww(←絶対にしてはいけないタブーをやってのけてしまいましたww)
そうだ! じゃあ…「一番立場が可哀そうなキャラ」は?
207
:
ピーチ
:2012/08/31(金) 08:43:03 HOST:i118-18-142-51.s11.a046.ap.plala.or.jp
慧地さん>>
………地味ながらに登場回数多い感じですか……
可哀想……ギークとかノゾミちゃんにあれこれ言われてるキャラ?←誰だよw
208
:
彗斗
:2012/08/31(金) 09:05:50 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
第54色 押し寄せる黒き波
シュオンの命令で放たれた黒い波は、瞬く間に屋敷中に広がりそれぞれの戦場まで呑みこもうとしていた……。
「…Σなっ…! なんじゃありゃ〜〜っ!!」
「きゃ〜〜っ! 急がないと呑みこまれちゃいますって!!」
隼を倒してすっかり油断していたハヤテとアスカ、そこにやって来たのは……シュオンの放った黒い波だった…恐らく隼の匂いやハヤテ、アスカの匂いを嗅ぎつけた為にここに大群でやって来たのだろう……その名の通り追い打ちとはこの事である…。
その時、何かを思い出した様な表情でハヤテは即座にこの言葉を口にした。
「…あっ! そうだ、俺にはこれがあるんだった!! フォームチェンジ! ドラグニルモード!」
ハヤテは、手にしていた大剣を天に掲げ呪文を呟いた…するとひとりでに大剣が宙に浮き始めたのだ! そして大きな赤黒い影、深紅の鱗、金に輝く大きな一本角、その姿は…間違い無い。「ストーム・ドラグニル」そのものだ。
「俺に早く乗れ! 早くしないと…骨だけになっちまうぞ!」
その言葉を来た直後、アスカは返事もせずに紅い深紅の龍に飛び乗った。
鱗ばかりで座り心地はあまり良く無い…だがハヤテは何の苦も無く紅い龍の頭に立っている……
(やっぱり魔法使いってすご〜い……何処かのグータラ男とはやっぱり違うな〜)
グータラ男とは……恐らくコウの事だろう…
そんな事はさておき…ハヤテは洞察力を駆使してある方向に目を付けた。その方向には…蒼い大きな怪鳥が何かを乗せて飛んでいる。
その姿を見たハヤテは即座に判別が出来た。
「ナギサ! そっちは終わったか!?」
その返答に答える様にナギサは右手の親指をピンと立ててハヤテに向ってウインクした。
(……なるほどな…それじゃあ後は…ダンとレンの所と…カイにカノンの所か…だが…)
暫く考えた後、ハヤテは…ハッと思い直して急いで方向を旋回させた。
「え…うわ〜〜〜っ!! もう! 急にどうしたんですか〜!?」
旋回した反動で危うく黒の波に振り落とされる処だったアスカは少し怒りながらハヤテに尋ねた。
…ハヤテはかなり焦っている様だ、屋敷を上空から見て必死になって探している…一体、何を探しているのだろうか……?
「あの……? ハヤテさん? 聞いてます? 一体何を探してるんですか?」
「あ〜何だその…この屋敷に実は…仲間がもう一人いてな…大丈夫だとは思うんだが…急に心配になってな…」
なるほど…そうだったのか… とアスカは納得しているのかそれ以上言及はして来なかった。そして…フッと屋敷の上空を見てみると……ナギサ達が乗っている怪鳥とは別に後……五体ほど宙を舞っている怪物がいた……緑に光るカマキリみたいな容姿の怪虫、黄色く光る鳳凰の様な神々しい怪鳥、黒く怪しく光る龍が居たり、白銀に光る雪の様に綺麗な龍が居てみたり…とアスカは絶句する他なかった…
「…………………」
最早、言う言葉も無い……ここに約六名を除いて屋敷の上空に集結したと言う事は……恐らく例の黒い波に敵だけが呑まれたのだろう……
「はははは……こりゃ偶然としか言いようが無いな。それじゃ…後はのノゾミだけか……」
化け物に乗っている全員を見た後、ハヤテは一つ大きな声で指令を放った。
「ノゾミ及びメテオの救出に向かう! その付近に人が居るのならその人達も救出する様に! じゃあ…行け!!」
その言葉に呼応するかのように全員が急旋回をしてそれぞれの捜索範囲に散って行った……
209
:
彗斗
:2012/08/31(金) 09:08:42 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
ピーチさん>>
あー…なるほどねww
それはそれで理解できるw
その可哀そうなメンバーは大体四人ぐらいかな……w(確かにこの人物達は…作者の私でも可哀そうと思ってるww)
210
:
ピーチ
:2012/08/31(金) 10:00:00 HOST:i118-18-142-51.s11.a046.ap.plala.or.jp
慧斗さん>>
あ、やっぱり?
あたしもいるよー、可哀想だと思う人w←主に柊一&昇かな?ww
211
:
彗斗
:2012/08/31(金) 12:51:30 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
ピーチさん>>
確かに天音ちゃんにあの口調で言われてるならあの二人が可哀そうと思ってもおかしく無いww
あの竹箒をバキッといっちゃうお嬢さんには誰も逆らえないww
212
:
ピーチ
:2012/08/31(金) 21:54:45 HOST:i118-18-142-51.s11.a046.ap.plala.or.jp
慧斗さん>>
あはは……うん、あいつの口の悪さは天下一品だから☆
……うん、あの竹箒をバッキリいっちゃうわけダカラ。あのお嬢さんはw
仮に逆らったら即半殺しダヨ、それこそw
213
:
彗斗
:2012/09/01(土) 04:40:11 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
ピーチさん
全くそのまんまの意味で誰彼構わず極刑に処しちゃうのねww
この視点から光を当てて見たら・・・・・・天音ちゃん怖すぎ・・・
214
:
ピーチ
:2012/09/01(土) 07:39:27 HOST:i118-18-142-51.s11.a046.ap.plala.or.jp
慧斗さん>>
あはは、光当ててみたら殺人鬼の顔だからネww
……誰彼構わずってゆーか、基本的にはあの主な哀れな被害者達w(たまに裏界の長もww)
でもね、女子には一切ないからそーゆーの!←向かってくる人除いてw
215
:
彗斗
:2012/09/06(木) 20:23:39 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
ピーチさん>>
…黒い、黒過ぎるよ…天音ちゃん…(汗)
特定の人物だけとか…酷いww
216
:
彗斗
:2012/09/06(木) 20:35:38 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
☆お知らせ☆
あ、そう言えば……言い忘れてた。
今、二つの新作の設定を考えている最中でして…新しい物語のシナリオを考慮中です。
その為、ここに中々来れなかったんです…(リアルな話、他にも文化祭等の原因もありましたが……)
そろそろシナリオもスタメンキャラも固まってきていますのでそろそろ投稿スタートを考えています☆
このバタバタした物とは違ったものに仕上がってると思うので宜しければ見て下さいね〜☆
217
:
ピーチ
:2012/09/07(金) 00:50:40 HOST:i121-118-221-80.s11.a046.ap.plala.or.jp
慧斗さん>>
うん、めちゃめちゃ黒いよ!天音だから!←どーゆー意味だよw
主な被害者→裏界の人間ww
218
:
彗斗
:2012/09/07(金) 21:19:54 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
ピーチさん>>
天音ちゃんの黒さを利用してちょっと面白い事思い付いたww
取りあえず恋話まで持って行ってからの話だから…お楽しみにね☆(因みにヒースとジルも同じ目に会う予定ww)
219
:
ピーチ
:2012/09/07(金) 22:51:19 HOST:i121-118-221-80.s11.a046.ap.plala.or.jp
慧斗さん>>
あ、あいつの黒さ利用……!?
だめだー!んなことしたら登場人物が死ぬー!←あほ。
待ってましたー!!楽しみすぎてpcから目が離せない!!
………あの、ヒースの同じ目ってのは、天音じゃないよね?違うよね?
220
:
彗斗
:2012/09/08(土) 19:08:00 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
ピーチさん>>
大丈夫さ、天音ちゃんだからww
とびきりの話を今考案中……
麗奈の話と並行してやらないといけないのはキビシー(汗)
221
:
ピーチ
:2012/09/08(土) 21:32:06 HOST:i121-118-221-80.s11.a046.ap.plala.or.jp
慧斗さん>>
いやいや、天音こそ色んな意味で破壊女王さっ☆←
麗奈ちゃんとの平行……そりゃキツイわなw
222
:
彗斗
:2012/09/08(土) 23:18:07 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
第55色 押し迫る時間との戦い
「おい! もうちょっとで良いからスピードアップ出来ないのか!?」
焦り気味にハヤテは足場にしている紅い龍に向って文句を付ける。すると、紅い龍の方も文句を言い返してきた。
「んなこと言ったってこれ以上は無理だ!! いくら人の命が懸かってるとは言えこれ以上は急げねぇよ!!」
「……仕方ないか…それにしても一体どこからこんな奴が湧いてきたんだ!? 少なくとも俺たちは見た事が無いぞ!」
何よりも恐れなくてはいけないのはこの黒い物体の喰らい尽くす量だ。この調子で物を喰らい尽くしてゆくと……ノゾミ居るの方面やメテオの居る方角も危ないのだ。
ハヤテは何よりもその事を懸念していた。救助が遅れれば……ノゾミとメテオの命は無い。
「とにかくナギサ達の報告や状況を見て判断するしかないか……」
その時、ハヤテの目にとんでもない物が飛び込んできた……黒い…四つ頭の龍だ。その龍を取り囲む様にして砲撃音が聞こえて来た、どうやら人が居るらしい。
「…ナギサ聞こえるか!? 今すぐ俺の居る方向に向ってくれ! 信号は今送る!」
今だ! その声と同時にハヤテは自分の耳を塞ぐ。その時、息を深く吸い込んだ紅い龍が大音量の咆哮をその場に轟かせた!!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「今…送る? 一体何を?」
「? 一体誰と話をしてるんだ?」
ナギサもヒースも一体何の事なのかもわかっていない様だ。しかし…蒼い怪鳥はその言葉の意味を即座に理解出来た様だ
「…聞こえた。あの紅いバカの咆哮が……今、聞こえた方向に向う」
その言葉を呟いた瞬間、屋敷の上空に蒼い閃光が煌めいた。紅く煌めく光の方角に向って……
223
:
彗斗
:2012/09/08(土) 23:47:33 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
ピーチさん>>
それは…大きく出たねw
破壊女王…かそんなのこっちにはゴロゴロと…ってか男女関係無く皆常人超えちゃってるし、しかも…女子は全員凶暴だし危険極まりないww
しかも、実はここだけの話……女子陣内では微妙な均衡が保たれてるんだよ。つまり……一度均衡が崩れたら……もうどうなっちゃうのか分ったものじゃないよww
224
:
ピーチ
:2012/09/08(土) 23:57:47 HOST:i121-118-221-80.s11.a046.ap.plala.or.jp
慧斗さん>>
あはは、そりゃまずいわなw
じゃあ、男子の方は均衡なしかw安心だネw
……全く関係ない話だけどさ、幻影師の方が自信ない←多分誰も読んでないしw
225
:
彗斗
:2012/09/09(日) 00:22:35 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
ピーチさん>>
男子は仲間割れとか以前に男子陣全員が女子陣に敷かれてるから均衡無しw
大丈夫、大丈夫だって! 自分の書く小説に自信が持てないのなら途中で天音ちゃんの作品を途中で投げ出してる筈ですよ☆
自身を持って!!(これは自分が言えた事では無い様な気がしてならない……)
226
:
ピーチ
:2012/09/09(日) 00:53:27 HOST:i121-118-221-80.s11.a046.ap.plala.or.jp
慧斗さん>>
あらら、男子陣も大変だねぇ……
うん、ありがとう!頑張るぞー!←
……あのさ、もし気が向いたら、読んでみてくれる?良ければ感想も
227
:
彗斗
:2012/09/09(日) 07:41:09 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
ピーチさん>>
オッケーです☆
ちょっと最近時間が取れなかったので感想等が出来なかったんです……(居残りの所為で……)
228
:
ピーチ
:2012/09/09(日) 08:38:56 HOST:i121-118-221-80.s11.a046.ap.plala.or.jp
慧斗さん>>
どーもです☆
あたしも居残りになってたーw
229
:
彗斗
:2012/09/09(日) 09:26:26 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
ピーチさん>>
ここだけで言う事が出来るけど……面倒臭いんだよ居残り!!
居残り何て無ければいいのに…ついでに長期休暇に出される課題なんて無くなればいいのに……そうしたらもっと楽しくなるのに……
230
:
ピーチ
:2012/09/09(日) 09:43:04 HOST:nptka102.pcsitebrowser.ne.jp
慧斗さん〉〉
どーかん!!
面倒だよねー!
まず宿題消えろ―――!!
231
:
彗斗
:2012/09/12(水) 23:30:27 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
ピーチさん>>
全くです!!
宿題って何の為にあるんでしょう?
感想文消えれば良いのに、レポート消えれば良いのに、ただ邪魔なだけなのに……
232
:
ピーチ
:2012/09/12(水) 23:46:45 HOST:i121-118-221-80.s11.a046.ap.plala.or.jp
慧斗さん>>
全くだー!!
感想文に関しては全くの同意見だー!
233
:
彗斗
:2012/09/15(土) 18:43:39 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
第56色 呪縛と束縛からの解放
「ちっ! 女に憑依してるからって俺たちが手をださねぇと思ってんのか!!」
リョウは雄叫びをあげた後、猛然と懐に飛び込んだ後自らの拳で猛ラッシュをたたみ掛ける。
相手の方も防御態勢を取るがあまりに一瞬の出来事だったので反応しきれなかっ為、そのままラッシュのフィニッシュの回し蹴りを喰らって背後にある岩盤に激突した。
「……ヘッ! 口ほどにもねぇな。所詮、偽物は偽物ってか」
岩に叩きつけられたのはかなり効いたのだろうか、その場に倒れ伏したままだ。流石にそれは不味いと考えたのかリョウキとリョウカは顔を見合わせてどうするかと考えていた時だ。不意にリョウが口を開いた。
「…まさかお前ら……まだ憑依されてるかも知れない相手を助ける訳じゃないだろうな?」
「ちょっ…兄さん!! それはいくらなんでもあまりに酷だよ!」
「そうよ! 流石に見捨てる訳には……」
リョウは胸中でアイツらの言いたい事は痛いほど分っていたが目の前に倒れ伏している相手は……まだ憑依が解けていない可能性も考えられる。何しろ今回手合わせした化け物は今まで戦って来た者とは桁が違っていたのだから……
リョウは心を鬼にしてリョウキ達に厳しい言葉を言い放った。
「……甘い、甘過ぎるんだよお前たちは!! コイツが危険かどうかは俺が判断する! お前たちは下がってな! これはリーダーの命令だ!」
二人は兄の後ろ姿の威圧に負けた様に後ろに引いた、その顔には若干納得いかない様な表情を残している。
「――やはりか」
リョウは二人が下がったのを見た後、胸中で毒づいた。岩盤にも叩きつけられている上に軽く脳震盪も起こしている筈の人間の体で立ち上がったのだ。
普通の化け物でもこの位となるととてもではないが耐えられないレベルだ。
(今、この状況のままでいると……人間の肉体の方の命が危ない……仕方が無いか)
リョウは右手を置いておいた大鎌の方にかざした。すると、大鎌がまるで磁石に引き寄せられる鉄の様に集中に収まったのだ。
リョウは確かに相手は未知の生物だが一つだけ、たった一つだけだがハッキリしている事であると同時にこの戦闘の勝利条件であった。それは……
―――人間の肉体の方は生かさなければならない事だ。
右手の大鎌を肩に掛けて左手で小さな印を結んだ、リョウは静かに呟く。
「……縛りし呪縛を解放せよ……人現放刃!!」
その言葉と同時に黒く光る大鎌は自分の数倍もある巨大な斧と化して大地を二つに分断した……
234
:
ピーチ
:2012/09/15(土) 19:03:21 HOST:i121-118-221-80.s11.a046.ap.plala.or.jp
慧斗さん>>
おぉっ!久々の更新が!
……と思ったら、あの天音は未だに憑依されたままね……
まぁ、せいぜい頑張れ、天音!
235
:
彗斗
:2012/09/15(土) 19:19:23 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
ピーチさん>>
ほいっ!!
憑依されたままでございます……もうすぐ解くから待ってて!!
236
:
ピーチ
:2012/09/15(土) 20:24:03 HOST:i121-118-221-80.s11.a046.ap.plala.or.jp
慧斗さん>>
あらら((汗
天音の奴も多少は気をつけるようになるかなw
237
:
彗斗
:2012/09/15(土) 21:51:53 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
ピーチさん>>
自分的には気を付ける様にして欲しいですねw
ちょっと場面的にはあまり好きではないので……リョウもちょっとは手加減してほしい……って手加減の欠片も無いよね? ちょっと流石にやり過ぎたのかも……?
238
:
ピーチ
:2012/09/15(土) 22:27:53 HOST:i121-118-221-80.s11.a046.ap.plala.or.jp
慧斗さん>>
うん、別に手加減ナシでいーよ、天音にはww
だって作者のあたしが手加減ナシだもんね←フツーに顔とかに傷作れる人w
239
:
彗斗
:2012/09/17(月) 00:16:29 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
第57色 怨念呪縛解放
「……だ…大丈夫……? なのかな?」
恐る恐る倒れている少女の顔を覗きこむリョウキ、後ろでガッチリとリョウキの肩を掴んで同じ様にして恐る恐る覗きこんでいるのはリョウカだ。
あれだけのレベルの怨念呪縛を解くためとは言え、リョウは流石に少々手荒な事をしたようにも感じていた。息はあるが肉体の損傷が激しい、傷などをそのまま放っておくと死亡しかねないレベルにまで傷めてしまっていた、恐らくあの化け物が無理やり肉体を酷使し過ぎていた為だろう。
リョウは少女の前に座り込み腰に携帯していた応急薬で簡単な手当てを始めた。
「ま、この程度なら俺たちの宿のとこまでは持つ筈だ。リョウキ、この薬の調合を頼む」
いつの間に書いたのか調合の素材かた調合の方法までもを細かく書かれている紙をリョウキに手渡した後、リョウカを連れて少女を背負ってまま、拠点にしている宿の方まで走り去ってしまった……
リョウキは二人が行ってしまった後、ため息をついて独り言をボソリと呟いた。
「兄さんも……無駄な命は奪えないお人好し暗殺者って事か」
リョウキも言い付けられていた事を思い出してそそくさと素材等の入手に向った……。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
リョウ達はもう拠点にしている宿に到着していた。
「……あ、そうだ。コイツの姿を他の客に見られると不味いから……」
リョウは来ていたフード付きの服で覆い背負っている物を見えなくした。
リョウカはリョウが背負っている少女を心配している……と言うよりは頬をツンツンしてみたり顔をちょっと触ってみたり……言うなれば心配では無く興味本意で観察している様にも見える……。
「おい、コラ。そんなに興味本意で調査したりするんじゃねぇ。ベットに移す時ぐらい手伝えよ」
リョウはリョウカに注意してみたが自分の背中に背負っている人物に意識が行ってしまっていて全く聞こえていない……。
リョウはこめかみに異様な力が入っているのに気が付き急いで気持ちを落ち着かせた……
「……で、これからこの娘どうするの?」
「アホ、決まってるだろうが。暫く俺たちで様子を見るんだよ」
いつもの事であるもう既に決まっている事を聞いて来るのは……然程取り合わずに物置に入ったリョウは程無くしてタオルと水入れを持ってきた。そしてその二つをリョウカに放り投げた後、こう言い残しておいた。
「…道具の傷み具合が激しいが十分代用が出来る。コイツを使ってそいつの看病をしてやれ」
そうリョウカにい残した後、リョウは窓から昼の町中に消えて行った……
「えっ!? ち……ちょっと!? ……もう、いくらこの町中にメテオが居るからって血眼になり過ぎだって……」
リョウカは一つの事に夢中になる兄の悪い所を呟きながらリョウが背負って来た少女、神代 天音の看病を始めた……
240
:
彗斗
:2012/09/17(月) 00:18:35 HOST:opt-183-176-175-56.client.pikara.ne.jp
ピーチさん>>
そ…そんなもんなの?
それじゃあ……お言葉に甘えてw
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