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■■■独りの資格■■■

1まこ:2012/05/08(火) 23:12:39 HOST:softbank220028071044.bbtec.net
はじめまして。
小説を書くのははじめてですが、続けられるところまで出来たら。。。と思います。
よろしくお願いいたします。

2まこ:2012/05/08(火) 23:17:59 HOST:softbank220028071044.bbtec.net
小さい頃から、私は1人遊びが好きだった。

1人で自分の世界を造り、1人で物語を展開する。誰にも邪魔をされない自分だけの世界がそこには広がった。

そんな私を、周りの大人は《少し変わった子》を思っていただろう。

両親は共働きで、私の妄想癖には気付かなかったし幼い私は、世間の目というのを全く気にしなかった。

3まこ:2012/05/08(火) 23:25:24 HOST:softbank220028071044.bbtec.net
小学校に入学した私は、自分が人と接するのが苦手でクラスでも面倒くさい子の部類なのだと実感した。

休み時間に私の周りに友達は集まらない。

勇気を出してクラスメイトの輪に入ろうとすると鬱陶しい顔をされる。

こういった経験から私には人一倍、他人の顔色を伺う能力が身に付いた。

この頃から、私は1人遊びをやめた。

ちゃんと対人間と接しなくてはいけない。。。と、頭の中に叩き込んでなるべく人と接するようになった。

4まこ:2012/05/08(火) 23:36:25 HOST:softbank220028071044.bbtec.net
              ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■

一体、何年ぶりだろう。

懐かしい街並がそこに広がっていた。

目の回るような駅前の高層ビル。そこから電車に乗って約30分のところに私の育った町はある。

私がよく1人遊びをしていた公園も、人の顔を伺うことに全神経を集中させていた学校も、この場所にあるのだ。

あれから私は高校を卒業と同時にこの町を出た。

地元の大学への進学を希望していた両親を説得し、私はずっと離れた他府県の大学に進学をした。

大学卒業後も、地元には戻らずにフリーターとして一人暮らしをしていた。

《いいご身分》と言われても仕方のない生活。

それでも私はそんな生活を謳歌していた。

人の顔色を伺わず、自分の好きなことを好きなようにする生活はたまらなく幸せだった。

別に恋愛だの結婚には興味はなかったし、適当な一人暮らし生活をこのまま続けよう。

曖昧でも自分の人生プランを思い描いていた矢先。

私を現実に引き戻す電話はかかってきた。

5名無しさん:2012/05/08(火) 23:47:46 HOST:ntiwte061076.iwte.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp



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