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青空ときどき灰色雲

4ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/12/15(木) 17:17:08 HOST:e0109-49-132-1-112.uqwimax.jp

   まっくらなそらとおおあめ / シリアス  千花side


 もう、呼吸は止まった?
 あたしも海翔と同じ世界にいけた?

 (うん、いけたよ)

 ちゃんと、逝った?

 (もちろん、ちゃんと逝ったわ)

 
 そう何度も自分に尋ねて答えての自問自答を繰り返していた
 頭に思い浮かぶのは海翔の優しい笑顔とその隣で幸せそうに微笑むあたしの姿

 それ以外、何もかも消えてしまったような気がする


 窒息死してますように!呼吸が止まってますように!
 そう願いながら一度、すうっと息を吸ってみた


「いき、てるの………?」


 いや、違うわ
 そんなことない……!

 だって此処、天国じゃないの?
 だから息もできて体も動くんじゃないの?

 自分に尋ねても、答えは返ってこない
 というより、返せない


 周りを見回すとまず白い天井
 白い壁紙に白い床、白いカーテン
 そして白いベッドの上で白いお布団に包まれたあたし


「………ど、こ……?」


 ぽつんと誰かに尋ねると、突然カーテンが揺れ、シャアッと音を立ててあいた

「千花っ!よかったあ……!」

 其処に居たのはお母さんと、友達の朱音(あかね)
 突然朱音に抱きつかれたのは吃驚したけど、大体の状況を把握した

「ねえ、此処って病院だよ、ね?」

 まさか死んだかと思ったけれど違うよね
 そう思いながら少し途切れ途切れな言葉で尋ねた

「うん、病院だよ!
 千花のお母さんから呼吸してないって連絡あったから学校飛び出してきたの、」

 ありがとねと小さく微笑むと、一つの疑問が浮かび上がった

「ねえ朱音、学校で海翔の噂とかもう広まってる………?」

 この言葉で、朱音が突然黙り込んでしまった
 お母さんも涙目になってきたのか一度席を外す
 そして朱音が話し出したと思うと突然泣き出してしまった

「―――――………っ、辛、かった、よっ…ね……!
 学校で、もうっ……千花が休んだのもっ…海翔先輩の、ことっ…が、あったから、だっ……て………」

 震えた声でやっと朱音が言い終えると、再び涙が込み上げてきた
 瞳に涙を溜めたまま、何故かつい朱音を慰めてしまう

「……っ、大丈夫、だよ!泣かないで………、」

 本当は大丈夫なんかじゃない
 何度も自殺しようと思ったけど無理なだけ

 本来ならばもうこの場にいない筈




「………そう、だよね……今一番苦しんで悲しんでるのは千花と海翔先輩だもんね……!
 あたしが泣いちゃ、駄目だよね………っ!」


 苦しんでるのは……海翔も?
 何でかよくわからない、

 きょとんと疑問符を浮かべていると、朱音が説明してくれた

「だってさ、海翔先輩だって死にたくて死んだわけじゃないんだし
 千花が死ぬのは嫌だって思って庇ったんだろうけど、本当はこわくてたまらなかった筈だよ?
 自分が死ぬっていうのもそうだけど、何より千花をおいて逝ってしまったことを一番後悔して苦しい思いしてると思う、」



 朱音の声が頭の中を駆け巡る

 そしてある一つの決意をした



   -


 ちょっとずつ明るくなっていきますよ!
 次回はシリアスじゃないかも、

 毎回愛犬を抱っこしながら文章考えていますw
 可愛いー!
 それと愛ハムスターがケージをかじっているので足とかつんつんしていじってみたり
 ひまわりの種が好きすぎるから口元まで持ってきてみたり
 ハムスターは口パクパクさせるけど飽きるまであげないでひょいひょい釣ってるていうw

 楽しいけど集中力無いなw
 と、いうことで集中力を高めてがんばります!


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