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青空ときどき灰色雲

14ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/12/30(金) 14:23:50 HOST:e0109-49-132-18-153.uqwimax.jp

   あやしいくもゆき / 千花side


「………え、えっと……あたし、千華さんじゃないよ!って千花なんだけど、そうじゃなくて、えーと………」

 一人あたふたと必死に説明する自分
 きょとんと驚きつつも冷静な表情を見せる目の前の女の人、多分下級生だけど
 そして突然吹き出した海斗くん、?


「っぷ……!ははっ!」
「―――っ、ちょっと!笑わないでよー、これでも真面目なんだから!」


 嗚呼、楽しい
 こんな遣り取りがしたかったの、懐かしいなあ………

 まるで目の前に海翔がいるみたい


 海斗くん、性格も容姿も声も全部海翔にそっくりな人
 



 でもだめだよ、海翔と重ねちゃ




「だってさ、一生懸命なのは伝わってくるんだけど全く理解できねえんだもん!」


 無邪気に笑う海斗くん
 海翔にそっくりだけど、ね?



 海斗くんは海斗くんであって、海翔ではないの
 勝手に好きになったらだめ、あたしは海斗くんを不幸にさせてしまうかもしれない


 そう頭の中で必死に気持ちをコントロールしながら笑ってみせた
 醜い作り笑いでも、海斗くんが楽しげに微笑んでくれるからあたしの心が揺れるんだよ



「………え、えっと?海斗先輩、その方は千華さんじゃないの?」


 突然女の人、いや……女の子か
 その子の声が聞こえて笑い声が止まった

 そして海斗がにこりと微笑み説明する


「この人は千花って名前だけど、死んじゃったあの千華ではないよ
 名前が同じで性格も見た目もついでに声も似てるだけ、」


 嗚呼、







 海斗くんもまるで、あたしと千華さんを重ねちゃだめだって意識してるようにみえる
 


 さみしい、かも





 あたしが表情を曇らせても、御構い無しに海斗くんは説明を続けた


「千花、この子は唯(ゆい)っていって、俺の――――」
「か、彼女です!海斗先輩の………っ!」


 え、




 そっかあ、海斗くんは新しい恋してるんだー
 そうだよね、想いを引きずってばっかじゃだめだよね



 ほんと、だめなあたし




「………唯ちゃん、ね!ごめんねー、千華さんと勘違いさせちゃって、」
「いえ、大丈夫です!………でも吃驚しました……、千華さんが生きてたなんて、って……」


 ………唯ちゃん
 とっても可愛くて女の子らしい子

 あたしとは正反対な、








 海翔がいたら、あたしより唯ちゃんの方が好きになっちゃうんだろうなあ………




「……あ、俺そろそろ行くわ」
「うん、またねー……って、また会えるか知んないけど、」


 海斗くんがその場を立ち去ろうとすると、反射的にまたねという言葉が出た
 けどもう会わない、会ってはいけないんだと思いぼそりとつぶやく


 すると、振り向いた海斗くんが笑顔で告げた



「また会うよ、絶対!」



 その瞬間、あたしの頬が赤く染まる


 そしてニヤリと嫌な予感がしたのも、そのたった一瞬の出来事だった




   ‐


 はいはい長文きたー!←

 ええとですね、こんなにも復活したのは理由がありまして、
 ねここが使ってるパソコンは自分のなんですよ
 でも今お兄ちゃんたちが使うパソコンを貸してもらってるので…



 やったね、軽すぎる!

 ページの移動とかむしろ早いくらいだ!
 ということで、今日のうちにばんばん更新します!

 明日から来年の2日くらいまで更新できないからね;
 おばあちゃんの家で年を越します

 ハッピーニューイヤーは言えないのですが…
 まあ帰ってきたら新年のご挨拶でもさせていただこうかしらね!

 今年の感想も今日中にいえたらなー

 ということで、がんばりまーす!


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