[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
メール
| |
狂気の沈黙科学者〜マッド・サイレンティスト〜
22
:
黒椿
:2011/11/24(木) 17:34:23 HOST:59-166-118-86.rev.home.ne.jp
結論。落ちこぼれがすごいことをすれば話題性がある。
少しダイレクトだが、すなわちジュエルの言葉はそういう意味だった。
正論だったので反論もできないのが耀には少し悲しかった。
「それは分かった。俺が知りたいのはあと一つだ」
『何?私はサポーターだからできる限りのことには答える』
ジュエルのその言葉を聞いた瞬間、耀は隠れてガッツポーズをする。
首をかしげるジュエルの前で咳払いをすると、少し緊張気味に耀は問う。
「それは・・・お前のことだ」
『私は未来から着たあなたのサポーター。説明したはず』
「違う。もっと詳しくだ」
耀は自分でも不思議なぐらい分析的かつ高圧的な口調になる。
「これからここに住む以上話せるだけのことは話してもらうぞ!年齢とか上司の名前とか趣味とかスリーサイズとか!!」
一息に言い終わったところで耀ははっとする。
興奮するあまり、文の最後に思わず本音が出てしまったのだ。
『年齢は17歳。上司の名前は言えない。趣味は発明。スリーサイズは上から76、57、80』
変態ッ!!などと画面上で示しながら殴られないように。
あるいは下心が読まれないようにポーカーフェイスを保ち、防御の体制に入る耀など気にせず、ジュエルは存外普通に答える。
それも耀の想像の2割増しの回答で。(・・・何とはいえないが)
「っま、まぁそれだけわかりゃいいや。何か・・・ごめんな」
なんだか自分の緊張と空回りが恥ずかしくなり、耀は足早に話を進めた。
『それだけでいいの?もっと色々な数値でも教えられるけど』
「―――――っいいんだよ!!もうおわり!!な?」
天然最強説。そんな夢現だと思っていた回りの男共の幻想が耀の中で別の形で構築されてしまった。
わざとやってるわけでもないのに、ジュエルのペースには乱されてしまう。
耀はそそくさとジュエルを部屋に押し込むと、自分の部屋に戻った。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板