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涙
◆WtwNEFVgig
:2011/09/28(水) 20:49:32 HOST:PPPbm6194.kanagawa-ip.dti.ne.jp
確かに舞衣とは家が向かい側なので帰る方向は同じだ。
「何話してたのかは知らないけど、私も一緒に帰らせてー?
こっち方面の人って本当に少ないからさ。」
舞衣が俺と稜のど真ん中に入って肩を組んでくる。
実際俺と稜より背の低めな舞衣は少し大変そうだった。
「俺は良いけど。稜は?さっきの話とか…」
「ううん、全然大丈夫。明日でも平気。」
「何の話か気になるけど…ありがと!!」
笑顔で舞衣がそう返す。
この間本人から聞いたのだが稜は舞衣が好きらしい。
いつもニコニコしているほんわかなところが好きらしいが、あんまり分からない。
とりあえず俺は2人をたくさん話させようと思い、ほとんど黙っていた。
「じゃあ僕こっちだから。ばいばい舞衣ちゃん、昴。」
「おう、また明日なー。」
「ばいばーい。」
そう言って手を振って稜は別の道を行った。
「そうだ昴、今日の授業で中村さんが…」
「中村さんって誰だよ。」
「え、知らない?」
そう話しながらも、やっぱりさっきの稜の質問が気になり稜のほうをチラッと振り向いた。
稜と目があった。でも気のせいかもしれない。
稜があの時、舞衣を見ていたのか、俺を見ていたのか。
俺を見ていたならどういう気持ちで見ていたのかは、もう今では分からないことだった。
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