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テレプシコーラは踊り続ける。

4蜥蜴 ◆VgiTQ6FNm6:2011/09/21(水) 11:37:38 HOST:p180.net059084003.tnc.ne.jp
≪part2/演劇部≫

「ようこそ演劇部へ!、こっから先はタメでいかせてもらうからな?」

「分かりました……」

演劇部の部長に案内されるまま今は授業では使われてなく
一部の文化部しか使っていない北校舎へと向かいその一階にある演劇部の部室へとやって来た

中へ入ると数人の部員
部室は演劇の小道具がちらばっていて部屋の中心には長机とソファーやイスが置いてあった

部長は大きく口をあけて笑いながら私を歓迎する

「お帰りー、部長」

「その子が例の踊り子?、可愛いじゃん、上等じょうとー」

「部長!、でかした!」

部員達が部長をちゃかすようにそう言う
ああ、この人たちは仲がいいんだな…と感じた

「これから暫く宜しくね、えっと…名前は?」

ソファに座っていた先輩だと思われる女の人が近づいてきて私に声を掛ける
赤い髪が特徴的な中世的な顔立ちの綺麗な人、そんな第一印象だった

「柏木 円華、と言います…1年A組です」

「円華ちゃんね、宜しく」
「あたしは副部長で2年B組の鳥居 杏寿、アンジェって皆から呼ばれてるんだ」

お互い自己紹介をして差し出された手を握り短く握手を交わした

「―あ、自己紹介が遅れたな、俺は3年B組で部長の榛原 武だ」
「アンジェは麗人とか男装している奴の役をよくやるんだ、だから女のファンも多いんだぞ!」

自分のことではないが誇らしそうにそういう部長

「そうなんですか…凄いですね」
「杏寿さんは確かにかっこいい…というか綺麗だと私も思います」

素直に感想を述べる、確かに中世的な顔立ちだし綺麗な人だったから

「あはは・・・ありがとう、褒めても何も出ないよ〜?」

率直すぎたらしく杏寿さんは照れくさそうに苦笑いをしていた

「さぁ、自己紹介も終わったことだし早速次の演劇についてミーティングをしようぜ」


ミーティングをするから適当に空いている席に座ってくれと言われ、私は一番近くにあった席に座る


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