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ねこのあしあと
40
:
ねここ
◆WuiwlRRul.
:2011/09/30(金) 22:14:42 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp
(ねこのあしあと × れんside)
「うーん……………」
わからない……
僕を本当の僕にしてくれた女の子。
「れんー、どーしたの?」
僕の顔を覗くように見てきたりのによって現実に引き戻された。
ついさっきまで考え事してたのに、りのより背の高い僕を見上げるとき自然になる上目遣いが可愛くて頬が赤く染まる。
「え、と…僕がちいさい頃、いっしょにねこのあしあと追い掛けた子は誰かなって思って。
…………りの、じゃないよな。そうだよなあー」
りのと出会ったのはもうちょっと大きくなってから、小学生くらいのときだから違うよな。
適当に流すとスタスタと校内へ入っていった。
「………ねこの、あしあと…………?」
×
「どうもこんにちはー!昨日はご迷惑お掛けしましたあーっ!
ええっとお、るいに説得されてれんくんは諦めたよ!」
えええ、何この部長のテンション!
明るいっていうかまあ…無理矢理なんだなってことは理解できた。
でもここまで立ち直れて、よかったよ。
「こーこーで!新メンバー紹介しまーす!前言ってたよね、どぞ!入ってきてくださーい」
えっと……うん、誰かくるって話になってたよなきっと。
そして部室に入ってきたのは……そりゃまあるいさんの目がハートになりそうなほどのそこそこのイケメン。
「高三男子、世瀬木黒。よろしく」
うっわあ、無愛想な奴………
海の気持ち理解した、イケメンで無愛想とか女子に人気すぎてだけどなんか冷静でかなりむかつくタイプ。
……りのとられないよな。
「んじゃ、こっちも紹介始めるわよ!
ええっとー、いろいろ部部長の芽衣です!黒くんと同じく高校三年生!よろしくねー」
「海で「わたしっ、高校三年生女子のるいです!よろしくお願いします!」
芽衣部長の次に海が自己紹介しようとするのをるいさんが勢い良く止めた。
なんか……積極的というか………情熱的というか……とにかく海のターン。
「海です、高二男子です、よろしくね……」
るいさんに止められたことが相当ショックだったようでしょんぼりしながら話す。
次はゆりのターン、でも興味は無さそう……そりゃあ海一筋だしな、ゆりは。
「えと、ゆりです。高二女子、よろしくね!」
緊張気味だけど自然な笑顔が特徴的というか可愛いと大好評なゆりがるいさんに睨まれて肩を揺らした。おもしれえ。
次はりの、可愛い!…じゃなくまありのも興味無さそうに話す。
「えーっと、りのです!高校一年生女子、れんと幼馴染です、よろしくお願いしまーす」
最期(いや違う誤字だ)……最後は僕。
相変わらずやる気無さそうな感じで紹介する。
「高校一年男子、れん……で、りのと付き合ってます、とんないでね」
突然の告白に芽衣部長以外の人全員おどろいた。
問題の芽衣部長はというとにっこにこ笑顔、立ち直りってすげえ。
「一年男子、お前は気に食わないな……」
ぼそりと呟いた世瀬木の一言にカチンとくる。
るいさんは何故それにときめいているのだろうか、そう思いながらにこりと微笑んで毒を吐く。
「僕もあんまりアンタのこと好きじゃないんで。
つーかそこのるいさんがアンタにときめいてるみたいですしそっちと群れてれば?」
「……餓鬼はそうすぐ何でも嫌うしな……お前とはあまり関わらないようにしておくよ」
「餓鬼で結構、是非そうしてください」
「ああ、そうさせてもらうよ」
うだうだと僕と世瀬木の言い合いがつづく。
そこにあわてたりのが止めに入った。
「ふ、二人とも!あのね、入部してすぐそんなケンカしないの!
それにれん、………あ、あんま危ないことしちゃ嫌、だよっ……」
恥ずかしさ紛れのりのの言葉が僕の心にずっきゅんときました。
僕も世瀬木もりのに怒られて黙るけど、険悪なムードをつづいたまま。
「……あー、俺もう行くわ」
ちいさく溜息を吐くとバックを持って部室のドアに手を掛けた。
が、突然くるりと振り向いて僕でもどきっとするほどの悪戯っぽい笑みを浮かべる。
「りのは結構気に入った。放課後またくるから」
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