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Precious life
48
:
志摩雛菊
◆h28m2qQSeY
:2011/09/17(土) 15:25:21 HOST:PPPbm6194.kanagawa-ip.dti.ne.jp
「下界と天界で違うところがある。
それは下界の人の運命。」
「運命!?」
リノがまたギンをフォローする。
ギンは結構頼りないからリノはとても頼りになる。
もう10年ほど2人はそのような関係なのだろうか。
2人から置いていかれているような、溝ができているような気がして少し心が痛む。
「葵?」
「あううん。何でもない。で…運命って?」
私がニコっと微笑みそう言うと、
リノは安心したのか話を進める。
「ようするに、天界から下界の人間を殺すことができるってこと。
もちろん逆で少しくらいなら寿命を延ばすことだってできる。」
「すごい…。どうやるの?」
知ってしまうのは少しだけ怖かったけれど恐る恐る聞いてみる。
リノは普通に話してくれた。
「この近くに大きな城がある。」
49
:
志摩雛菊
◆h28m2qQSeY
:2011/09/17(土) 22:11:44 HOST:PPPbm6194.kanagawa-ip.dti.ne.jp
「城…」
さっき少し周りを歩いた時に見つけたあの城だろうか。
あそこには絶対に入りたくないと最初見たときそう思った。
「その城にはこの世界で唯一の魔導士がいる。
そいつに頼めば人の命を操ることができる。」
魔法で人間の命が…。
私もこの世界の誰かに見られていて、命を操られたことがあるのかと思うと少しゾッとした。
さっき来た時の状態だと受け入れられなかったかもしれないけれど
今ならさっきよりはましに話が聞ける。
だんだん慣れて行く自分に少し怖くなった。
「魔法を使える人ってこの世界にもいないんじゃなかったの?」
「下界とこの世界は確かに対になっているが、技術の進み方は違う。
その魔導士は本人が魔法を使えるわけではなくて、唯一魔法を使える道具を持っているだけだ。」
50
:
燐
:2011/09/18(日) 09:33:30 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
何かFTと被ってる気もするが・・;;
51
:
志摩雛菊
◆h28m2qQSeY
:2011/09/18(日) 10:27:34 HOST:PPPbm6194.kanagawa-ip.dti.ne.jp
燐>FTも見てないんだけど…
52
:
燐
:2011/09/18(日) 10:41:50 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
菊>>そか・・。w
ま、スルーしてくださいw
53
:
志摩雛菊
◆h28m2qQSeY
:2011/09/18(日) 11:04:52 HOST:PPPbm6194.kanagawa-ip.dti.ne.jp
「道具?」
「私もしらない。
それはこの世界を治めている者にしか分からないことだ。」
「へぇ。」
この世界を治めるているもの……誰なんだろう。
やっぱり凄い人なのかなぁ。
「もういいだろこの世界の説明は。
とりあえずここにいても暇だし行こうぜ。」
そろそろギンが説明に飽きたのかそう提案する。
「どこに?」
「…どこだろ。」
「ノープランなのか。ったくギンは…。」
リノが呆れたようにギンを見る。
さっきから何度か見ている光景だ。
「うっせーなぁ。」
「アハハ…。
私は無駄かもしれないけど戻る方法探してみるね。
せめて下界に少しでも降りられればいいな…。」
「それなら俺も手伝うよ。」
ギンが立ち上がってそう言う。
「私も戻れるならそれが1番。手伝うよ。」
リノもそう言ってくれた。
「ありがとう。」
すると遠くから誰かが飛んでくる。
女の人みたいだ。
「ルルか…。」
リノとギンがめんどくさそうな顔をする。
特にリノ。
「あれ、リノじゃない。
なんでこんなところにいるのよ。この世界を壊したくせに…ねぇ?リノ。」
ルルと呼ばれた人はリノの顔を見るなりリノに喧嘩を売っているような口調で言った。
「…。」
リノはルルから顔をそむけて何も言わない。
「また無視ですかぁ。
まぁいいけど…隣のその子は?」
「え、あ、藤原葵って言います……。」
名前を聞かれて答えるとリノが
「ちょっと葵!」
と言って軽く怒る。悪いことをしたのかな。
「…はぁ。また下界から来た奴?
あぁどうしよー、葵ちゃんのせいでまた世界が壊れていったらぁー。」
ぶりっこ口調でいやみを言うようにルルが私に顔を近づける。
「…へ?」
「知ってる?リノが来る前はとってもきれいな世界だったのよ、ここは。
で、下界からこいつが来たとたん大戦争が起こってこんな闇の世界になった。」
リノに冷たい目線を送るルル。
昔はもっときれいな世界だったんだ…。
「だから分かる?あんたが来たってことはまた何か起こるのよ!
はやく消えてくれる?」
「…。」
「まぁそういうことだから。」
それだけ言ってルルはなぜか元来た方向へと戻る。
「…待ってください。」
「何よ。」
それだけを言うためにここに来たのかと私は思った。
そう考えるとどんどんイライラがたまる。
「わ、私に…リノさんに、もう近づかないでください!!
なんで下界から人が来たら何か悪いことが起こるって言えるんですか!?
勝手な言いがかりしないでください!!」
気付いた時にはそう言っていた。
「うるさいわね、事実を言っただけじゃない。」
それだけ言って引き返す。
「…何あの人…。」
54
:
燐
:2011/09/18(日) 11:14:47 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
菊>>新しいキャラキター!!!!!!!!
何かルルって気が強いと言うか・・
意気地と言うか・・。
55
:
志摩雛菊
◆h28m2qQSeY
:2011/09/18(日) 19:42:32 HOST:PPPbm6194.kanagawa-ip.dti.ne.jp
燐>いじわるなツンツンキャラで行きたいなという希望がちょっとあるんd((ry
気が強い女の子って好き(笑)
56
:
志摩雛菊
◆h28m2qQSeY
:2011/09/18(日) 19:54:01 HOST:PPPbm6194.kanagawa-ip.dti.ne.jp
「ルルだ。
いつもああいう風に言ってくるから気にしないでいい。」
何事もなかったかのようにリノは言っていたけれどやっぱり少し悲しそうな顔をしていた。
嫌われていることに残念なのか、仲良くしようとしてもできないことに残念なのかは分からなかったが。
「そうなんだ…。
あ、そういえば村とかってあるの?」
前はきれいな世界だったと聞いた。
そして戦争が起こって闇に包まれたような世界になったと聞いた。
戦争と聞くとなんだか村と村とのの戦いや、国と国との戦いなイメージがある。
「村ならたくさんあるぜ。
ここら辺はたまに魔物とかが出るからあまり人は来ないけど村にはたくさんいるんだ。」
ギンが得意げに語る。
得意げなギンがおかしくて私が笑っているとギンが怒って枝を投げてきた。
さすがにそれはひどいと思う。
「へぇ、じゃあ村に行ってみようよ!!」
57
:
志摩雛菊
◆h28m2qQSeY
:2011/09/21(水) 13:23:01 HOST:PPPbm6194.kanagawa-ip.dti.ne.jp
「あ…、ごめんな。
俺ら村には行けないんだよ。」
ギンがすまなさそうに言う。
「え、そうなの…?」
「どうする?葵だけで行くか?」
「いい、2人が行かないなら私も行かない!」
58
:
燐
:2011/09/21(水) 13:28:53 HOST:zaq3dc00753.zaq.ne.jp
菊>>はろw
久しぶりに見たぜw
59
:
スズラン
:2011/09/24(土) 17:18:38 HOST:zaq3dc00753.zaq.ne.jp
来たよw
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