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羽根の舞う空
12
:
湖蝶 望愛
◆ptZpvaYoVY
:2011/08/25(木) 20:25:11 HOST:i60-42-229-36.s41.a021.ap.plala.or.jp
見月がふとため息をつく。するとくるりと見月は希達に背を向けると「三対一……、いや、二対一は不利ですから帰ります」と言う。
普段通りの笑顔を浮かべて顔だけを振り向かせると「あなた達も寮に帰るべきでは?もうすぐ門限ですよ。寮監、厳しいですしね」と言う。
希がハッとしたように、壁に付いていた時計に目をやると時計の針は九時を指していた。門限は九時三十分。希は琴音にさきに生徒会室に行くように指示していると、いつの間にか見月は消えていて代わりに、サラサラとした腰より5cm程度短めのすこし癖のついた髪に、薄い水色の瞳をして左目には眼帯をしていて、白いYシャツに青いネクタイ、青いズボンをはいていて制服の上から白衣を着ている、胸元には光守護者(ガーディアン)リーダーと書かれたバッジをした、希にあり得ない程そっくりな少年、麻枝 望(マエダ ノゾム)が立っていた。
「あっれー……。さっきここにいるって見月言ってなかったけ?」
金髪をサラサラと揺らしながらあたりをキョロキョロと見回すと、ひんやりとした冷たい視線を望に送る希に気付いた。
流人は、深くため息をつくと「希姉、先に生徒会室行ってたら?」と静かにいう。そんな事に望は気付いていないのか、ゆっくりと希と琉人に近付いていき「血跡、か。これは、見月のか……、ね……いや、星月さんのか」と途中で一度詰まりながら怪しく問い掛けてきた。
* * * * * * * * * *
初めて“ズレ”を感じたのは、中学二年生の頃でした。
どこともなく、私は敵になることになりました。
ブルーローズ(青薔薇)に、私は中二まで所属していました。青薔薇の花言葉は、“有り得ないこと”、“奇跡”などある。
ブルーローズは闇にも光にも所属しない、“中心”と言うことで活動していて、ブルーローズの活動目的は闇と光の争いを沈めること。どちらかと言うと光と同じようなもので平和を求める者が多い。
ローズブルーの会長である、レアリィさんは気高いお嬢様のような人でした。しかし途中から可笑しくなっていっているような気がしました。私はそれを注意したのは間違っていたのでしょうか?
最近私は、“心”というものが無くなってきました。
* * * * * * * * * *
「行こう、希姉」
「希……姉?」
流人が呼んだ希の名前にピクリと望の肩が揺れる。流人は疑問を持った表情をしながら「そりゃ義理でも希姉の弟だし、同じ闇のメンバーだから弟名乗れるし、そんな疑問持つことじゃないよな……?」と静かに問い掛けるような形になるも相変わらず不思議そうなものを無理もない。
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