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空笛。
2
:
羅樹
◆VhBVomHUSw
:2011/07/27(水) 16:03:54 HOST:p02ecb1.nigtnt01.ap.so-net.ne.jp
______「鈴宮登町」(すずみやとまち)は、名前の割りに夏の温度が馬鹿高くなる古民家の小さな町。
海も山も川も土手もそこらにあって、爺婆が多めの「田舎」
都会のように綺麗な雑貨店も大きなデパートもないけど、採れたてがどんとある無人野菜売り場や昔ながらの駄菓子屋が顕在している。
山が近くにあったり、無農薬の野菜ばかりだからか、体の弱い人がこの町に来ると徐々に健康的になっていったりするのだ。
民家を抜ければすぐジャングルとなり、ほとんどの子供がそこで野生児を出している。蚊に刺されてる数もあるが。
豪快にきらきらしてなくてもいい。澄んだ空気をずっと吸っていたい。
____環光は、屋敷の廊下で団扇で扇ぎながらいつも思っていた。
そして、夏の始まりのころに教えてもらった「御噺」も思い出している。
セミがひときわ大きく鳴いた。
『白猫と王子』
「わひかー、宿題やったのー?」
「もー、始まって四日しかたってないのにー」
「四日”も”、でしょ」
そりゃまぁ御もっともですよ、補習だってあるし。
けど三十日あるなかでの四日だよ? のろけたくなるじゃんか。
……でもあと二十六日しかないのか、やばいかも。
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