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てんしさまのすむところ-刹那の大空-
41
:
霧月 蓮_〆
◆REN/KP3zUk
:2012/05/27(日) 01:14:52 HOST:i114-180-35-89.s04.a001.ap.plala.or.jp
ふと、ステッラになにかを言われた遊莉が玲に近づいてふわりと笑った。その手には救急箱のようなもの。ふんわりと優しい光が玲を包み込んで……次の瞬間には当たりに散っていた赤でさえも綺麗に消し去られた。
もう、訳がわからない所のレベルじゃない。死んだ奴が生き返るし……もうキャパシティオーバーだ。うずくまっていた玲もすっかり元気そうに起き上がるし……。もうヤダこの子怖い。
「今のはアキ兄の欠片の影響で生き返って、ユウ姉の欠片で痛みと残っている異常を癒したの」
「そー言うこと。俺のもう一つの欠片は……“蘇生の欠片”。壊れたものだったり死んだ奴を元の状態に戻せるんだ。まぁ痛みとか苦痛とかは癒せないから、生き返ってもかなり痛くて苦しいんだけどな。……遊莉の欠片があればその問題も解決だ。死にたくても死ねない身体になったってことだよ」
軽く玲が笑う。あんぐりと口をあけて玲を見つめるのは美穂だ。逆に凛は興味深いものを見るかのように玲を眺める。俺は……? 理解が追いつかないせいでフリーズ中。何がどうして? 欠片ってそんなに何でもありなもんなのか? 理解できない。
蘇生、癒し……なるほど欠片がもともと天使が扱うものだとすれば、ある程度納得はできるかもしれない。そもそも、天使の存在などが俺たちにとっては最早、人智を超えたものなのだから。
描いたものを実体化したり、頭の中で考えられるものを実体化させる力……神や天使だと呼ばれる奴らはそんな力を使って物を作っては与えてきたのだろうか? そんな事考えては、ただただ思考の限界へと追い詰められていく俺。……理解しようとすること事態間違っている。
_________________
終わりまで一気に押し込もうとしたら長すぎると言われました。
次もすぐに投稿します。
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