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君の声 ―O la laspba,yupa Lom dremre neckt lostasia U meide―
8
:
神音 光希
◆ptZpvaYoVY
:2011/06/20(月) 16:28:32 HOST:i118-17-46-116.s10.a021.ap.plala.or.jp
†第一章・小日向燐と暁ななせ†
「ひーなーたーくん!! 部活の時間よ」
艶やかな腰まである黒髪と頭に付いた白いリボンをサラリと揺らし、栗色のくりくりとした大きな瞳を宿し、白いYシャツにチェックのリボン、黒いベストを着て黒いプリーツスカートを履き、手にはアームカバー、足にはフットカバーをしていてパンプスを履いた小柄な少女、小日向 燐(コヒナタ リン)は、ひなたの教室までやってきて、ひなたの手を引っ張って行く。
一練二階の隅にある小さな部屋。それがはやての入部している部活である。自由気ままな先輩の燐はニコニコと笑って「今日はね、面白い事があったのよ」と笑う。
スゥッ、と息をすうと太陽のようなポカポカとした、おもちゃを貰った子供のように、うんと可愛いらしく微笑み「あのね、私達、文芸部の心霊調査を受けもったの!」のキラキラと目を輝かせる。
「…………は?」
ひなたはキョトンと首を傾げ、ポカン、とする。相変わらず燐はニコニコと笑顔を保ち続け「だ、か、ら、心霊調査、よ」と目を輝かせる。ひなたがヘラリと笑うと「絶対オレしないよ? 面倒臭いもん」とすねた子供のように読書へ戻る。燐がブーブーと文句を言っているがガン無視で「てか、何で文芸部がそんな事する? オレ達はただ本を読んでりゃー良いんだろ?」と微かにため息を付く。
「全く、ひなたくんは分かっていないわね。 文芸部だからこそ、心霊調査をするのよ!!」
えっへん、と面白そうに笑って見せる。ひなたは、はぁぁっととっても、とっても深くため息を付き本をパタンと閉じる。そうすれば紙にサラサラと何かを書き始め、丁寧に折って、燐に渡す。ひなたは、うん、と優しく作った微笑みで「退部します。今まで有難う御座いました」と短く告げると部屋から出て行こうとする。あわわわわ、と焦ったように燐が「嫌っ、ちょっと待って頂戴!!」と慌ててひなたの腕を掴む。
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