したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

君の声 ―O la laspba,yupa Lom dremre neckt lostasia U meide―

6神音 光希 ◆ptZpvaYoVY:2011/06/18(土) 15:51:33 HOST:i118-17-46-116.s10.a021.ap.plala.or.jp
†序章・君を失った日†

 日は傾いていた。サラリと揺れている鮮やかなピンク色のに可愛らしい桜の花びらくっ付くが花びらと髪が同じ色で花びらがどこに行ってしまったかは分からなくなった。
ピンク色の髪の少女は一瞬笑顔を浮かべた。すると笑ったと同時に桜の並木から消えてしまった。




 この学園――天羽学園(アマバガクエン)には昔からある七不思議がある。その中で一番目撃者、証言者が多いのは『桜のような雰囲気の少女』である。
しかし、そんな話を聞いていた黒髪を肩より2㎝程度長く伸ばして、白いYシャツに黒いジャケットを着て、黒いズボンをはき、首元にはキラリと光る雪の結晶の形をしたネックレスをした少年――月霧 ひなた(ツキム ヒナタ)は微かにため息を付くと「そんなただの噂―……、絶対嘘だね」ひなたは静かにそういうと再びため息を付いた。


 

 天羽学園には、一年中咲いている桜の木がある。学園の校門には桜並木があり、靴箱前に一年中桜が咲いている。其れは七不思議の幽霊のせいだとか、呪われているとか様々な言い伝えがる。言い伝えと言っても、桜が一年中咲く様になったのは三年前からである。
天羽学園には付属幼稚園、附属中学、附属高校まである。ひなたは附属高校の一年生で付属幼稚園からずっと天羽学園に在住しいて、友人も多いが何処か冷めた態度で友人も少なくなってきているという。




 ひなたは雪の結晶の形をしたネックレスを握りしめると「なぁ……優星(ユウホ)。桜の様な少女ってお前の事だろ?」と誰も居ない夕日に包まれた教室でポツリと呟く。窓の外にひなたがふと目をやると桜の様な少女がヒナタを見つめニッコリと笑いそして姿を消した。桜吹雪をぼんやりと見つめ「一年中桜が咲き始めたのも、優が死んでからだよな……?あの時の、三年前の。やっぱり――」とひなたが呟いた瞬間、教室の扉が開いた。

「ひなた。また…、優星姉様ですか?」

濃いピンク色の髪を腰まで伸ばして、紫色の瞳をし、白いワイシャツに赤いリボン、黒いズボンをはいて黒いラインの入った白い丈の長いブレザーを着た少年――羽音 優魔(ハオト ユウマ)が小さく呟く。ひなたは頼りなく小さく頷く。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板