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未来と過去
102
:
ライナー
:2011/11/23(水) 13:33:01 HOST:222-151-086-011.jp.fiberbit.net
久々にコメント失礼します、ライナーです^^
おおっ!
月さんの過去!? 何だかとても続きが気になる……
これでやっと、霊体化した理由が分かりそうだ!
ではではwww
103
:
kalro
:2011/11/26(土) 16:42:14 HOST:nttkyo288153.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
「・・・霊体・・化?それは一体・・・?」
その紙に書かれていた内容は私の想像を絶するものだった。
半信半疑どころか全く信じられない。それほどまでに衝撃的な事が書かれていた。
要するに・・・これを飲んだら一生霊体のまま・・ってこと?
「・・・もう分かっているだろう?このままではどうしようもないと。」
「・・・貴方は一体・・・何者・・?」
「・・・・・俺か?・・簡単に言うならば君達と対極の立場にいる者。それ以上でもそれ以下でもない。」
確か・・・私の立場はさっきの声の主が言うには[未来を救う者]。
この男はその・・・逆?
「なら・・・どうして・・・」
「・・・ぐずぐずするな。俺には時間が無い。もうそろそろ転送が始まってしまう。・・・・早くしろ!!」
そう言われてもすぐ決断できない。当然の事だ。
なにしろ・・・リスクが多すぎる。
「・・・私は・・・」
「・・・・すまん。」
その男はいきなり斬りつけてきた。私の身体を。
飛び散る血。ぼやける視界。遠のく意識。
「・・・・・・どう・・・して・・・」
男は私に種を飲ましてこう言った。
「・・・手荒な真似をして申し訳ない。だが君は生きなきゃならない。」
「俺は必ず君達の前に立ちふさがる。」
「・・・俺は未来を救いたい。それだけは覚えていてくれ。」
その男は闇へと消えていった。
そして私の意識も暗転した。
104
:
kalro
:2011/11/27(日) 16:46:43 HOST:nttkyo288153.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
目を覚ましたのはそれからしばらく経った後の事だった。
暗くて闇のようだった森に少しの太陽の光が差し込み今が夜では無い事が分かる。
「・・・ん・・。・・・生きてる。・・意識がある!!」
驚いた事に私は生きていた。意識もはっきりしていたし、気分もすっきりしている。
だがそれは杞憂だった。
「・・・・・!?」
手が・・・透けてる・・・!?
手だけじゃない・・・。全身が透けている・・・!?
「・・・夢じゃなかったのね・・・。」
私が意識を手放す前に飲まされた謎の種。
あれは・・・本物だった。信じざるを得ない。
「・・・・・・・グスッ・・何で・・・。ねぇ!!誰か!嘘だと言ってよぉ!!!ねぇ!!」
「・・・嘘だと言ってよぉ・・・誰かぁ・・・。私を一人にしないでよぉ・・・。」
その日一日私は泣き通した。眠くもならなかったし、空腹になったりもしなかった。
いっそ死んでしまおうか。なんて思ったりもした。
そうすることもできないのだ。リスク「永遠の生命」によって。
この現実を受け入れられなかった。受け入れたくなかった。
まさに「絶望」だった。
105
:
kalro
:2011/11/27(日) 17:23:10 HOST:nttkyo288153.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
_____________
_____
※龍也視点
「・・・・・・それから2年の時が流れ、貴方達がこの森にやってきた・・・という事です。」
・・・何だよ・・・それ・・。おかしいだろ・・・。
「これが私がこっちに来た理由、そして霊体化している理由です・・。」
不運・・・なんて言葉では片付けられない。・・・片付けてはいけないだろう。
おかしい・・・!こんなの絶対におかしいだろっ!!
「・・・姉・・・上・・・。どうして姉上がこんな事に巻き込まれなきゃならないんだ・・・。」
亮は号泣。止めどなく溢れる大粒の涙。
「・・・間違えて連れて来られた・・・だと?・・・ふざけんな!!無関係の奴をこんな危ねぇ事に巻き込むんじゃねぇよ!!!」
晋はブチ切れている。俺達は運命なの諦めるしかないが・・・月は違う。
死と隣合わせの危険なミッション。それに無関係の人を巻き込むなんてお門違いもいいとこだろ・・!!
「・・・龍也君。晋君。玲菜ちゃん。そして・・・亮。顔を上げてください・・。」
「・・・・・月・・・?」
「私はもう自分を不幸だとは思いませんよ・・・。貴方達に会えて・・・一緒に悲しんでくれて・・・なにより・・・もう孤独(ひとり)ではありませんから・・・!」
月は太陽のような眩しい笑顔でそう言った。
もう孤独(ひとり)ではないと。もう不幸なんかではないと。
「・・・月さん・・・。そうです。だって私達が一生ついてますよ!絶対に一緒にいますよ!そうでしょ皆!!!」
玲菜はまだ涙の跡が残っている顔で笑顔を見せた。
「当然だ!苦しい時には力になってやる!それが友達だろ!?」
「姉上の為ならどんなことでもする・・・。今その覚悟が決まった。」
全員の覚悟は堅い。もちろん・・・俺もだ。
「俺達は全員!何があってもお前の味方だ!絶対だ!!」
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