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君と私が望む物―Yer she saria stig let xeoi peg pel―

7神音 桜紗 ◆ptZpvaYoVY:2011/05/30(月) 07:12:24 HOST:i118-17-46-116.s10.a021.ap.plala.or.jp
††第一章・出逢いは始まり††

 エリオットが死んで二年たった。エリオットから貰った青い薔薇は花瓶の中に立っていたが、エリオットが死んだ翌日に枯れ果てた。

 私も今年で十六歳。エレラは今、この世には存在しない。あまりにも理不尽なエレラの行動を見て反感を買ってサイハテとエレラは静かに朽ち果てた。私の第二王位継承者の役割を無くし今はただたんの平凡な高校生活を始めている。

 サイハテの人口650人中600人は皆殺しだったようだ。ベリザリオとアレンがどうなったかは分からないが私はいま、サイハテの次に平和なシェルフィスに来ている。

「ねね、来たわよ! エリエット=アルフィーノ様!!」

 一人の女生徒がキャァキャァと叫ぶ。私はエリオットではなくエリエットという事に深くため息を付いた。
そのエリエットと言う奴は黒い車から降りて来る。薄緑色の髪を肩より2cm程度短くしている髪がサラサラと風で揺れ、右目透き通った赤色の瞳、左目暗い薄オレンジ色の瞳がキョロキョロと見回していて、高校の制服を着ていた。エリエットの瞳を見て「オッド……アイ……」とポツリと呟く。オッドアイでなければエリオットとそっくりだったのに………。

 エリエットはニコニコと笑いながら私に近付いてきて、あたりはシン、とする。
エリエットは私の腕を掴んで無理やり車に乗せると車は出発してしまった

「ちょっと……! あなた何!?」

「俺? 俺はアルヴィス学院、高等部一年A組、エリエット=アルフィーノ。このシェルフィスの次期国王。君は、高等部一年A組、エレナ=ベルシーニ………だね?」

 エリエットの自己紹介のやり方はエリオットと似ていた。エリオットも同じような自己紹介をしていた。


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