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我、人であるが故人を嫌う。
6
:
神音 桜紗
◆ptZpvaYoVY
:2011/05/09(月) 20:46:57 HOST:i118-17-46-116.s10.a021.ap.plala.or.jp
†風音月菜視点†
一時間目の美術。私達は美術室に来て、果物とかのデッサンをしていた。
サラサラと筆を走らせ、一つの絵が完成する。パッパっと色を塗り終わる。速攻で書いたため、私は深くため息を付き「失敗、ね」とひっそりと呟く。まあ、きっと誰にも聞こえていないと思うけれど……。
そんな事を考えていると背後から大きな歓声が上がった。歓声を上げた……クリーム色の髪にピンク色の大きなリボンを付け、白いYシャツに黒いベストとスカートをはいた少女、五十嵐 琥珀(イガラシ コハク)はパチパチと手を叩いていた。私はついキョトンとして琥珀を見つめれば「すごいよね、月菜ちゃん!!勉強もスポーツもパソコンも物作りも料理も絵も得意だもんね!!何もかも得意なんだよね〜、羨ましいよ」とアハハッと笑う琥珀で私に視線が集まる。
暫くして視線は集まらなくなったけれど、月音くんが私をジッと見ていた、と言うよりも睨んでいた。月音くんは私の視線に気付いたのか「あ……。その良いてすよね、何もかもが得意で」とチクリと胸を刺された痛みがあった。
「あ、月菜ちゃん……。ちょっと教科書貸してくれない?」
教室に戻ってふぅ、とため息を付くとドア付近から声を掛けられそちらを向くと、家がお隣の茶髪で肩まで伸びたスッキリした髪型をし黒い瞳、白いYシャツに白いラインの入った黒いブレザーに黒色のズボンをはいた、イケメンで頭が良い幼馴染の少年、暁 鏡花(アカツキ キョウカ)、通称、鏡や鏡ちゃん、である。私は微かに躊躇った後「うんっ、良いよ」と渡しに行く。
ひ、久し振りに鏡ちゃんと喋った気がする。中学に入ってあんやり喋らなくなって……。過去を振り返るとポタリ、と涙がこぼれた……、けれども袖で拭う。
今はもう高校一年生。クラス替えがなく、余計に鏡ちゃんと会う機会も減ったのだろう。
「よし、フロースリーは完璧っ」
鏡ちゃんと喋った事が嬉しくて頬を染めながら部活動のバスケをする。春は全然入らなかったフロースリーも入るようになり笑顔が浮かぶ。そんな時「月菜(風音)、絶好調だね(だな)、春は駄目駄目だったのにね(な)」と二人の声が聞こえた。一人は女の子…、薄紫色の髪を肩よりかなり短めにしたスポーティーな髪。服は体操服を着ている、高校初の友達、嫌親友、の三上 真輝(ミカミ マキ)と男子バスケ、男バスで一番バスケが上手い、桜色の髪を長めのショートボブの髪。白い体操服を着ている、結城 海(ユウキ カい)。通称結城、結城くん、のどちらかだ
「真輝!!……と、結城くん……」
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