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我、人であるが故人を嫌う。

14神音 桜紗 ◆ptZpvaYoVY:2011/06/01(水) 20:43:25 HOST:i118-17-46-116.s10.a021.ap.plala.or.jp
 リニューアルではない、とも言えますでしょうか......?再びプロローグからやりなおしていきたいと思います。題名は変わりません。お話とか急激に変わります('>_<')、好き勝手申し訳ないです。
 では、新start!!です。



……………………………………………………………………………………………………


 オウリ。あなたはどこへ行ってしまったのでしょうか?
みーちゃんにそんな事を言ったら“情けない”と怒られてしまうでしょう。

 私の誕生日まであと一週間だったのに……オウリが死んでしまうなんて。
私はいつも強がってたけど、とても、とても悲しかった。だけどオウリはそんなこと少しもないと思っているのでしょう?……そしてオウリは私の事は好きじゃないと思う。たがが親が勝手に決めた婚約者。

 オウリは何時も違う女性に囲まれていて、私が誰なのか、って聴いてもニッコリと笑って「友達だよ」とか言ってはぐらかす。私もオウリを見てそっぽを向いて歩き始め心の中でいくつも、顔だけ可愛いからって偉そうに、と繰り返す。
それは私の幼い心が作り出した嫉妬。

 オウリが死んでしまったと聞いた時、携帯電話をするりと手からすべり抜け、感情のままに走り出したことしか記憶を辿っても覚えていない。
お葬式には初等部の女の子から高等部の女子まで様々だ。私の通っている百夜学院(ビャクヨガクイン)は様々なバリエーションのある制服が特徴的で、みんなそれぞれ制服が違う。
 みんな泣いてる。オウリ君、とかオウリ様、とか様々に。
私はー……、泣けなかった。だってオウリと一緒の時は何時も膨れっ面の私しかいない。

 信じられなかった。オウリが死んだと認める事が。


 オウリが私の誕生日のために用意してくれていたという四つの誕生日プレゼントを私はわからなかった。
変わりに一つ目の誕生日プレゼントの手紙と小さく可憐に咲く白い花が私の家に届けられたと同時にオウリは死んだのだと聞かされた。私は手紙を破り、花の枝さえも折ってしまった。





 ねぇ、オウリ、
    
    あなたはあの時、

        何を思っていたのー……?


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