したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

気まぐれ短編集

1十一路十二坂/茲浪楼羅 ◆iIqeepKh9g:2011/05/02(月) 19:32:34 HOST:p5100-ipbfp205kobeminato.hyogo.ocn.ne.jp
本当に【気まぐれ】に更新する駄小説スレッド(……あれ、レスかな?←)です(・∀・)
此処に乗せた小説は、ニコッとタウンにも乗せています


ニコッと名⇒十一路十二坂

 ハヤテ名⇒茲浪楼羅

2十一路十二坂/茲浪楼羅 ◆iIqeepKh9g:2011/05/02(月) 19:36:44 HOST:p5100-ipbfp205kobeminato.hyogo.ocn.ne.jp
                                    ( ※無断転載禁止※ 
                                      著作権は「十一路十二坂」にあります。)




「はぁ?」

ここは、桂乃誓条学園の高等部塔
簡単に言えば高校生専用の勉学塔、現代語にあわせて言うなら校舎だ。
というかどんな呼称なんだよ。たかが貧相な建物のために、イカにもすごそーな呼称をつけるなんてさぁ……
―――まぁ、そんなことは置いといて
俺、谷木桂星は自分の教室の出口で、買ったばかりのコーヒー牛乳のパック片手に己の耳を疑った。

「だーかーらーね?今日、廃部塔で肝試しするのよっ!!」

俺の耳元できゃんきゃん泣き喚く女生徒、梶木梨乃は
『アンタに拒否権なんてないんだからねっ!!』とでもいいたそうに何も無い胸を張って、俺の前に突っ立っている。
俺より1つ上の学年であり、生徒会書記であり、同じ孤児院で暮らしてきた関係であり
………訂正、同じ孤児院で“仕方なく”暮らしてきた関係である
真っ白な髪を肩辺りに深緑色のリボンで2つ結びで束ねていて、髪と同じ色の眼は真ん丸
自分の体より2回り大きい学校指定のブラウス、スカートの上にカーディガンをきっちり着こなしている。
………つか、何で俺がこんなことを説明してんだ。アホらし。



「誰が行くか、って言う顔ね?」


ふふん、と口元を歪に歪ませると、手に持っていた一枚の書類を俺の前に突き出してきた


「はい、詳しいことはこの紙に書いてあるからね。
 私は他にも人を誘わなきゃいけないから、アンタのクラスメイトや友人にも何人か誘っておくけど
 誰か不都合な人いない?」

「あー……別に」



(つかシラネ)


言うだけ言うと、アイツは俺の手に書類をのせて、隣のクラスへと行った。
ぽんっ、と俺の左肩にクラスメイトの腕が乗る



「なぁ、谷木ー」

「何だ」

「もう一度聞くけどさ………谷木って梶木さんのことどう想ってるんだ?」

「すっごくウザい、幽霊に呪われて死んでしまえばいい」

「お前、顔は美形でモテるくせに中身は超の付く程ツンデレなんだな」

「誰がツンデレだ」

「あ、ツンデレじゃなくてヤンデレか?それともマゾヒスト、もしくはサディズムか?」

「………」

「あー………、オレが悪かった。スマン」

「………………」

「だから、その手に持っているパックをオレに向けて投げるなよ。」

「……………っふ」

「まぢで投げるなよ!!」








***Water,Mon,Bless you,Exist.***
       ―――水、月が存在して、あなたを祝福する。―――











*簡易紹介*
 梶木梨乃(かじき・りの)……桂乃誓条学園の高等部塔の二年生。
                  現在、生徒会の会計を務めている
                  桂星とは幼馴染
 
 谷木桂星(やぎ・けいせい)……桂乃誓条学園の高等部塔の一年生。
                    高等部塔の七不思議の一人でもある
                    梨乃とはただの幼馴染




*☆*;:::::;;:::::;*★*;:::::;;:::::;*☆*;:::::;;:::::;*★*
公開日
ニコッと⇒2011/04/29 17:44:30
ハヤテ@⇒2011/05/02

小説名
(水面は月を加護する存在)

言い訳←
 …なんか、続きがありそうな終わり方の小説を投稿してスミマセンでしたっ……_○/|_ 土下座
 でも後悔はしていn(((自重yr
感想・評価・質問受け付けております!


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板