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ハンターモデル
27
:
迷
◆1iaDQinYzU
:2011/05/16(月) 18:41:26 HOST:p3166-ipbf2705funabasi.chiba.ocn.ne.jp
ミランの後に続いて、コランたちも降りてくる。
そして、子供たちとゾンビ軍の間に入り、武器を構えた。
「コランっ!」
突然ミランがコランを呼んだ。
「・・・?」
「此処は私たちに任せて、コランは皆を安全な所に逃がして。」
「安全な所って・・?」
「とりあえず、地下倉庫から出して、上に連れて行って。」
「分かった。」
ミランたちは話しながらも襲ってくるゾンビたちを次々と倒していく。
そして、コランだけがゾンビに背を向けて、子供たちのほうを向いた。
「これから上にあがるから僕についてきて。」
コランはそれだけ言うと、再びゾンビのほうを向いた。
子供たちは不安がりながらゆっくりと立ち上がる。
「いくよっ!」
コランの掛け声と共に、皆走り出した。
コランは自分たちの方に向かってくるゾンビたちを倒しながら、子供たちをドアの下に連れて行き、上に上らせる。
その間もコランはゾンビたちを倒していると、ミランたちが来た。
「コランも上がってっ!」
キールの言葉に頷くと、コランも上にあがった。
ゾンビたちも上がろうとするが、その前にミランたちが立ちふさがる。
「お前たちの相手は、私たちだよっ!」
28
:
迷
◆1iaDQinYzU
:2011/05/16(月) 18:42:21 HOST:p3166-ipbf2705funabasi.chiba.ocn.ne.jp
コランに言われるまま地下倉庫から出たラートだったが、頭の中は混乱していた。
―あの人ミランだよね・・・?
―でも・・・なんか持ってた。
―あれは・・・カマなの?
―よく見えなかったけど・・・。
―それにコランも凛々しくなってるし・・。
―ミランの今やってる仕事って・・・・?
そこまで考えた所でコランもあがって来た。
ラートはしばらく考えた後、思い切ってコランに聞いてみた。
「ねぇ・・・コラン」
「・・・な、何?」
コランは驚いて少しぎこちない感じで答えてしまった。
「なんで、木刀なんか持ってるの?」
「・・・。」
―どうしよう・・・。
―答えちゃいけないし、だからと言って嘘もつけないし・・・。
コランが悩んでる間にもラートは次々と質問を投げかける。
「ミランもカマ持ってたし、キールさんとか言う人たちも日本刀みたいなのとか、バットとか持ってたし・・・。それに、いきなり入ってきたあの人たちは誰?!コランだったらコーラネット村のことも知ってるの?」
「・・・・・。」
すると、ラートの隣に居た女の子が突然言い出した。
「ねぇ、この人ラートの知り合いなの?」
「あの入ってきた人たちは、人殺しなの?」
「お兄ちゃん達も・・・人殺しなの?」
女の子が言い出したと同時に他の子たちも口々に言い出した。
「人殺し・・・。」
ラートもそう呟くと悲しそうな顔をした。
すると、突然後ろのほうで悲鳴がした。
「うわあぁぁぁっ!!」
皆で何事かと後ろをむいた。
目の前に居たのは、ボスのような立場の男だった。
「おい・・・。結局逃げ出してんのかよ。ゾンビ共も使えねぇーよなぁー。」
「・・・っ!」
そして、その男の前には血を流して倒れている男の子もいた。
コランは一瞬で状況を判断し、子供達の前に庇うような形で立ち、武器を構えた。
「あー・・お前らハンターだったのか。」
男の雰囲気が一気に変わった。
コランはもう一度武器を構えなおした。
「んー・・とりあえずお前ら全員、死刑な。」
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