[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
メール
|
1-
101-
201-
301-
401-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
今でも君を
113
:
明優
:2011/05/28(土) 13:51:25 HOST:i114-184-15-160.s41.a005.ap.plala.or.jp
茜が・・・。そんな・・・。
今自分がやってる事はただ逃げてるだけだ。
そんな自分が恥ずかしい。
誰かのためじゃなくていいんだ。
俺はただ頑張りたい。
茜を見ててそう思った。
俺は・・・。
サッカーを辞めない。
自分のために頑張る。
プロになったら母さん、天国で見ててくれるだろうか・・・。
114
:
明優
:2011/05/28(土) 13:58:42 HOST:i114-184-15-160.s41.a005.ap.plala.or.jp
俺は職員室へ行くのをやめ、教室へ戻った。
ずっとグラウンドを見つめていた。
ザァーーーーーーー
「ん・・・?」 俺は雨の音で目を覚ました。
ヤベっ!!寝てたよ、俺!!もう8時半じゃん!!
グラウンドを見る。・・・さすがにもう茜はいないか・・・。
ガラガラガラ
「あれ・・・?龍・・・?」 茜が制服姿で教室へ入ってきた。
「茜・・・なんで・・・?」 まだいるとは思わなかった。今まで練習してたのか・・・?
「携帯忘れちゃってさ。取りに来たの。」
そう言って茜は自分の机から携帯を取り出した。
「茜・・・。今まで練習してたんだろ・・・?」 俺は聞く。
「う〜ん。まぁね。少しだよ!少し!じゃあね。
龍も早く帰った方がいいよ!!バイバイ!!」
そう言って茜は教室を出ようとする。
「茜・・・。一緒に・・・帰らないか・・・?」「え・・・?」
115
:
明優
:2011/05/28(土) 14:05:48 HOST:i114-184-15-160.s41.a005.ap.plala.or.jp
私たちは一緒に帰る事になった。
でも2人はほぼ無言だった。
「茜、あのさ。」 龍が口を開く。
「ごめん!それと、ありがとう。」「え・・・?」
話についていけない・・・。何・・・?
「俺はサッカーも学校も辞めない。茜のおかげだよ。目、覚めた。
ありがとな。」
「え!あ・・・私、何もしてないよ?」
「1人でコソコソ練習してたじゃん?それに俺、勇汰に失礼だよな・・・。
だから今は勇汰のためにサッカーやる。」 龍は生き生きした瞳をしていた。
「うん!!じゃあ、一緒に頑張ろうね!!」
龍がサッカーを続けてくれて良かった!!
116
:
明優
:2011/05/28(土) 14:06:54 HOST:i114-184-15-160.s41.a005.ap.plala.or.jp
〜病室〜
私は勇汰の病室の前にいる。
夜遅いから明日にしようと思ったけど、どうしても・・・
今日、伝えたかった。
コンコン
「はい・・・。」
117
:
ねここ
◆WuiwlRRul.
:2011/05/28(土) 16:39:10 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp
龍君が目覚めて良かったでs((
続きも楽しみにしています^^
頑張ってくださいね!
118
:
明優
:2011/05/29(日) 11:24:05 HOST:i114-184-15-160.s41.a005.ap.plala.or.jp
ねここさん(またマークなくてごめんなさい)
またまたコメントありがとうございます!
最近は、忙しくて小説読んでないので、
暇ができたら絶対に見に行きます!!
その時はコメントさせていただきますね!
119
:
明優
:2011/05/30(月) 16:26:00 HOST:i114-184-15-160.s41.a005.ap.plala.or.jp
「茜・・・。」 久々に見る勇汰の顔。
「勇汰、遅くにゴメン・・・。どうしても今日、伝えたくて・・・。
それと、しばらく来れなくてゴメン・・・。」 私は頭を下げて謝った。
「俺こそゴメン。足の事とかあって茜にいろいろとあたっちゃってさ・・・。でも・・・。
茜を好きだって言ったのはウソじゃないから。」 勇汰は言った。
「ゴメンね・・・。何年間も想っててくれたんだよね?気がつかなくてゴメン・・・。
でも私・・・。今は勇汰の気持ちには答えられないの・・・。
私、龍が好きだから・・・。ゴメンなさい!!」 私は再び頭を下げた。
スースースー え・・・?足音・・・?
120
:
明優
:2011/05/30(月) 16:31:42 HOST:i114-184-15-160.s41.a005.ap.plala.or.jp
「茜、頭・・・上げて・・・?」 勇汰は優しく言った。
私は頭を上げる。「え・・・?勇汰・・・。歩けるの・・・?」
私の驚きは隠せない。
「うん。まだゆっくりだけど歩けるよ。」 勇汰はそう言って微笑んだ。
ゴメン・・・。勇汰・・・。勇汰は私が来ない間に必死でここまで頑張ったんだね・・・。
支えるって言ったのに・・・。
「勇汰。ゴメン・・・。ウッ・・・。」 私の瞳からは涙が出てきた。
「泣くなよ・・・。茜・・・。1つ聞いていいか・・・?」
勇汰は私の涙を拭きながら言った。私はうなずいた。
「龍自身が好きって前に言ってたけど、本当なんだな?」
勇汰は私をまっすぐに見て言う。
「うん。龍自身が好き。」 わたしはハッキリと答えた。
「ハァ・・・。俺、完全に振られたをぁ〜。でも茜がそう想うならそれでいい。」
勇汰は微笑んだ。
勇汰・・・。
ありがとう・・・。
恋愛感情ではないけど、勇汰は私の大切な人の1人。
いつまでも、
いつまでも・・・。
121
:
明優
:2011/05/30(月) 16:41:28 HOST:i114-184-15-160.s41.a005.ap.plala.or.jp
茜が帰って俺は夜空を眺めていた。
あ・・・。星だ・・・。
あの星、きれいだな・・・。
そういえば、昔、翼と茜と俺で星見た事あったんだっけ・・・。
翼、星が好きだって言ってたな・・・。
懐かしいなぁ・・・。
なぁ・・・。翼・・・。
見守っててくれよ・・・。茜と龍を・・・。
どんな事があってもあの2人ならきっと乗り越えられる。
今日、茜の想いを聞いて、茜のあの強い瞳を見て、そう想った。
だから翼・・・。
2人を見守っててくれ・・・。
俺は、そう強く星に願った。
122
:
明優
:2011/05/30(月) 16:49:00 HOST:i114-184-15-160.s41.a005.ap.plala.or.jp
☆次回予告・これからの予告です!!☆
次回からは新しい場面に突入します!!
いよいよ、茜を悲しい現実が襲ってしまいます。
「今でも君を」、少し物語を延長させていただく事になりました。
投稿200を超えるかはまだ不明ですが、最終回までぜひ、お付き合いください!!
引き続き、「今でも君を」、よろしくお願いします!!
123
:
明優
:2011/06/01(水) 16:07:39 HOST:i114-184-15-160.s41.a005.ap.plala.or.jp
月日はたち・・・。
私たちは高校2年生になった。
何とか2年生に進級できた。
勇汰の足も治り、高1の冬頃から部活に参加している。
私は夏美と同じクラスになった。
龍と勇汰は同じクラス。2人とは離れてしまった・・・。
「えぇーー!!!!ゴールデンウィーク、茜と遊べないのぉ??」
夏美が教室で大声を出す。
「もぉ!何で夏美はそんなに声でかいの!!しぃー!!」
「だってぇ・・・。部活もないじゃん。ってかいいなぁ・・・。
家族旅行とか・・・。」
「夏美にも何か買ってくるよ!どんなのがいい〜??」
「そ〜だなぁ〜。」
私は明日から始まるゴールデンウィークで家族旅行に行く。
正直、今から楽しみで仕方ない。
124
:
明優
:2011/06/01(水) 16:12:13 HOST:i114-184-15-160.s41.a005.ap.plala.or.jp
〜旅行中〜
早いものでもう旅行に行く日だ。
今はタクシーに乗っている。
楽しみ☆
温泉とかぁ・・・。お土産とかぁ・・・。
私はもう浮かれていた。
空港までまだまだだし・・・。寝てよう・・・。
そして私は深い眠りについた。
キィーーーー ドン バン!!
え・・・?
痛っ・・・。ウッ・・・。
何・・・?なにが起きてるの・・・?
痛い・・・。
痛いよ・・・。
125
:
明優
:2011/06/06(月) 22:40:35 HOST:i114-184-12-188.s41.a005.ap.plala.or.jp
しばらく更新なしでごめんなさい。
いろいろと忙しいという事もあるのですが、PCの調子も悪く、なかなか
更新できずにいました。
まだPCの調子が悪いので、ここしばらくは更新なしの日も多く出てくるかと
思いますが、最終回まで見ていただけたらうれしいです!
126
:
明優
:2011/06/07(火) 16:11:33 HOST:i114-184-12-188.s41.a005.ap.plala.or.jp
ピッピッピッ・・・。
「ん・・・?」 どこ・・・?
私は周りを見渡す。 ・・・病院だ・・・。
「っだから!!」 廊下から誰かの声がする。
ドアが開いてるから少し話しが聞こえる。
誰だろう・・・。そう思い、私はベッドから立ち上がる。
・・・痛っ!!
両方の足が痛み出す。・・・立てない・・・?
何で・・・?私は足を見る。・・・え・・・?
包帯が巻かれていた。
私の足・・・に何があったの・・・?
127
:
明優
:2011/06/07(火) 16:20:57 HOST:i114-184-12-188.s41.a005.ap.plala.or.jp
「だから!!」 大声で叫ぶ女の人の声。
私は耳を傾けて聞く。
「今はどっちが引き取るとか言ってられないわよ!!」
引き取る・・・?・・・おばあちゃんの声・・・?
「茜を引き取るかだけを考えましょう!!」
私を・・・引き取る・・・?お母さんとお父さんは・・・?
「あの子の両親はいないのよ?誰が代わりになるのよ!!」
私の・・・両親・・・。いない・・・?
どうして・・・?
「聖子!!落ち着きなさい!!私だって・・・。今、どうしたらいいか・・・。
茜にとって何が1番いいのか茜が目を覚ました時、どんな思いで両親の死を
受け入れるのとかで頭がいっぱいなの!!」
おばあちゃん・・・。今・・・。
なんて言ったの・・・?
両親の死って・・・言ったの・・・?
ヤダ・・・。信じない・・・。
信じたくない!!
頭がおかしくなっていく。
「イヤーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」
分からない・・・!!
お母さん・・・。
お父さん・・・。
どこにいるの・・・?
128
:
明優
:2011/06/07(火) 16:26:34 HOST:i114-184-12-188.s41.a005.ap.plala.or.jp
ポタッ・・・
「ん・・・?」「茜!!」「おばあちゃん・・・?」
私は点滴をされていた。
おばあちゃんは椅子に腰掛けていた。
私とおばあちゃんの沈黙は続いた。
私は恐れていた事を聞いた。
「ねぇ・・・。お母さんとお父さんは・・・?」
「茜。落ち着いて聞いて。」 おばあちゃんは静かに言った。
「お母さんとお父さん・・・。事故で即死したの・・・。でもね・・・。
あの2人ね・・・。茜だけを守ったの・・・。」
おばあちゃんは目を潤ませて言う。
「2人で茜を抱きしめて2人は死んだわ・・・。だから茜は幸いの事に
頭が守られて今、こうして生きているのよ・・・。」
おばあちゃんが優しく微笑んだ。
129
:
明優
:2011/06/07(火) 16:36:39 HOST:i114-184-12-188.s41.a005.ap.plala.or.jp
☆予告です!!☆
茜にとって大切な人が2人も亡くなってしまいました。
茜の両親は茜を最後まで守り続けました。
その結果、茜にとって、悲しい結果となってしまいました。
この場面は作者の私にとって1番と言っていいほど描くのが辛い場面でした。
これから茜はどんな道を歩んで行くのか、どんな未来が待っているのか
そこに注目してくれたらうれしいです。
最終回はまだまだ遠いのですが、皆様におもしろいと言ってもらえるような
小説にしたいと思うので、これからもお付き合いください。
まだPCが完全に良くなっていなくて、更新ない日が多くなると思います。
楽しみにしてくれている方に(いないとは思いますが・・・)
は申し訳ありません。
これからも「今でも君を」をどうぞ、よろしくお願いします。
130
:
明優
:2011/06/11(土) 11:39:21 HOST:i114-184-12-188.s41.a005.ap.plala.or.jp
「それでね・・・。茜。茜を・・・おばあちゃんとおじいちゃんが引き取ることにしたの・・・。」
「え・・・?」 私が・・・?
「本当の親だと思っていいからね。」 おばあちゃんは再び微笑む。
私は何も言うことができなかった。
だって私は・・・引き取られるしか方法はなかったから・・・。
龍みたいに「1人で暮らす」なんて言えない。
1人で暮らす自信もお金もないから・・・。
私はおばあちゃんとおじいちゃんの家に引き取られることになったから
北海道に引っ越さなければならない。
2人の家は北海道にあるから・・・。
みんなとも・・・。
こも町とも・・。
お別れ・・・。
どうして
私が・・・。
131
:
明優
:2011/06/11(土) 20:42:23 HOST:i114-184-12-188.s41.a005.ap.plala.or.jp
ミスです!!
急いで書き込んだせいか、ミスが・・・。
最後から4行目の「こも町とも・・・。」となっていますが正しくは
「この町とも・・・。」です。
まだミスがあるかもしれません。読んでて分からないところ・字のうち間違い
などあったら遠慮なく書き込んでください。
引き続き、「今でも君を」よろしくお願いします!
132
:
名無しさん
:2011/06/14(火) 21:20:14 HOST:i114-184-12-188.s41.a005.ap.plala.or.jp
私は泣くだけ泣いた。
泣いても両親は戻っては来ないけど・・・。
私は退院してすぐ北海道に引っ越す事が決まった。
・・・はぁ・・・。 何か、トイレ行きたくなってきたなぁ・・・。
でも・・・この足じゃ無理かな・・・。
私は今ある全ての力を出して立ち上がろうとする。
痛っ・・・。ダメ・・・。立てない・・・。
トイレ・・・。行きたいのに・・・。
私は看護士を呼んだ。
「このオムツに取り替えてください。しばらくはオムツ生活ですね・・・。」
看護士が言った。
「私の足・・・。そんなに悪いんですか・・・?」
私は恐る恐る聞く。
「うん・・・。たぶん、もう走れないと思うな・・・。」
133
:
明優
:2011/06/14(火) 21:21:42 HOST:i114-184-12-188.s41.a005.ap.plala.or.jp
↑
ごめんなさい。別のPCで書き込んだので、
名前を書き込むのを忘れてしまいました・・・。
もちろんこれを書き込んだのは私です。
小さなミス、ごめんなさい。
134
:
明優
:2011/06/17(金) 18:09:16 HOST:i114-184-12-188.s41.a005.ap.plala.or.jp
☆お知らせ☆
最近、更新なくて楽しみにしていただいている方(いないかとは思いますが・・・)
にはとても申し訳ありません・・・。
PCの不調もあるのですが、物語もいろいろ考え直すところなどがありまして・・・。
今は必死で物語を考えています。
132の続きはすでに決まっているのですが、もう少しお時間をいただければ
うれしいです。
最終回までの物語はだいたいは決めているので、楽しみにしていてください。
できる限りは早めに考えて読んでくださっている方にお見せしたいと
思うので、その日まで待っていてください。
いろいろと読んでくださっている方には申し訳ありません。
135
:
明優
:2011/06/17(金) 21:14:36 HOST:i114-184-12-188.s41.a005.ap.plala.or.jp
「走れないって・・・。」 私は言葉を失う。
「でもまだ結果がでないと分からないわ。」 看護士は言った。
「結果が悪かったら走れないんですか?!」
私は興奮しながら言う。
「う・・・。そうね・・・。そうなるかもしれないわ・・・。」
私の声は出なくなった。
「池内さん!!お呼びです!!」 看護士が呼ばれた。
「じゃあ、呼ばれたので、私行きますね。何かあったら呼んでね。」
看護士はどこかへ行ってしまった。
私は嫌だった。
何もかも。
お母さん・・・。
お父さん・・・。
「ハァ・・・。ハァ・・・。ウッ・・・。」
息が苦しい。
「ウッ・・・。」 ガチャン
私はテーブルの上にあったマグカップを落として割ってしまった。
「どうしました?」 看護士は驚きながら私の所へくる。
「ハァ。ハァ。ハァ。」 息が・・・。うまくできない・・・。
「過呼吸だわ!!」
看護士がそう言った。
136
:
明優
:2011/06/19(日) 22:43:59 HOST:i114-184-12-188.s41.a005.ap.plala.or.jp
そして・・・。
「ん・・・?」 私は目を覚ました。眠っていたみたいだ。
「大丈夫・・・?茜・・・?」 私の目の前にはおばあちゃんとおじいちゃんがいた。
「おばあちゃん・・・。おじいちゃん・・・。」
私は1つの決意を心に決め、2人に聞いた。
「私の足・・・。早く検査して・・・?」 私は言った。
「茜・・・?」 おばあちゃんは驚く。
「早くスッキリしたいの・・・。サッカー続けられるのか・・・
無理なのか・・・。」
私は2人の瞳をまっすぐ見て言った。
137
:
明優
:2011/06/19(日) 22:57:00 HOST:i114-184-12-188.s41.a005.ap.plala.or.jp
★お知らせ★
最近は、物語を考える時間があまりなくて、まだまだこの先を悩み中です(泣
だいたいは決めてあるのですが、内容を深くしなきゃいけなくて・・・。
なのでもしかしたら更新数が少なくなったり、更新しても1つの投稿が短かったり・・・。
このまま考えつかなければ、少し早くに最終回を迎える事になるかもしれません。
この小説を好んで読んでくれている方(いないと思いますが・・・)
本当に申し訳ありません。
でも絶対に最終回まで書き込み続けますので、引き続き
「今でも君を」、読んでくださればとってもうれしいです!!
138
:
明優
:2011/06/20(月) 17:14:23 HOST:i114-184-12-188.s41.a005.ap.plala.or.jp
2人は検査に賛成してくれた。
そして・・・。私は次の日に検査を受けた。
「結果は今日中に出ますよ。結果が出たら病室に向いますね。」
結果かぁ・・・。
聞くのが怖い・・・。
もし、サッカーができないって結果になったら私・・・。
私はそう想いながら空を見つめた。
何時間、空を見つめたんだろう・・・。
コンコン 「どうぞ・・・。」
「結果が出ましたよ・・・。」 担当医師が来た。
「先生・・・。結果は・・・?」
おばあちゃんは聞く。
お願い・・・。
私からサッカーを奪わないで・・・!!
139
:
アリス
:2011/06/20(月) 17:17:51 HOST:i118-18-200-235.s10.a045.ap.plala.or.jp
明優さん、頑張ってください!!
『悲しい双子』のところにきてくれてありがとうございます!!
とってもうれしかったです!!
この小説、とってもおもしろいです!!
大好きです!!
これからも頑張ってください!
急に出てきてすいませんでした(汗)
アリス
140
:
明優
:2011/06/20(月) 17:36:04 HOST:i114-184-12-188.s41.a005.ap.plala.or.jp
アリスさん
長いところ読んでくれてありがとうございます!
最終回までお付き合いしてくれればうれしいです☆
アリスさんも頑張ってください!
コメント、本当にありがとうございます!
141
:
明優
:2011/06/20(月) 20:47:14 HOST:i114-184-12-188.s41.a005.ap.plala.or.jp
☆次回予告・お知らせ☆
勇気を持って検査をした茜。
茜の未来は・・・?
そして1番気になる茜の検査の結果は・・・?
茜の足はどうなるのか・・・?
もう1度、サッカーをしている茜を見る事ができるのか・・・?
そんなとこに注目してください☆
内容は考え付きましたが・・・。
また考え直すところも出てくると思うので、先に進むのはもう少し待っていただけたらうれしいです。
物語が完全に決まったら少しでも早くまず、いっぱい書き込みたいと思います。
こんな未熟者の私にコメントをくださった方、読んでくださってる方
本当に心から感謝します。
引き続き「今でも君を」よろしくお願いします♪
142
:
アリス
:2011/06/20(月) 20:47:40 HOST:i118-18-200-235.s10.a045.ap.plala.or.jp
ハイッ☆
頑張ります♪
最後までお付き合いしまっす☆
頑張ってくださいね!!
アリス
143
:
明優
:2011/06/20(月) 21:46:34 HOST:i114-184-12-188.s41.a005.ap.plala.or.jp
アリスさん
最後まで付き合うって言ってくれてとってもうれしいです♪
お互い、頑張りましょうね★
144
:
明優
:2011/06/21(火) 20:38:27 HOST:i114-184-12-188.s41.a005.ap.plala.or.jp
「・・・残念ですが・・・。サッカーは辞めた方がいいと思います・・・。
というか・・・辞めざる終えません・・・。茜さんの足は奇跡だったんです。
本当は切断しなきゃいけないほどの状態でした。でも医師たちが全力で何とか
切断を防いだんです・・・。だからこれ以上の奇跡は難しいですね・・・。
茜さんはまだ若いんですし、別の未来を今からでも作れるんですよ!!
だからこれからを一生懸命生きてください。」
先生が励ましの言葉を言う。
でも私にとってそんな言葉、励ましの1つにもなってない。
「ヤーーーーーーーー!!!!」
私は壊れた。
この現実が嫌だ。
夢だって思いたい。
現実なんかじゃない。夢なんでしょう?
覚悟してたはずなのに・・・。
私は頭が急にクラクラし始めて意識を失った。
145
:
明優
:2011/06/21(火) 20:43:34 HOST:i114-184-12-188.s41.a005.ap.plala.or.jp
ポトッ・・・。
「ん・・・?」「茜!!」
おばあちゃんがいた。
私の腕には安定剤なのか点滴をされていた。
「茜・・・。大丈夫・・・?」
おばあちゃんは心配そうに聞く。
「ん・・・。少し落ち着いた・・・。」
でもまだいろいろな事が信じられない。
「茜・・・。茜はかわいいおばあちゃんの孫だからね・・・。」
おばあちゃんはそう言って私を優しく抱きしめながら頭を撫でた。
そんな優しい言葉でさえも私の頭には響かなかった・・・。
146
:
明優
:2011/06/21(火) 20:46:48 HOST:i114-184-12-188.s41.a005.ap.plala.or.jp
★お知らせ★
最近、お知らせが多くてごめんなさい!!
物語の内容が決まりましたww
なので、これからは最終回一直線で書き込んでいきたいと思います!!
私の勝手でもしかしたら考え直すって部分もあるかとは思いますが
これからはいっぱい更新数を増やしていきたいと思ってます!
最終回までよろしくお願いします!
147
:
ねここ
◆WuiwlRRul.
:2011/06/22(水) 17:02:30 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp
茜ちゃん、サッカーが出来なくなってしまって悲しいです(´;ω;`)
でもねここは陰から応援しているので←
明優様も茜ちゃんも頑張ってください!
148
:
明優
:2011/06/22(水) 20:59:18 HOST:i114-184-12-188.s41.a005.ap.plala.or.jp
ねここさん
またまたコメント本当にありがたいです!!
茜の事、応援してくれてありがとう★
私も茜も(?)ねここさんや読者さんたちのために頑張りますね!!
ねここさんの小説も後で拝見させていただきますね♪
149
:
明優
:2011/06/22(水) 21:39:00 HOST:i114-184-12-188.s41.a005.ap.plala.or.jp
夜になり、おばあちゃんは帰った。
もう消灯時間。
静まる病室。
いろいろな事を考えてしまう。
サッカー・・・。お母さん・・・。お父さん・・・。
翼・・・。ゴメンね・・・。
翼が死んだ日、自分の心に強く誓ったのに・・・。
守れなかったよ・・・。
私の瞳からは涙が出てきた。
涙は絶える事なく流れる。
150
:
明優
:2011/06/22(水) 21:42:58 HOST:i114-184-12-188.s41.a005.ap.plala.or.jp
もう行きたい・・・。
お母さんとお父さんと翼のいる世界へ・・・。
お母さんとお父さんが私の命を自分の命を懸けてでも守ってくれた事には
すっごく感謝してる。
この命、大事にしなきゃって分かってる。
でも私・・・。
もう絶えられないよ・・・。
生きるのが辛い・・・。
この現実が嫌。
だからもう楽になりたい・・・。 楽にして?神様・・・。
151
:
明優
:2011/06/22(水) 21:48:36 HOST:i114-184-12-188.s41.a005.ap.plala.or.jp
私はそう想いながら近くにあった果物ナイフを手に取る。
ナイフに涙がこぼれる。
まだ死にたくない気持ちはある。
やりたい事もたくさんあった。
いろんな人と話したかった。
いろんな物を食べてみたかった。
いろいろ楽しみたかった。
サッカーももっとしたかった。
恋も・・・。
1度は付き合ってみたかった・・・。
でも今の私には全てできない。
ごめんね・・・。自分・・・。
弱い自分でごめんなさい・・・。
今の私に生きる勇気も資格もない。
だから私は・・・。
「ごめんね・・・。お母さん・・・。お父さん・・・。」
今、行くからね・・・。待っててね・・・。
みんな・・・。
ありがとう・・・。
そして、
さよなら・・・。
152
:
明優
:2011/06/23(木) 21:55:21 HOST:i114-184-12-188.s41.a005.ap.plala.or.jp
ん・・・。ココが・・・。天国・・・?
誰もいない・・・。
「茜。」 私は名前を呼ばれて後ろを振り返る。
「お母さん!!お父さん!!」 私は2人の元へ走り出す。
でも・・・。
2人は私から離れて行く。
「お母さん!お父さん!何で離れて行くの?!」 私は潤んだ瞳をしながら言う。
トントン 私は後ろから誰かに肩を叩かれた。
「翼・・・?」 まだ幼かった頃の翼の姿があった。
「何でココに茜がいるんだよ!!茜にはまだこの世界は早い!!」 翼は怒鳴る。
「嫌!!やっと会えたんだもん!私、帰らないもん!!」 私はわがままを言う。
153
:
明優
:2011/06/23(木) 22:02:36 HOST:i114-184-12-188.s41.a005.ap.plala.or.jp
「ダメだ!!早く帰れ!!お前はまだ本当の幸せを掴んでいない。」
「翼だってそうだったじゃん!!早くに死んじゃって・・・。幸せなんて・・・。」
ギュ 翼は私を優しく抱きしめた。
「俺は毎日幸せだったよ。茜とサッカーできて。だから・・・。
茜はこの世界にいちゃいけない。時が来たら・・・。それまでさよならだ・・・。
茜・・・。」 翼は悲しい顔で微笑む。
「でも・・・!!」 私の瞳からは涙が出る。
「いいから!!」 翼は私の背中を押す。
「茜には幸せが待ってる。だから頑張れ!!」 翼が微笑んだ。
「ウッ・・・。」「泣くなよ・・・。ほら!行け!!」
「お母さん!お父さん!またね!!」 私がそう言うと2人は微笑んだ。
「バイバイ・・・。翼・・・。」 私は泣きながら言った。
「茜!!・・・俺、茜が好きだから!!」「え・・・?」
154
:
明優
:2011/06/26(日) 16:16:40 HOST:i114-184-12-188.s41.a005.ap.plala.or.jp
ピッ・・・ピッ・・・
「ん・・・?」 あれ・・・?病院・・・?
私・・・生きてる・・・?
「茜!!」「夏美・・・?」
私の顔の近くには夏美がいた。
「バカァ!バカ茜!!」
夏美の目は真っ赤。充血してるし、目の周りも真っ赤。
「茜ぇ・・・ウッ・・・。」
夏美は泣きながら何度も私の名前を呼んでいた。
あれ・・・?龍と勇汰・・・?
2人も駆けつけてくれたの・・・?
私は2人を交互に見た。
2人は私を見て微笑んでくれた。
やがて、夏美もおさまった。
155
:
明優
:2011/06/26(日) 16:24:14 HOST:i114-184-12-188.s41.a005.ap.plala.or.jp
夏美は話し始める。
「茜。もう二度とこんな事しないで!!私は茜が必要なの!大切なの!」
そう言って夏美は優しく私を抱きしめる。
「ごめんね・・・。ありがとう。夏美・・・。」
私も涙を流しながら言った。
夏美、そんな風に想ってくれてたんだね・・・。
本当に大好き。夏美、大好き。
ずっとずっと1番の親友だよ・・・。
それから私たち4人はいろいろな話をした。
足の事も両親の死の事も忘れかけてしまうくらい話した。
「あ〜。何か私、プリン食べたいなぁ〜。」 夏美が急に言い出す。
「プリン?!」 私は急の事で驚く。
「勇汰!ついてきてよ!!コンビニ!!茜、私勇汰とプリン買ってくるね!」
「え?!勇汰も?」「おう!行くか!」
夏美と勇汰は病室から出て行った。
もしかして・・・。
龍と2人にしてくれたの・・・?
でも何か・・・。
気まずいな・・・。
2人きりは・・・。
「茜。」 龍は話し始めた。
156
:
明優
:2011/06/26(日) 16:28:40 HOST:i114-184-12-188.s41.a005.ap.plala.or.jp
☆次回予告☆
翼と天国の直前?!で再会した茜。
翼に背中を押されて今、茜は生きているが・・・。
本当に幸せが茜の元に降りてくるのか・・・?
次回、茜が予想もしていなかった言葉を龍は告げる。
ここから少しずつ新しい場面に突入します!!
お楽しみにしててください!!
157
:
明優
:2011/07/02(土) 13:17:19 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
PCの不調でまた更新が困難になってます。
もう少し、待っていただければうれしいです。
直ったらすぐに更新します。
本当に申し訳ありません。
158
:
明優
:2011/07/05(火) 22:19:09 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
「あのさ。茜。」「ん・・・?」 何だか緊張する。
「俺と一緒に暮らさないか・・・?」
龍からの予想外の言葉で私の頭は真っ白になる。
「茜。俺、鈍感すぎて自分の気持ちにずっと気づけなかった。・・・けど・・
茜が入院して俺の中に1つの感情があることに気が付いた。
『茜を守りたい』『茜に会いたい』その気持ちがハンパなくすごくて・・・。
俺、茜が好きだ。そう気が付いた。
だから、俺茜を守りたい。・・・一緒に暮らさないか・・・?」
龍は真剣な顔で言う。
「龍・・・私・・・伝えたい事があるの・・・っ!!」
私は緊張しながら話し始めた。
159
:
明優
:2011/07/05(火) 22:46:19 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
★お知らせ・次回予告★
最近はPC不調で本当に読んでいる方に申し訳ないです。
今でもPCの状態はものすごく悪いです。
なので、今度の更新もいつになるのか分からない状態です。
でも完結する気は十分にあるので、最後まで読んでくれればうれしいです★
次回のネタばれというか、読んでいる方はもう予想がついているかと思いますが
茜と龍はついに思いが通じ合います★
でも思いが通じ合ってもそのままうまくいくとは限らなくて・・・。
切ないというか、悲しい現実がまた2人に試練として襲いかかります。
でもこの試練を乗り越えて、2人の愛は深まります。
最終回ももうすぐ?です!!
最終回までお付き合いくださいませ。
ちなみにもう新連載は考えています。
もうすこし、「今でも君を」が進んだら少しあらすじを書きたいと
思います。また恋愛系ですが・・・。
今度は切ない感じです。「今でも君を」とは別の種類の恋愛物語です。
そちらも楽しみにしてくれれば嬉しいです!!
160
:
ねここ
◆WuiwlRRul.
:2011/07/06(水) 17:13:08 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp
はわわわわ、早く付き合っちゃえ←
なんて思っているねここですノ
そろそろ最終回かと思うと何だか寂しくなりますね。
でも!最後までばっちり見るつもりです((
新連載も頑張ってくださいね!
161
:
明優
:2011/07/06(水) 21:36:09 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
ねここさん
本当に感謝してます!!
こんな小説を最後まで見てくれるなんて・・・。
嬉しくて、嬉しくて、本当に私は幸せ者です!!
ありがとうございます!!
あ、あとねここさん。
私の事明優って呼んでください★
162
:
明優
:2011/07/06(水) 21:54:32 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
「私・・・。龍が好き。ずっとずっと前から・・・。だから今、夢みたいで・・・。
うれしすぎて・・・。」 私からは大粒の涙が出てくる。
「泣くなよ。で?どうする?!」 龍は私の涙を拭きながら聞く。
「お願いします!」 私は今日1番の笑顔で言った。
その日から私たちの交際は始まった。
コンビ二から帰ってきた夏美と勇汰にも伝えた。
2人は私達を祝福してくれた。
163
:
明優
:2011/07/06(水) 21:58:33 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
「私・・・。龍が好き。ずっとずっと前から・・・。だから今、夢みたいで・・・。
うれしすぎて・・・。」 私からは大粒の涙が出てくる。
「泣くなよ。で?どうする?!」 龍は私の涙を拭きながら聞く。
「お願いします!」 私は今日1番の笑顔で言った。
その日から私たちの交際は始まった。
コンビ二から帰ってきた夏美と勇汰にも伝えた。
2人は私達を祝福してくれた。
164
:
明優
:2011/07/06(水) 22:07:22 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
↑二度書きしてしまいました。
ごめんなさい。
気にしないでください。
165
:
燐
:2011/07/06(水) 22:19:32 HOST:zaqdadc287f.zaq.ne.jp
ま、まさかの最終回!?
もう少し、早めにみたら良かった・・>M<((後悔してる人ww
166
:
明優
:2011/07/06(水) 22:21:39 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
〜朝〜病室〜
今日はおばあちゃんとおじいちゃんに昨日の事を話す。
「お願いします!!」 もうすでにお願いしている。
「無理よ。高校生2人で生活なんて!まだ2人は若いし、ゆっくりでいいじゃない。」
おばあちゃんは興奮しながら言った。
「お願いします!!僕、卒業したらすぐ茜さんと結婚したいと思ってます。
必ず幸せにします!!」 そう言って龍は頭を下げる。
結婚・・・?
龍、そこまで考えていてくれたの・・・?
どうしよう・・・幸せだよ・・・。
「何言ってるの!!そんな考え、高校卒業までに変わるわよ!!」
おばあちゃんは言った。
「ばあさん。わしは賛成だよ。」 おじいちゃんが言った。
167
:
明優
:2011/07/06(水) 22:25:04 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
燐さん
コメントありがとうございます★
メッチャうれしいです!!
でも最終回になってもできたら番外編に挑戦したいなぁって思います。
これからもしよろしければ、「今でも君を」よろしくお願いします!!
新連載はまだ先になりますが、どうかよろしくお願いしますね★
168
:
燐
:2011/07/06(水) 22:29:43 HOST:zaqdadc287f.zaq.ne.jp
明優s>>イエイエ~~
あ、それと、私の事は呼びタメでよろしくですbb
169
:
燐
:2011/07/06(水) 22:33:03 HOST:zaqdadc287f.zaq.ne.jp
でも、途中しか読んでないけど・・エエんかな?
ってか、私も小説更新してます((ここでw
「ホワイト☆レザーソールI」ってヤツです。
ストーリーは非常に長いです。
第1章〜5章まで計画中です。
良かったら見に来てください!!!
感想も出来たら、くださいbb
170
:
明優
:2011/07/07(木) 21:09:30 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
またまたコメント、ありがとうです!!
あ!タメだったね。
じゃあこれからは燐と呼ばせてもらうね。
小説、結構長いから全部は難しいね。
新連載は読んでほしいな★
燐の小説もPCが調子よくなったらゆっくり見たいと思うww
それまで待っててね★
私の事も呼び捨てでOKだよww
171
:
燐
:2011/07/07(木) 22:18:49 HOST:zaqdadc287f.zaq.ne.jp
明優>>了解☆
イエイエ~~~
ここの方たちとは仲良くなりたいので。。。
172
:
明優
:2011/07/08(金) 22:32:45 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
燐、これからもよろしくお願いしますね★
お互い、小説がんばろーね☆
173
:
燐
:2011/07/08(金) 22:48:29 HOST:zaqdadc287f.zaq.ne.jp
明優>>おk/
ってかエエんか・・。こんな会話してて・・。
174
:
明優
:2011/07/08(金) 22:53:01 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
「おじいさん!!何を軽々しく!!」 おばあちゃんが言った。
おじいちゃんは語り始めた。
「見てみぃ。龍君の目を。あの頃と同じじゃないか。」
「あの頃・・・?」 私はおじいちゃんに聞く。
「茜のパパとママの事だよ。2人も若くに結婚したんだ。
わしとばあさんは結婚に大反対だった。でも、茜のパパは何度もわしらに頭を下げて
わしらをまっすぐに見たんだ。その時『二人を信じよう』ってわしらは思った。
・・・そしたらその結婚は大成功だった。
2人とも一緒に最期を迎えられた。・・・龍君・・・。
君は死にまで絶対に茜の隣で笑っていられるか?」 おじいちゃんはまっすぐに龍を見て聞く。
「はい。絶対。茜さんには僕と結婚してよかったって思ってくれるように
必ず幸せにします。」 龍もおじいちゃんをまっすぐに見て言った。
175
:
明優
:2011/07/08(金) 23:48:37 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
燐
172の私は小説頑張ろうコメントだからいいと思うけど・・・。
まぁ、私の考えだけどね。
私はコメントしてくれた人にはコメント返したいタイプだから
コメントは返すんだぁ。
176
:
明優
:2011/07/08(金) 23:59:02 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
☆「今でも君を」について☆
「今でも君を」、やっとの事でここまで来ました!!
本当に読んでくださっている方には感謝してます!!ありがとう!!
たぶん、「今でも君を」は投稿200を突破すると思います。
まさかここまで投稿数が多くなるとは・・・。
自分でも思ってなかったです。
最終回まではまだ道のりはありますが、その道のりもあと少しです。
これからどのようになっていくのか、お楽しみにしててください☆
★新連載について★
新連載のあらすじをちょこっとだけお知らせさせていただきます。
新連載は「何度でも・・・」というタイトルです。(変わる可能性あり)
簡単に言えば、恋愛経験なしの男女の恋物語です。
でも2人の間には深い理由があって・・・。
って感じです!!最終回を迎えたら・近くなったらもっと深く書けたらいいなと。
今でも君をに引き続き、ぜひ見てほしいと思っています!!
もっともっと頑張るので、よろしくお願いします!!
まだ今でも君をは最終回ではないのですが、よろしくお願いします★
では!引き続き、「今でも君を」よろしくお願いします!!
177
:
明優
:2011/07/09(土) 21:19:56 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
「ばあさん。この子は嘘を付いていない。」
おじいちゃんはおばあちゃんに言った。
「そうね・・・。あの頃を思い出すわ・・・。茜・・・。
2人の子供なら必ず幸せになりなさい。・・・龍君・・・。
茜を頼むわね・・・。」 おばあちゃんは微笑みながら言った。
「はい。」 龍も答えた。
お父さん・・・。
お母さん・・・。
私、幸せになるからね・・・。
ありがとう・・・。
龍・・・。
178
:
明優
:2011/07/09(土) 21:27:23 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
〜夕方〜
今は病室に龍と2人きり。
「龍・・・。結婚って本当?」 私はまだ信じられなくて首を傾けながら聞く。
「本当だよ。ビックリしただろ?」 龍は微笑みながら言った。
「うん。でも、すっごく嬉しかった。龍が私とそこまで考えてくれてるとは思ってなかったから。
ありがとね。龍・・・。」 私はそう言って微笑んだ。
「茜・・・。俺、改めて言う。」 龍が静かに言う。
「?・・・」 私はよく分からない。
「茜の夢も茜の初恋の人の夢も俺に捧げて下さい。必ず叶えます。
俺と結婚してください。必ず幸せにします。」
龍は私をまっすぐ見て言った。
「はい・・・。お願いします・・・。」
そして私と龍は見つめ合った。
龍は私の肩に手を置く。
龍は顔を近づけてくる。・・・私はそれと同時に目を閉じた。
龍の唇が私の唇に軽く触れた。
キスした後、私と龍は恥ずかしくてお互いに頬を赤く染めながら
微笑みあった。
龍・・・。
大好き。ううん。今は違う。
誰よりも・・・。
愛してる・・・。
179
:
明優
:2011/07/13(水) 21:07:43 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
〜2ヶ月後〜夕方〜
私は無事に退院した。
走れないけれど、歩けるまで回復した。
龍と一緒に暮らして3週間。
少しずつ生活にも慣れてきた。
部活は辞めないで、今はたまにマネージャー的存在として部活に参加している。
毎日が楽しかった。
180
:
明優
:2011/07/17(日) 22:01:18 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
今は学校も終わり、夕食のしたくをしている。
料理は少しずつ練習している。
「ん!おいし♪」 味付けOK!!
煮物に挑戦したけど、成功★
私は火を消し、たまっていた家事をした。
家事はまだ慣れていないから時間がかかっちゃうんだよねぇ・・・。
家事を終え、イスに座る事ができたのは8時だった。
龍が帰ってくるまで夕食を食べずに待っている私。
龍を待っている間、お風呂に入る・・・。
今日は異常に帰りが遅い。
連絡もなし・・・。
私には不安が積もっていった。
181
:
明優
:2011/07/17(日) 22:09:43 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
私は帰りが遅い龍を待ちながらアルバイトの本をみていた。
そろそろバイトでもしなきゃ生活が苦しくなるな・・・。
龍はプロに注目されているけど、まだ高校卒業じゃないしな・・・。
おばあちゃんたちに頼るものよくないし・・・。
「ん・・・?」 私は本を見ながら眠っていてしまった。
グー。 お腹の音が鳴る。
何も食べてないもんなぁ・・・。ってか龍はまだなのかな?
もう9時半なのに・・・。
不安になる。心配になる・・・。
龍・・・。 キィー
「ただいま・・・ハァハァ・・・」
182
:
明優
:2011/07/17(日) 22:14:48 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
龍?!私は急いで玄関に向かう。
「遅くなってゴメン・・・。走って帰ってきた・・・。」
龍はすごく息が切れていた。
「おかえり・・・。はい、水・・・。」 私はとりあえず、水を龍に渡す。
「ありがと・・・。フー・・・。」 龍は生き返ったような顔をしながら水を飲む。
「遅くなってゴメン!!」 龍はそう言って私を優しく抱きしめる。
私もそんな龍を抱きしめた。
183
:
明優
:2011/07/17(日) 22:24:53 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
「ごめんな・・・茜・・・。」 龍は優しく言う。
「練習長くなっちゃったんでしょ?仕方ないよ。寂しかったけど、
これくらいで寂しがってたらサッカー選手のお嫁さんやっていけないでしょ?
だから大丈夫。」 私は自分の言っている事が少し恥ずかしく頬を赤く染めて微笑みながら言った。
「ありがとな。でも俺、なるべく早く帰るようにするからさ。
寂しい時は寂しいって言えよ?」 龍はそう言って私の頭を撫でた。
「じゃ!夕食にしよっ!!」 私が言い出した。
「夕食、待っててくれたんだ・・。マジでありがと。本当、茜って最高な俺の嫁だわ!!」
龍はそう言って私を優しく抱きしめる。
「まだお嫁さんじゃないけどね。でもわたしにとっても龍は最高の旦那さんだよぉ?」
私達は何度も甘い言葉を交わし合った。
184
:
明優
:2011/07/17(日) 22:34:26 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
★お知らせ・次回予告★
最近、更新なくてごめんなさい。
また×2PC不調で・・・。
なので今日は良くはないのですが、まぁ・・・良いっちゃ、良かったので
たくさん?更新させていただきました。
読んでいる方、急にたくさん進んでごめんなさい!!
もうすぐ2人に愛が確かめられる?試練がまっています!!
予想ついた方もいるかも・・・?
少しずつ最終回に近づいてきています!!
最終回までお付き合いください。
ここまで読んでくれて、本当に感謝しています。
185
:
明優
:2011/07/19(火) 21:39:42 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
「練習、どうだった?」 夕食を食べながら私は聞いた。
「ん〜。普通。ってかさ、何かマネージャー入ってきてさ。」
「マネージャー・・・?」
「うん。1年生の女子。すげー自己紹介長くてさ。
それが帰り遅れた原因なんだけどさ。」
龍は野菜を口に入れながら言う。
「龍・・・。」 私は龍を見つめる。
「ん・・・?どした?」
「そのマネージャーと浮気しないでね・・・?」
恥ずかしいけど私は勇気を振り絞って言った。
「ヤバ!!茜、可愛すぎ!!絶対ないね!!
俺は茜しか見てないからさ♪」
龍は微笑みながら言った。
「よかった♪約束ね?」
そう言って私たちは小指で約束をした。
186
:
明優
:2011/07/22(金) 23:02:29 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
〜次の日の放課後〜
今日は部活に行って来た。
部活に出た日はいつも龍と2人で帰っている。
ってか・・・。龍、また遅いなぁ・・・。
「茜・・・?」「勇汰?!」
ユニホーム姿の勇汰がいた。
「久しぶり・・・だね・・・。」 私が言った。
「だな・・・。」
龍と暮らすようになって、勇汰とは家が遠くなった。
クラスだって違うし、接点がとにかくない。
だから勇汰とは久しぶりに会う。
「あ・・・。龍だろ?待ってろ。呼んでくる。」
「あ、ありがとう・・・!!」
そして・・・5分もしないうちに・・・。
「茜!悪い!!今から着替える!!ちょっと待ってろ!!」
龍がボールを手に持ちながら言う。
「うん!待って・・・」「龍先輩〜♪」
私の言葉が終わらないうちに女の人の声が聞こえてくる。
187
:
ねここ
◆WuiwlRRul.
:2011/07/23(土) 14:15:21 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp
わああああ、お久し振りです!
無事茜と龍が付き合えてよかったです´ω`*
でも、女子マネさんは茜だけでいいと思う!←
龍に近づく奴は茜以外許さないのです、((ry
がんばってください!
めちゃくちゃ応援してますノ+
188
:
愛
:2011/07/23(土) 23:57:22 HOST:i121-118-203-47.s10.a045.ap.plala.or.jp
とっても上手ですね❤
189
:
明優
:2011/07/31(日) 17:37:48 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
ねここさん
コメント遅くなってごめんなさい。
ちょっとやっかいですよね。いろいろと・・・。
めちゃくちゃ応援してくれてありがたいです☆
ねここさんの事も応援してますので、お互い頑張りましょうね!
190
:
明優
:2011/07/31(日) 17:39:44 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
愛さん
コメント遅くなってごめんなさい。
あと、コメントありがとうございます!!
上手なんて・・・。下手くそですよ!!
でもコメントとお褒め言葉嬉しいです!!
ありがとうございます!
191
:
明優
:2011/07/31(日) 18:26:02 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
久しぶりの更新となります・・・。
またまたPCの調子が悪く、書き込みできませんでした・・・。
それに、コメントをくれた方々にはすぐにコメントを返せなくてごめんなさい。
「今でも君を」を待っていてくれた方、本当にごめんなさい。
今日から「今でも君を」を再開したいと思います!!
待っていてくれた方、長くお待たせしました!
ぜひ、最終回までお付き合いください!!
192
:
明優
:2011/07/31(日) 19:07:22 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
「俺、帰るからお前も帰れよ。」 龍はその子に言った。
もしかして・・・噂のマネージャー・・・?
「私も一緒に帰りますぅ☆」
その子は龍のユニホームの袖をつまみながら言う。
「今日、彼女待ってるから、悪いけど別の奴誘って?」
龍は丁寧に断っている。
「彼女ぉ〜?あ〜。噂の!事故に遭ってサッカーやめた人?え!
まだ付き合ってたんですかぁ?」
ムカつく・・・。何それ・・・。
193
:
明優
:2011/07/31(日) 19:12:05 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
「あ!あなたが龍先輩の彼女さん〜?」 その子はわざとらしく聞いてくる。
「そうですけど・・・何か?」 私はさめたように言う。
「私、島田リナ(しまだ・りな)です〜。男子サッカー部のマネージャーです。
龍先輩とは部活の中では1番仲良くしてもらっています☆」
その子は嫌味と自己紹介を始める。
「私は知ってると思うけど、龍の彼女の神代茜です・・・。」
私は嫌々言った。
『龍の彼女』をわざと大きい声で言った。
「へぇ、可愛い人ですねぇ。先輩♪」
「ってかお前とはそんな俺関わってない気がするけど?」
龍が言う。
「そうでした?彼女さんの前だからって、そうなっちゃってぇ!!」
何かこの子なれなれしい。
何・・??この女・・・。
194
:
明優
:2011/07/31(日) 19:17:50 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
その日からリナは龍につきまとうようになった。
3人で帰る事も少なくない。
私と龍は必死で断る。でも・・・。
ハッキリ言ってウザイ。
そして・・・。月日は流れ・・・。
夏も終わり、3年生は引退した。
今はもう冬制服。
時の流れは早くて今日は龍の17歳の誕生日。
初めて2人で迎える誕生日。
まだまだ2人はラブラブ。
でも、リナは変わらずつきまとっている。
195
:
明優
:2011/07/31(日) 19:23:34 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
〜放課後〜
「茜。今日、部活来る?」 夏美が鞄に荷物を詰めながら私に聞く。
「ごめん!!今日はちょっと・・・。」
「あ!そっかぁ、今日は彼氏さんの・・・だもんねぇ♪」
夏美はニヤける。
「うん、だからご馳走でも作ろうかと思ってさ。」
「頑張れ!茜♪」 夏美はそう言って私の肩を優しく叩く。
「ありがと♪じゃ、帰るね!バイバイ!!」
私は夏美に別れを告げ、教室を出る。
今日は何を作ろうかな・・・。
私は今日作るものを頭の中に思い浮かべる。
「茜先輩〜♪」
わぁ・・・。最悪な声・・・。
「何?」 私は冷たく答える。
「ヤダぁ!冷たい!先輩!今日は茜先輩に用事があってぇ♪」
リナはいつもの調子で話す。
「何?」 私は聞く。
「ここじゃ、言えないんで屋上で話しましょう☆」
196
:
明優
:2011/07/31(日) 19:29:25 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
☆次回予告☆
今度は更新多くてごめんなさい・・・。またできたらするかも?!
多かったりなかったり、私の勝手で読んでくれている方には申し訳ないです・・・。
次回は、リナが龍につきまとう理由が分かっちゃいます!!
そこの場面に注目してください!!もしかしたらリナ派も出てくるかも・・・?
そしてもうすぐ茜と龍には最後の試練が待っています!!
今はその場面を深く考えています。
最後の試練とは何なのか、予想したりするのも面白いかもしれませんね。
楽しみに待っていてください☆
197
:
燐
:2011/07/31(日) 22:59:34 HOST:zaqdadc2824.zaq.ne.jp
明優>>久しぶりに読んだよw
おおお!!!新たなキャラが!!!
198
:
明優
:2011/08/01(月) 08:14:49 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
燐
コメントありがとう!
最近更新してなかったからいっぱい更新しちゃった。
読みにくいかもしれないけど、読んでくれてありがとう!
リナの事だけど、出番は少ないけどね(苦笑
199
:
明優
:2011/08/01(月) 08:21:17 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
私とリナは屋上へ向った。
放課後の屋上は誰もいない。
そんなに人に聞かれたくない話なのかな・・・?
〜屋上〜
予想通り誰もいなくてただ風の音が聞こえた。
「で。何?私今日予定あるの。早く言ってくれる?」
私はつめたく言った。
「つめたいですねぇ。まぁいいや。じゃあ言いますね?
茜先輩。龍先輩と別れてください♪」
200
:
明優
:2011/08/01(月) 08:24:17 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
200突破です!!
まだ「今でも君を」は続きます。
見守ってくださった方、温かいコメントをくれた方
本当に感謝してます!!
これからも「今でも君を」よろしくお願いします!!
201
:
明優
:2011/08/01(月) 08:28:21 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
リナは笑顔で言った。
「はぁ?あんた頭おかしいんじゃない?」
私はついにキれた。
「おかしくないですけどぉ?私、ずっと思ってたんですぅ。
私と龍先輩の間に茜先輩は邪魔だってぇ♪」
「はぁ?あんた私にケンカ売ってるの?」 私は抑えきれなくなる。
「・・・方が・・・。私の方が先に龍先輩を見てきたのに・・・。」
リナはいつもと違う声になる。
「私はあんたよりも先に龍先輩を見てきたのよ!!」
急にリナは叫んだ。
202
:
燐
:2011/08/01(月) 12:11:20 HOST:zaqdadc2824.zaq.ne.jp
おおお!!!
三角関係っすかww
203
:
明優
:2011/08/01(月) 15:40:12 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
燐
周りから見たらただの三角関係だよねww
コメントありがとう!
204
:
明優
:2011/08/01(月) 17:26:07 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
「は・・・?どういう事・・・?」
私は冷静に聞く。
「あんたなんかに龍先輩は譲らない!!」
リナの目つきは怖くなる。
そしてリナは語り始めた。
205
:
明優
:2011/08/01(月) 17:32:04 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
「あれは中学の時の事だった・・・。」
(ここから少しの間はリナの気持ちです・・・。)
私が中1、龍先輩が中2の時。
中1も終わろうとしていた季節・・・。今日は終業式。
島田リナ・・・。私はデブでブサイクだった。
そのせいで友達なんてできた事がなくて・・・。
毎日いじめを受ける日々だった
そして今日もいじめられる。
毎日、放課後の女子トイレでいじめは行われる。
今となってはいじめなんて慣れっ子。抵抗なんて無駄な事しない。
キーンコーンカーンコーン
今日もやってきた放課後。
「リーナちゃん!遊ぼっ!!」 4人組の女子が言ってきた。
206
:
明優
:2011/08/01(月) 17:36:22 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
私は抵抗もせず、4人組と一緒に女子トイレに入る。
私はいつものように汚いトイレの床に押し倒される。
そして・・・。「ほ〜ら!今綺麗にしてあげるねぇ?」
そう言って私をトイレの個室に閉じ込め、バケツにくんだ水を上からかける。
「リナちゃ〜ん。綺麗になったぁ?」
「あれれ?まだ汚いぞっ!顔が♪」
そう言って再び水が上から降ってくる。
冬だからとても寒い。
私の意識は遠ざかる・・・。
「何してんの?」
「あ!!やば!!2年じゃん!!やばいって!!」
誰・・・?私を助けに来た人・・・?
207
:
明優
:2011/08/01(月) 18:11:02 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
4人組がトイレから出て行く足音が聞こえた。
ガタン ガチャ
手・・・?誰かが私に手を差し伸べてる・・・?
「大丈夫か・・・?」
あれ・・・?この人って・・・。
ウチの学校でサッカーが上手でイケメンで有名の・・・。
2年生の・・・。香川龍・・・?
確かこの人、学校で人気者だった気が・・・。
どうしてそんな人が私なんにかに・・・?
「いつもここでいじめ受けてるのか・・・?」 その人は聞いてきた。
「え・・・。あ・・・。」 私はなんて言ったらいいのか分からなかった。
「ここにこんなにバケツ用意されてるし。だいたいトイレに椅子あるとか
おかしいだろ?お前、いつもこうされてるのか?」
その人は椅子を片付けながら言った。
208
:
明優
:2011/08/01(月) 18:16:51 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
「大丈夫ですよ・・・。私、いじめられるの慣れてるし・・・。」
「バカじゃねえの。」「え・・・?」
男の人は真剣に話し始める。
「何回いじめ受けても慣れる事なんて絶対にない。逆に辛くねるんじゃねぇのか?
自分の気持ちにウソついて自分も傷つけて・・・。
自分がかわいそうだろ?もっと自分を大切にしろよ!!」
その人も言葉を聞いて私は何も言えなかった。
「ほら。これ使えよ。まだ使ってないからさ。」
そう言って男の人は私に自分のタオルを渡した。
「龍ー!!そろそろ練習始めるぞぉー!!」
どこからか男の人の声がした。
「ヤバ!!俺、練習あっから!!またな!!」
そう言って男の人はタオルだけを置いてトイレから出て行った。
209
:
明優
:2011/08/01(月) 19:42:13 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
ありがとう・・・。って言えなかったなぁ・・・。
帰宅部の私は春休み中に学校に来る事もないから新学期になったら
お礼言ってタオル、かえそう・・・。
そう思ってた・・・。
〜新学期〜サッカー部部室〜
今日はサッカー部あるかな・・・?
始業式にはあの人・・・。見なかったなぁ・・・。
そう思いながら私は部室をのぞく。
すると男子の会話が聞こえた。
「だよなぁ〜。」
「今年は龍がいねぇしな・・・。」
「あいつが転校したし、今年優勝する事はまず無理だな!」
210
:
明優
:2011/08/01(月) 19:45:01 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
私の体は凍りついたかのように動かなかった。
どういう意味・・・?転校・・・?
あの人が・・・。転校・・・?
ウソでしょ・・・?
私は悲しみを隠しきれなかった。
私はその場から走った。
私はいつもいじめられている女子トイレに入った。
「ウッ・・・。」 声を殺して泣き続けた。
211
:
明優
:2011/08/01(月) 19:47:00 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
あの人がいるから少しは学校が楽しみだった。
でも・・・。もういないなら前と変わらないじゃない・・・。
私は持っていたタオルを強く握り締めた。
「好き・・・。」
いなくなって初めて気がついた・・・。
私はあなたに恋してた・・・。
ううん。今も恋してるんだ・・・。
212
:
明優
:2011/08/01(月) 19:54:05 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
☆次回予告☆
今日もたくさん更新してしまいました・・・。
長いですが、読んでくれたら嬉しいです。
次回はまだリナの気持ちは続きます。もうちょっとです!
そしてもうすぐ茜と龍には最後の試練が・・・。
最後の試練は簡単に言えば、2人の愛が確かめられるような試練かもしれません。
少しネタバレですが、辛い茜。その茜のためにとった龍の行動とは・・・?
この試練を終えると、もう最終回です。
まだ最終回色ではないのですが、引き続き「今でも君を」
よろしくお願いします!!
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板