世界ノ終わり--セカイノオワリ--

3：神奏　菜琉 ◆XuuscjqfhY：2011/03/31(木) 11:28:46 HOST:i125-202-128-142.s10.a021.ap.plala.or.jp: 「むー……。　ねぇー、雲兄、雪華お姉ちゃん、りー君。これ間違って無い?」

資料をジィーッと眺めながら八雲の実の双子の妹・紅蓮　羅雲(グレン　ラクモ)は焦げ茶の髪を腰より5cm程度長くしていて頭には薄オレンジのカチューシャをしている。両目ライトグリーンの瞳をしている。白いYシャツに黒いリボン、白いブレザーに黒いラインが羽織っており黒いスカートをはいてリボンには六角形のバッジに生徒会会計と書かれている。

「んー?　これ作ったのって誰だっけ?」

雪華が資料を見て首を傾げる。それは犠牲(サクリファイス)と学院生徒が争っていると書かれており、様々な文章が書かれている。

「それって確かー……、理事長か会長だよな?」

「あﾞ？　………俺じゃん」

不思議そうな顔をして首を傾げればハッとしたように言う。　羅雲はにぱーっと笑って「雲兄様なら、まあ良いとしましょう」とヘラリとニコニコ笑う。
八雲は深くため息を付けば「やり直す。かせ」と言い無理やり資料を奪い取りカタカタとパソコンを打ち始める。

「あー、すいません。遅れました。八雲様すいませんでした」

ペコリとみんなにお辞儀をして入って来たのは、月霧　琥珀(ツキム　コハク)である。真っ白に透き通った白髪を薄水色のリボンでポニーテールにしていて高い位置ではあるが腰まで伸ばしてある。瞳の色は右目赤紫、左目黄色のオッドアイ。服装は制服を着ようとはせずに白いYシャツに黒いズボンをはいていた。Yシャツの胸ポケットには中等部生徒会長と言うバッジをしている。十四歳にしては礼儀正しく敬語口調が目立ち、～様と言う二人称が特徴的である。
ハァッと深くため息を付く梨兎を見て琥珀は不機嫌そうに「良いじゃないですか。梨兎様も遅れる時、僕より多いんですから。………で、何故高等部生徒会長さんに僕は呼び出されたんでしょうか？」と怪訝そうに言う。

「今夜……犠牲(サクリファイス)が暴れる可能性がある」

小さくそう短く告げた。

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