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世界ノ終わり--セカイノオワリ--

2神奏 菜琉 ◆XuuscjqfhY:2011/03/30(水) 10:01:44 HOST:i125-202-128-142.s10.a021.ap.plala.or.jp
※多分これから、カタカナが多くあります。 序章(プロローグ)のように、世界(セカイ)とある場合は()を読んで下さい。題名同じくカタカナじゃ醜いかな、と思っただけですので。宜しくお願いします。



--序章(プロローグ)・世界(セカイ)--

 世界とは一体何なのだろうか。何故自分自身は生きていて世界は壊れないのだろうか。人類は何故性格が違うのだろうか。
そんな事を疑問に思い続け、十六年間生きてきた、紅蓮 八雲(グレン ヤクモ)。濃いめの茶色の髪を首まで伸ばしており、両目エメラルドグリーンの瞳である。服装は白いYシャツに黒いネクタイ、白いブレザーに黒いラインが入っており黒いズボンをはいている。ネクタイの所には高等部生徒会会長と書かれた六角形のバッジがしてあり、そのバッジの名前通り、彼の地位が高い事が示されている。

 コツコツと足音を鳴らし、廊下を歩み進む。もう六時を周っているせいか学院に残っている生徒達は少なく、寮へ帰る為にグラウンドがざわざわしている。
 この百夜学院(ビャクヨガクイン)には、絶対守らなければならない規則がある。
一つ目は、犠牲(サクリファイス)と名乗る者と契約し守護の役目を果たして貰う。これは確実に全員行っていることである。犠牲(サクリファイス)には三種類あり、動物型、妖精型、人間型の三種類であり、これの事はあとで詳しく説明しよう。
二つ目は、人間型の犠牲(サクリファイス)を持つ者は生徒会に強制入れられ、その中でも特に優秀な犠牲(サクリファイス)を持つ者の方が地位は高くなる。
これ以上にも沢山有るが主にこれだけだろう。

 八雲はコツコツと相変わらず音を鳴らし、真っ白なプレートに“高等部 生徒会室”と書かれた部屋のドアをガチャリと開けてその部屋に入る。
その中にはすでに三人着ていて八雲は怪訝そうな顔をし「何だ……お前等、今日は早いんだな」と微かに本当に小さく笑う。

モニターを見ていた少女、黒髪を肩より5cm提供短くしてありハイテンションそうな雰囲気を持つ。瞳の色は両目茶色であり、服装は白いYシャツに黒いリボン、白いブレザーに黒いラインが入っており膝より3cm程度短いスカートである。リボンには六角形のバッジに高等部生徒会副会長と書かれていた。如月 雪華(キサラギ セッカ)は八雲を見るなりパァァッと表情が明るくなり「あ……れ? 八雲兄……右目…は?」と明るい表情がすぐに沈む。十六歳としては幼さが残っている。八雲はため息を付き、右目を手で覆えば赤色に変化する。右目エメラルドグリーンなのはカラコン(カラーコンタクト)なのである。
雪華は嬉しそうに笑えば「生徒会の時はそれで良いじゃん。だってここにいるのは八雲兄の従兄妹の私と実の妹ちゃんと親しい人ばっかりでしょ?」と得意げに話す。八雲は小さく頷いた。

 パソコンを睨んでいる、プラチナブロンドの髪を肩まで伸ばしていて綺麗に切り揃えてあり、右目不気味なパールのような色、左目には包帯と言った不思議な瞳をしていて、服装は白いYシャツにネクタイ無しでありブレザーさえ着ていなくて黒いズボンにチャラチャラとしたチェーンが付いている。白いYシャツの胸ポケットには六角形の高等部書記と書かれたバッジをしており不良雰囲気が漂っている。十七歳である彼にはきっとストレスもたまっていたのだろう、木ノ下 梨兎(キノシタ リウ)は「会長。会長は会長だ、他の誰が何を言おうと会長は会長だ」とクスリと小さく笑みを浮かべている。まあ根は悪い人ではない。


生徒会役員は全員良い人達だ。心の底で何を隠しているのかは分からないが、外面は本当に良い人達の集まりである。


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