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愛の形は人それぞれ

1逢瀬:2011/03/19(土) 20:17:53 HOST:i114-180-58-76.s04.a013.ap.plala.or.jp
愛の形は人それぞれ・・・でしょっ?


じゃあ、私が掲示板で出会った人と付き合っても



文句はないよねっ!!

2逢瀬:2011/03/19(土) 20:23:30 HOST:i114-180-58-76.s04.a013.ap.plala.or.jp
登場人物

福永千夏
主人公。
明るく元気で笑顔の素敵な女の子。

原野勇也
主人公の彼氏。
幼いころに両親を失っている。

3逢瀬:2011/03/19(土) 20:29:26 HOST:i114-180-58-76.s04.a013.ap.plala.or.jp
★ご挨拶☆
この掲示板も、小説を書くのも初めてです!www
めちゃくちゃ初心者www
まだまだ未熟で、御世辞にも上手いと言える文章ではありませんが
どうか、皆様方、あたたかい眼差しで見守っていてくれれば幸いです><;

感想、アドバイス等、待ってますwww
また、更新かなり遅いですwww
気長にお待ちくださいwww
ご了承宜しくお願いします^^

こんな私ですが、応援してくだされば幸いですッ♪

4逢瀬:2011/03/19(土) 20:43:15 HOST:i114-180-58-76.s04.a013.ap.plala.or.jp
「よく顔もなにも分からない人と付き合えるね〜」

よく言われるのがこの言葉。

「千夏、騙されてるのかもしれないよ〜」

黙れ黙れ黙れッ!!
勇也はそんな人じゃないッ!!

私は目の前の、友達の亜美と菜月を睨んだ。
二人は一瞬ひるむ。

私のこと心配してくれてるのは分かるけど、いい迷惑だ。
・・・そう思う私って性格悪いのかな?

「ごめん、睨んだりして・・・
でも、勇也はそんな人じゃないから・・・」

「・・・千夏、ゴメン」

二人が申し訳なさそうに謝る。
私はこの空気をどうにかしようと、無理に笑顔をつくった。

「ううん。いいの。二人の気持ちは嬉しかったからっ!」

私の馬鹿でかい声が、騒がしい教室に響いた。

5逢瀬:2011/03/19(土) 20:50:05 HOST:i114-180-58-76.s04.a013.ap.plala.or.jp
「福永〜
相変わらず声がデカイな〜」

男子にからかわれる。

「にゃぁ〜ッ!!
うるさいうるさいうるさーいっ!!」

私が大声で叫ぶ。
うるさいのは私の声だこの野郎。

「ちょっ・・・
耳悪くなるからあんま騒ぐな!」

男子が耳を塞ぎながら訴える。
私はなんだか恥ずかしくなって、顔を赤らめた。

・・・どうしたら治るんだろう。


この馬鹿でかい声・・・・・・・

6逢瀬:2011/03/19(土) 20:56:32 HOST:i114-180-58-76.s04.a013.ap.plala.or.jp
「千夏ったら恥ずかしがってる〜可愛い〜」

菜月がニヤけながら、からかうように言ってきた。

「菜月の馬鹿っ!照れるでしょうがっ!」

「千夏うるさいよ」

亜美が苦笑しながら突っ込む。
私はおとなしく黙り込んだ。

「そうそ。
おとなしい千夏のほうが可愛いよ」

男子がそう笑いながら言う。
教室中に笑い声が響き渡る。
青く広がる大空にも・・・

おとなしい私なんか吐き気がするでしょうがよ。
私は心の中で、そう呟いた。

7逢瀬:2011/03/19(土) 21:06:24 HOST:i114-180-58-76.s04.a013.ap.plala.or.jp
「・・・・ふぅ」

もう空はオレンジ色に染まっている。
どこからか、子どもたちの声が聞こえる。
笑顔の子どもたちが遠くに見えた。

家に帰ると、私は2階に上がり、自分の部屋に入り、鞄を放り投げた。
シャツのボタンを丁寧にはずしていき、下着姿になった。
タンスから、Tシャツ、ジーパンを取り出し、それをはいた。
疲れているため、着替えはスローモーションだ。

今日ははしゃぎすぎた・・・
もう少しテンションを下げるべきだろうか・・・・・

そう思いながら、パソコンの電源を入れるのだった。

8逢瀬:2011/03/19(土) 21:12:04 HOST:i114-180-58-76.s04.a013.ap.plala.or.jp
画面に映る『勇也』という文字が目に飛び込んできた途端

私は胸を轟かせた。


『ただいま』

そう書き込むと、勇也から

『おかえり』

と返ってきた。

そのやりとりだけで、私の心は癒されていった。
疲れなんてどこかに吹っ飛んでいってしまった。

私はちゃんと

恋をしている。

9逢瀬:2011/03/19(土) 21:24:37 HOST:i114-180-58-76.s04.a013.ap.plala.or.jp
その事実がとても幸せに思えて
なんだか言いたくなってしまった。

自分の口から伝えたいけど
私たちが思いを伝えるための方法はこれしかない。

『ねえ、勇也・・・・・・

 愛してるよ・・・・・・』

私はとてつもなく緊張していた。
声が出なかった。
身体が固まる。
勇也の返事をとにかく待った。

「あ・・・」

勇也の返事に思わず声を漏らした。


『俺も、ちなのこと愛してる。
世界中の誰よりも・・・
一番にちなのこと思ってるから。』

『ちな』とは、私のニックネームだ。

私は勇也のこの返事がどうしようもなく嬉しかった。
何回も読み返した。
大切に、何度も何度も声に出して読み返した。

気がついたときには、涙が溢れていた。

「もう・・・
嬉しすぎるよ・・・」

声を押し殺して、私は静かに息をした。

10逢瀬:2011/03/19(土) 21:39:47 HOST:i114-180-58-76.s04.a013.ap.plala.or.jp
去年の夏。
海でたまたま、当時付き合っていた彼氏の浮気現場を見てしまい
ショックで立ち直れなかったときだった。

仲がよかった勇也に思いを全てぶつけた。
勇也はそれを全て受け止めてくれた。

一生懸命慰めてくれた。


それがどうしようもなく嬉しくって・・・

勇也の優しさを感じられた。


好きになってしまった・・・

私は勇也に、このとき恋に落ちたのだ。

11逢瀬:2011/03/19(土) 21:45:36 HOST:i114-180-58-76.s04.a013.ap.plala.or.jp
数ヵ月後

勇也の告白され、私たちは付き合い始めた。

掲示板のみんなには冷やかされたが、とても幸せだった。


勇也に私の何処が好きなのか訊いてみたことがある。

勇也は「すべて」と答えた。

勇也に何処を好きになったのかと訊けば

「いつの間にか好きになってた。
ちなには俺を惹きつける魅力があるのかもね。」

と、答えてくれるのだった。


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