[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
メール
| |
好きです、先輩。
1
:
愛良
:2011/03/16(水) 17:14:54 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
小説書きまーす。
先輩との甘酸っぱい恋です(笑
あ、長続きしなくて、途中でカキコやめちゃうかもです…
3
:
愛良
:2011/03/16(水) 18:00:51 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
あたしも保健室に行き、先生にいってベッドかりようかなぁと
思ったけど、養護の先生いないし!!
さっきのキモい先生が
「僕、仕事あるから、こいつのことみててやってくれよ」
「は?」
何いってんの、こいつ・・・。
しゃべり方までキモいし。
そう思ってる間にさっさと保健室から出て行ってしまった。
しょうがないや。
てか、この先輩イケメン・・・。
制服には、“河原”というネームが書いてあった。
河原先輩ね・・・。たしか、バスケ部。
いっつも女の子にまとわりつかれてる人だ。
今頃になってあたしも倒れそう・・・。
4
:
愛良
:2011/03/16(水) 19:10:53 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
「・・・誰?」
「えっ?」
河原先輩は、目が覚めたようだった。
「あ、あたし、2年生の遠山瀬那です。
先輩が倒れてるとこに、通りかかって、それで・・・」
「へぇ。俺、河原京(かわはら きょう)。
で、俺のこと運んだ先生は誰?」
・・・お礼くらい言ってよね。
「確か・・・中川先生です。」
「はぁ!?あいつのこと呼んだの!?まじキモいだろっ
なんであいつなんだよっ!」
「だって、職員室に、男の先生はあの人しかいませんでした!
だいたい、あたし、つらそうな先輩のこと助けたのに、
なんでそんなこと言われなきゃいけないんですか!」
あたしは何だか腹が立って、思ったことを言ってしまった。
「別に、助けてなんてお前に言ってないじゃん。」
「そうですね!頼まれてないですね。
助けてソンしちゃいました。先輩、サイテーです!!」
あたしは勢いよくドアを開けて、保健室からでた。
あたし、先輩に向かって何言っちゃってんだ??
ヤバイ・・・今度謝らなきゃ・・・。
階段をのぼろうとしたけど、
急に目がくらんで、頭がぼーっとした。
もう、今度はあたしが貧血・・・?最悪。
立ってられなくなって、そこにしゃがみこんだ。
・・・あんなこと言わないで、保健室に居ればよかったなぁ。
5
:
愛良
:2011/03/16(水) 20:00:39 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
だんだん、意識が遠くなっていく中で、
声が聞こえてきた。
「おい!」
だめだ、もうしゃがんでもいられない。
体が誰かにもちあげられるカンジがした。
目が覚めると保健室。誰が運んだのかなぁ・・・
となりのベッドは、まだあのムカつく先輩が寝てる。
「・・・ムカつく。」
あたしは、ボソッとつぶやいた。
「あら?遠山さん、気がついた?」
カーテンが開いて、養護の先生が脈をとりに来た。
「あ、はい。」
「今日は貧血の人が多いのね。」
「あのぉ・・・、あたしのこと運んでくれた人って、わかりますか?」
「わからないわ。私がもどってきた時には、
2人とも寝ていたもの。」
そうだよねぇ・・・・。
でも、お礼言えないじゃん。
あー!授業めんどくさい。
このままもう少し寝てよう・・・。
6
:
愛良
:2011/03/16(水) 20:17:47 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
「えぇ!?あの河原先輩にそんなこと言ったの!?」
「う、うん。」
あたしはさっきあったことを、全部舞と唯花に話した。
「それは、謝ったほがいいね・・・。」
「でもあの先輩、王子様キャラにみえて、意外に俺様なのねぇ・・・」
た、たしかに。
舞は男の子に詳しいから、なんて謝ればいいか聞いてみよう。
「ねぇ、なんて言えばいいの?」
「そりゃぁもう、素直に言えばいいじゃん?」
素直に・・・かぁ。
よし、明日謝ろう!って言っても、3年生の廊下とか行きづらい。
最悪の人と関わっちゃったー!
7
:
苺ミルク
:2011/03/17(木) 14:30:39 HOST:p5222-ipngn201fukuhanazo.fukushima.ocn.ne.jp
すごくおもしろくて、早く続きがよみたいです>w<
8
:
愛良
:2011/03/18(金) 22:14:12 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
↑ありがとうっ!!
次の日の放課後、あたしは先輩のことを待ち伏せした。
だって、休み時間はなそうと思ったのに、
3年生の女の子に睨まれるんだもん。怖ぇ・・・。
あ、来た。河原先輩だ。
でも友達と歩いてる。話かけづらいな。
でも、せっかく待ってたんだし、もうこんな人と関わりたくないし、
今日さっさと謝ってしまおう。
こっちに歩いてきた先輩に、なんとか声をかけた。
「あ、あのっ・・・」
「あ?あぁ、この間のヤツか。わりぃ、さきに帰って。」
先輩は友達にそう言ってこっちに来た。
「何?なんか話あんの?」
「あの、昨日はすみませんでした。
『助けてソンした』とか『サイテー』とか言っちゃって・・・。」
あたしは先輩の顔が怖くて見れなかった。
けど・・・
「あぁ、そんなことか。別に。
俺も貧血でイライラしてたし悪かったな。」
「え、あ、それだけ・・・ですか?」
あたしはもっと怒られるかと思い、つい言ってしまった。
「『それだけ』ってどうゆー意味だよ。」
「え、いや、怒られるかと思っちゃって・・・。」
「なんだよ。怒んねぇよ、別に。つーかそこまで心狭くねぇし。」
「・・・よかったぁ。」
あたしはなんだか力がぬけてそこにしゃがみこんだ。
つかれた・・・。
3年生の男の子、やっぱオソロシイ・・・。
「それじゃ、またな。」
「はい。たぶんもう話すことはないと思うけど・・・」
「あ、そうだ。お前、意外に細くて軽いな。」
・・・細くて軽い?
どうゆう意味?
もしかして、あたしを運んだのは河原先輩なの!?
9
:
愛良
:2011/03/18(金) 22:38:58 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
次の日、学校で舞と唯花にまた全部話した。
「あたしのこと運んでくれたのは河原先輩だったの!!」
「うわぁ・・・今度はお礼言わなきゃね・・・」
舞と唯花は面白そうに行った。
こいつら・・・他人事だと思いやがって・・・。
あ、でもあたし今日部活あるし・・・。(←実は陸上部)
会えるかわかんないな。
あ、舞って女子バスケ部じゃん。
「ねぇ、舞、今日バスケ部ってある?」
「女子はないけど男子はあったと思うよ。」
じゃあ、今日会えるかなぁ?
別に、ただお礼言いたいだけだけど。
10
:
愛良
:2011/03/18(金) 23:13:26 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
部活が終わり、帰る準備をしていた。
「ばいばーい瀬那。鍵よろしくー」
「うん、じゃーね。」
そっか。今日あたし部室の鍵当番だ。
鍵をかけて職員室に鍵をおきに行った。
・・・うそでしょ?
河原先輩じゃん・・・。なんでいるの?
「あ、遠山。お前も鍵?」
「はい。」
先輩から話かけてくるなんて・・・
「お前陸上部?」
「あ、そうです。先輩バスケ部ですよね。」
そりゃ貧血のなるよなぁ・・・。
だって、バスケとか陸上とか、常に全速で走っていると
足の赤血球だかなんかが壊れて、貧血になりやすくなるんだもん。
「そりゃお前、陸上部だったら貧血になるよなぁ・・・」
「えぇ!?今同じこと考えましたよっ!!
てゆうか、先輩もじゃないですか。」
びっくり。同じ事考えるなんて・・・。
そういえばお礼してなかった。
「先輩、あの・・・」
「何?」
「運んでくれて、ありがとうございました。」
「・・・なんのこと?」
そう言った先輩の顔は少し赤くて、きっと照れてるんだなぁと思った。
かわいいな・・・。
なんだ。第一印象最悪だったけど、全然悪い人じゃなかった。
あたし、少しだけ、まぁ少しだけだけど。
先輩と、もっと話したいかも・・・///
11
:
愛良
:2011/03/21(月) 20:16:53 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
1時間目から体育じゃーん・・・。
今日、長距離走やるとか言ってたな。
ジャージに着替えてグランドに出た。
あたし、実際長距離ニガテなんだよね。
まぁ陸上部なんだけどさ。あたし短距離選手だもん。
「あ、今日マラソンだ!やったー、私得意!」
そりゃぁそうだろうな。舞はバスケ部で持久力あるから。
「じゃあ舞、私と勝負しようよ。」
唯花は陸上部で、長距離選手。
「あたしマラソンやだよぅ・・・」
あたしはつぶやいた。
「あはは!瀬那、100mの速さはピカイチなのにね。」
「ま、貧血で倒れないでね☆」
舞と唯花が多少馬鹿にしながら言った。
くそぉ・・・。1時間目からマラソンで貧血にならないわけないじゃんか!
先生が来て、授業が始まり、1500m走が始まった。
うぅ、疲れる・・・。
案の定、400mくらいであたしはダウン↓↓
吐きそーだよ。
先生に言って芝生で休むことにした。
1人で休んでるのも暇だなぁ。
そう思い、何となく校舎を見上げた。
グランドから見える校舎の窓って、3年生の教室だよな・・・。
・・・ん?
あれは・・・河原先輩じゃね?
こっちを見て、馬鹿にしたように笑っている。
あれは、『また貧血かよ』ってゆう顔か?
みんなして馬鹿にするなんて・・・。
てか先輩、授業に集中しろーー!!
12
:
愛良
:2011/03/21(月) 20:46:12 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
「やっぱ唯花には負けるかぁ。」
「まぁ、私これでも陸上部だし。でも舞、速かったよ。」
体育が終わって、校舎に戻る途中に舞と唯花が話していた。
「でも、瀬那が倒れるのはおきまりだねっ!」
「倒れてないもん!具合悪くなっただけだし!
そんな半笑いでこっち見ないで・・・。」
「もうカワイイなぁ、瀬那は♪」
面白がってんな、この2人・・・。
「あぁ、そうだ。あたし保健室で鉄剤飲んでこなきゃ。」
「へぇ、瀬那、一応薬飲んでるんだね。」
「まぁ、一応・・・」
「じゃあ先に戻ってんね。」
保健室に向かった。
あたしは病院でもらった薬を保健室で飲んでる。
「失礼しまーす・・・。」
「おう、遠山。」
「せ、先輩!?」
まさか河原先輩も保健室にいるなんて・・・。
しかも、まわりには先輩の友達が4人いた。
「あ、京が言ってたのってこのコ?」
「うん。」
先輩友達に言ったのかい・・・。(←あたしも言ったけど)
てか、さっきのこと絶対馬鹿にされる!!
「お前、さっきの体育でまた貧血になったのかよ」
ほれきたー。
何か言い返さなくては・・・。
「じ、じゃあ先輩はここで何してんですか?
まさか貧血ですかぁ?」
「俺は別に。」
「うそつけお前。さっき立てなくなってたからここ来たんだろ。」
先輩の友達が言った。
やっぱりか。
「お前そんなこと言うなよ・・・。」
あたしは面白くて笑った。
13
:
愛良
:2011/03/21(月) 21:04:02 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
「笑うな。お前は何しに来たんだよ。元気そうじゃねぇか。」
「あ、そうだ、あたし薬飲みに来たんです。
先生、薬くださーい。」
「はいはい。いつものねー」
先輩たちは「何の薬だ?」ってかんじで興味を示した。
そんなに見られたら飲みにくい・・・。
「お前病気なの?」
「まさか!ただの鉄剤です。」
チャイムがなり、あたしや先輩たちは教室に戻ろうとした。
だけど・・・
「あなたたちはダーメ!」
と養護の先生に、先輩とあたしは肩をつかまれた。
「あ、どんまい京。ドクターストップじゃん。」
先輩の友達さんたちは笑いながら戻っていった。
「「なんでですかぁ」」
あたしと先輩はきれいにハモった。
「あなたたち、元気そうに見せるのが得意のようね。」
まぁ、ほんとはまだ具合悪かったけど・・・。
なんで先生わかったのぉ・・・?
「まだ2人とも顔色良くないし、寝てなさい!」
「はーい・・・。」
「私、少しここを離れるから、静かにしてなさいよ!」
「はーーい・・・。」
先生はエスパーか?
先生は保健室から出ていってしまった。
先輩と2人きりじゃん・・・。
14
:
愛良
:2011/03/22(火) 17:26:17 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
なんなの、この沈黙・・・。
何か話しかけなきゃ。
「あの、大丈夫ですか・・・?」
「あぁ。お前こそ大丈夫かよ。」
「あたしはこれくらい平気ですよ。」
ここでまた沈黙が訪れた。
あれ?前はもっと会話がはずんでたのに、どうしてかな?
あたし、なんか緊張してるかも・・・。
何に緊張してるのかなぁ。
きっと、この空間だよね。先輩と2人きりっていう空間。
あたし何意識してるんだろ。
なんとなく息苦しい。
貧血だから?
緊張してるから?
ちがうよね。もう、自分の気持ちに気づき始めてるの。
あたし、先輩のこと、すごく気にしてる。
これが「好き」っていう気持ちの始まりだって、わかってる。
でもこの気持ちが本当の「好き」になってしまっても、
学年は違うし、先輩の周りには女の子がたくさんいるから
この気持ちは抑えたほうがいいに決まってる。
「やっぱお前具合悪いの?」
「え・・・?そんなこと、ないです・・・。」
「ほら、元気ないじゃん。」
「・・・あたし、寝ます。」
いろいろ考えてると、頭が痛くなって、
先輩と話していると、胸が苦しくって。
先輩とまともに話せなくなってしまった。
15
:
愛良
:2011/03/22(火) 17:51:30 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
教室に戻って、また舞と唯花にはなした。
「それで、あたしね・・・、それでね・・・」
「先輩のこと、好きになっちゃたんでしょ?」
「・・・そうかもしれない。」
「そんなの、もう緊張とかしてる場合じゃない!!」
唯花が少し大きい声でいった。
「だって、先輩に素っ気ない態度とっちゃったんでしょ?
瀬那はホントに鈍感だから気づかないかもしれないけど、
こんなマンガみたいな展開になったら、先輩だって瀬那のこと
意識するに決まってるよ!!」
あたしは多少唯花に怒られた。
ホントにあたしのこと意識してるのかな?
あたしばっかりがこんな気持ちってわけじゃないのかな?
「先輩の心、あたし動かしてるかなぁ・・・。」
「あったりまえでしょ!!」
あたし、舞と唯花がいなかったらきっと1人でぐだぐだになってたな。
もう11月だもんな・・・。
4ヶ月くらいで、卒業しちゃうんですよねぇ。
あたしはもう、気持ちは抑えないよ。
好きって、気づいたもん。
好きなんだもん。
卒業式までに、気持ち、動かしてみせるよ。
16
:
愛良
:2011/03/25(金) 19:01:36 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
部活が終わって自転車小屋にいくと、河原先輩が来た。
「せ、先輩・・・。」
「おつかれ。大丈夫か、お前。」
「大丈夫です。先輩は?」
「俺は余裕。」
・・・あたしの保健室での態度はあんまり気にしてないのかな。
「お前今日機嫌悪かったの?」
やっぱり気にしてるよね。なんて説明すればいいの?
好き・・・なんていえないし。
「えっと・・・。機嫌も体調もそこまで悪くなかったんですけど・・・」
「じゃあなんで?」
うぅ・・・どうしよう・・・。
なんて誤魔化そう。
あ、そうだ。
「体育で疲れて眠たくて・・・。」
「なんだ、それだけか。」
「え?」
「だってなんか急に態度変わるから
俺に怒ってるかと思った。よかった・・・。」
・・・誤解させちゃってたんだ。
でも、少なくともあたしのことどうでもいいって訳じゃないんだ。
そう思うと、なんか笑いがこみあげてきた。
「あはは!」
「何がうけんだよ。」
「いや、なんかおかしくて・・・」
そしてあたしと先輩は一緒に帰ることになり、
流れでメアド交換した。
今日はいろいろありすぎて頭がいっぱいだ。
17
:
愛良
:2011/03/25(金) 19:25:51 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
「舞、唯花、きいて!!」
「なんかあったの!?」
次の日学校に来てスグ昨日のことを話した。
「やったじゃん!!すごい進展だよ!
でさ、唯花の話もきいて!」
「唯花どうしたの?」
唯花もいいことあったのかな?
すると唯花がはなしはじめた。
「私、山本に、告られちゃったの・・・」
「まじで!?」
山本といえば2年生で1番カッコイイんじゃないかってくらいの
いけめんじゃんか!!!!
唯花も、2年生で1番カワイイんじゃないかってくらいの
美少女だし。
「どうするの?」
「キライじゃないけど・・・好きじゃない。」
「うっわー、もったいねぇ。付き合えよ!!」
とか舞とあたしはごり押ししまくって、唯花は付き合うことになった。
てか、なんで11月なのに先輩部活来てるんだ?
「ねぇ、舞、なんで河原先輩って部活来てるの?」
「あぁ、河原先輩はね、もうほとんど内定決まってるみたい。」
「どこの高校?」
「それがさぁ、星華高校だって。」
「えぇ!?あそこの?」
星華といえば推薦ランクAのところじゃない!!
いやいや、先輩追って高校入るとか無理すぎる・・・。
あたしギリギリBランクだしなぁ・・・。
陸上頑張って、勉強も頑張って推薦もらう?
どうやって先輩に近づけばいいのぉ・・・
18
:
明優
:2011/03/30(水) 23:26:42 HOST:i114-182-217-18.s41.a005.ap.plala.or.jp
この小説、おもしろいです♪
ぜひ完結まで書いてほしいです!
19
:
愛良
:2011/04/03(日) 19:57:38 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
↑ありがとー!!頑張っちゃいます!
今日日曜日だし・・・、ひまー・・・。
コンビニでも行こうかな。
そう思い、あたしは家を出た。
先輩にあったりとかしないかなぁ・・・。
って考えてたのに・・・、まさかの元彼発見。5,6人で歩いてる。
まじ最悪だっ!!!2歳上の先輩で、コクられて付き合ってた。
目ぇ合わせたくない・・・。
すれちがおうとした。なのに、
「あ、瀬那。なにしてんのぉ?」
「・・・いや、コンビニ行こうと思って。」
普通こんな軽く元カノに声かけるやついないでしょ!
「なに、お前こんなかわいい子彼女?」
友達だと思われる人が言った。
「いや、元カノだよ。俺がフッた。」
ちがうし、バリバリあたしからフッたんだし!!
「元カノかぁ、ラッキーじゃん。俺らとあそぼー。」
「それは、ちょっと・・・。」
「いいじゃん、行こうよ。」
ただいま、高校生にナンパされてます・・・。
助けてください・・・、ってかんじ。
「いやー・・・ちょっと今日は・・・。」
「俺らと遊ぼうよ。」
「いたっ・・・離してっ!!」
急に腕をつかまれて、ひっぱってつれてかれそうになった。
つーか、この人たちしつこい。
「離してくださいっ・・・」
もうやだよぉ・・・
20
:
愛良
:2011/04/03(日) 20:20:10 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
「あ?遠山?何してんの?」
この声、聞きたかった声だ。
「河原先輩っ・・・」
あたしはもうすでに半泣きで、先輩に助けを求めた。
先輩は178㎝もあるから、ナンパやろうより少し背が大きかった。
心強い・・・。
「あぁ、何、遠山ナンパされてんの?生意気だなぁ。」
「そうですよ!!助けてくださいよぅ・・・」
「お前誰だよ。」
あたしの元彼が、先輩に言った。
「・・・え?俺は・・・」
先輩は少し困ってから
「えっと、彼氏です。だから、離してください。俺のだから。」
「なんだ、男いるのか。じゃぁな」
元彼は行ってしまった。
そんなことより、彼氏、って言ったよね。
ハンパなくどきどきしてるんだけど。
「何立派にナンパされてんだお前。」
「・・・元彼なんです、今の。
先輩、ありがとうございます。これで助けてもらうの、2回目です。」
「別に、どーでもいいけど。」
やっぱ緊張するし!さっきの言葉も気になるし!!
「先輩、なんで『彼氏』とかいったんですか。
他に言い訳いっぱいあるのに・・・。」
「あー・・・。そうだといいなぁ・・・みたいな・・・。」
は?
え?
ん?どーゆうこと?
「・・・??」
「だからぁ、お前、ほんと鈍いな。
俺、お前のこと好きなんだけど。」
「え、ぇえ!?ちょっと待ってくださいよ!!」
ウソでしょ!?
こんなこともあるんですか!?
21
:
愛良
:2011/04/03(日) 20:30:16 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
「返事、待たなきゃだめ?」
そんなカッコイイ声で言わないで・・・!
落ち着けあたし・・・。
「い、いえ、今、返事します、ま、待ってください。」
あたしは深呼吸した。
「好きです、先輩。あたしも先輩のこと好きです。
付き合ってください・・・!」
「俺が告ったのになんでお前も告ったみたいになってんだよ。」
「あ、そっか、あたし返事するんでしたね・・・。」
「つーか、ホントに俺でいいの?
俺が彼氏になっちゃうよ?」
だから、そんなかっこいい声と顔で言わないで!!
「あたしが彼女でいいなら。」
あたしはそう返事をした。
なんだかわけわかんない告白になっちゃった。
これは早速舞と唯花に報告です!!
22
:
愛良
:2011/04/03(日) 20:38:09 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
次の日、あたしは先輩と登校した。
恥ずかしいけど、楽しかったなぁ。
「すっげぇ、あんた告られたの!?」
「あの先輩、今まで何人の女の子振ってきたか、
瀬那は知らないでしょ。」
「うん、知らない・・・。」
ちょっと気になる・・・。
「中学校に入って、20人の女の子をふったのよ。」
「に、20!?」
すっげぇ。
あたしと舞と唯花はトイレに行った。
トイレには、3年生の女子が3人いて、少しにらんでて・・・
「あたしらの京に手ぇ出すとか、まじありえない。」
って言われた。
23
:
愛良
:2011/04/05(火) 18:27:25 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
「・・・は?」
あたしはワケがわからなくて、その人たちをにらみ返した。
舞と唯花は最高にあせってて、やっと意味がわかった。
あー・・・、河原先輩にいっつもくっついてる女の子か。
あたしが付き合い始めたから、不都合ってことか。
「ちょっとカワイイからって、調子にのんじゃねーよ。」
「2年のくせに、生意気なんだよ。」
「京がお前のこと本気なわけねーだろ。」
イヤミ3連発。
・・・落ち着け、あたし。
舞と唯花には巻きぞえくらわせたくない。
でも、どうしよう。何か言わなきゃ。
「・・・いつから先輩はあなたたちのモノになったんですか・・・。」
「はあ!?」
強がってみせた。だって、あたしには先輩がいるもん。
本当は、胃がひっくり返るような気持ちで、
いつ殴られてもおかしくないカンジだけど。
「ほんとムカつく!!口答えすんなよ!」
ばしゃっ・・・
「・・・っ!」
水をかけられた。冷たいよぉ・・・。
「瀬那、大丈夫!?」
舞が心配してくれた。唯花は、
「もう、いいじゃん。河原先輩は、瀬那のことが好きなんですよ?」
そう言って、女の子の前に立ちはだかった。
「お前ら何なの!」
あたしたちは押し倒されて、トイレの床にすわりこんだ。
24
:
愛良
:2011/04/05(火) 18:45:08 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
「いた・・・。」
舞と唯花にまで・・・。
こんなの最低だよ、舞と唯花はカンケーないじゃん!
「舞と唯花には、手ぇ出さないでください・・・。」
「は?何いい人ぶっちゃってんの?
そうゆうことして京のこと落としたんだぁ。うけるー。」
「舞と唯花は、カンケーないじゃない!!」
あたしがそう叫んだそのとき、
「遠山!!」
「先輩っ・・・」
河原先輩だ。今、イチバン会いたかった。
女子トイレなのにも関わらず、助けにきてくれたんだ。
女の子たちは急におとなしくなった。
「き、京・・・。」
「・・・最低だな、お前ら。」
先輩は女の子たちにそれだけ言うと、
あたしや舞や唯花の手を引いてトイレから出た。
「大丈夫か?」
「はい・・・。また助けられちゃいましたね・・・。」
「何言ってんだよ。俺が悪いんじゃん。
俺のせいで、ごめん。」
「先輩のせいじゃないですよ。むしろ、ありがとうございます。」
あたしは笑顔でそう言って教室に戻った。
「ごめん、舞、唯花。」
「全然大丈夫。」
「私たち、無傷じゃん(笑」
教室に入ると、みんなの視線がこっちを向いた。
「瀬那、大丈夫?」
「私達、瀬那の味方だからね!!」
「俺たちも、遠山と河原先輩のこと応援してるから。」
みんな、あたしに味方してくれるんだ。
ありがとう・・・!
25
:
愛良
:2011/04/08(金) 20:32:52 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
移動教室とかで廊下を歩くと、他のクラスの子も
声をかけてくれた。今まで話したことなかった人も。
「瀬那、頑張ってね!」
「瀬那ちゃん、応援してるよ!」
嬉しいけど、やっぱり苦しい。
先輩を想ってる人が、あたしだけじゃないってこと。
それから、そうゆう人に、あたしは憎まれてるってこと。
あのトイレで、舞と唯花がいなかったらどうなってたかな?
先輩が来てくれなかったらどうなってたかな?
きっと、あたしは1人じゃ耐えられなかった。
でもそれって、あたしの周りにいる人も巻き込むってことになる。
親友さえも、彼氏である先輩さえも。
あたしはそう思うとつらくって、何も考えられなくって、
気持ちが悪くなった。
あたしって、悩むだけで貧血になるみたい。
その場にしゃがみこんで、立てなくなった。
「瀬那!大丈夫!?」
「先生!瀬那がまたっ・・・!」
いちばん最低なの、あたしかなぁ・・・。
26
:
愛良
:2011/04/08(金) 21:19:15 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
それから一週間くらいは3年生の女子とはなにもなかった。
でも、
「いたっ・・・」
「あははーごめんねー。」
わざとぶっかてきやがった・・・。
「瀬那、相手にしないで行こう。」
「うん、そうだね。」
唯花にそう言われ、素通りするつもりだったのに、
ねちっこい人たちだなぁ。
「ちょっとまてよ。」
「・・・なんですか?」
「京、私達のことさけるんだよねぇ。」
・・・自業自得でしょ?
なんであたしに言うのよ。
「・・・そうなんですか。」
「ホントにむかつく!何?その余裕な返事は!!」
そう言われ、あたしと舞と唯花はトイレに連れてかれた。
あたしはまた押し倒された。
「調子にのんなよ!!なんで京は、あんたなんかを選んだのよ!」
3人のうち1人が泣き出した。
あれれ、これじゃあたしが悪者じゃん。
でも、こんなところで負けない。
「先輩たちも、河原先輩のことが大好きなのはわかります。
だけど、あたしは先輩が大大大好きだし、
河原先輩は、あたしのことを選んでくれたんです!」
あたしがそう言うと予鈴が鳴り、女の子たちはトイレから出て行った。
27
:
愛良
:2011/04/08(金) 21:42:40 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
「・・・瀬那、大丈夫?」
「もちろん・・・。あたし、あんなことくらいでめげないから!!」
舞と唯花には、笑顔をみせることでしか、
2人を安心させることができない。
ほんとはまだ苦しいんだよ。ほんとは誰かを頼りたいよ。
でも、人に迷惑をかけるなんて、できないもん。
次の日からも、地味なイヤガラセは続いた。
最初は可愛いほうで、靴をかくされるとか、
小学生みたいなことばかりだったけど、次第にエスカレートした。
体操着が泥だらけになったり、
カーディガンがボロボロになったり、
教科書に接着剤がついていたり。
こんなのを見てはクラスメイトに心配されるし、
あたしはそのたび全部笑いにかえた。
・・・でも、このことは河原先輩はしらないの。
いちばん迷惑かけたくない人だから。
それでもやっぱり舞と唯花を巻き込んでしまっている。
2人のそばに、あたしがいないほうがいいみたい。
あたしは2人の助けになったこと、あったっけ?
今思えば、助けられてばっかりいる。
距離、おこうかな。
28
:
愛良
:2011/04/11(月) 18:36:53 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
次の日、あたしは遅刻ギリギリの時間に学校に行った。
先輩には、先に学校に行ってもらった。
このほうが、2人といる時間が減るから。
「あ、来た来た、瀬那おっそーい!」
「ごめんね、寝坊したの。」
あたしは素っ気なくこたえた。
さけたいわけじゃないの。でも、あたし、こうすることでしか
舞と唯花を守れないんだ。
「ねぇ、瀬那元気ないの?」
「そんなことないよ。あたしトイレ行ってくるから。」
「私らも一緒に行こうか?」
「・・・1人で平気だよ。」
あたしはトイレ涙がこらえられなくなった。
授業をさぼってトイレで泣いた。
なんでこんな目にあってるんだろ。
河原先輩のせい?
そうだよ。
先輩がかっこいいから・・・。モテモテだから・・・。
助けて欲しいのに。
29
:
愛良
:2011/04/11(月) 18:52:19 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
授業が終わったチャイムがなった。
行かなきゃ。
「瀬那!?いる!?」
「まさかどっかで倒れたりしてないよね!?」
え?舞?唯花?
なんで?
あたしは静かに個室のドアを開けた。
「瀬那!!」
「ずっとここにいたの!?」
「・・・うん。」
「心配したじゃん!授業もでないでなにしてんのよ!」
心配してくれたんだ。
やっぱり無理だよ。2人がいなかったら、あたし何もできないよ。
「舞ぃ・・・唯花ぁ・・・」
目に涙がたまって視界がぼやけた。
「えぇ!なんで泣くの!?」
「あたし、2人から距離をおこうとしてたのぉ・・・。
あたしといたら、迷惑かけちゃうからっ・・・!
でも、やっぱりできないよぉ!」
「・・・馬鹿じゃないの?迷惑かどうかは私らがきめることでしょ!?」
「うん、ありがとう・・・!」
舞と唯花は、いつでもあたしの力になってくれる。
ほんとに大好き。
30
:
名無しさん
:2011/04/12(火) 18:05:31 HOST:softbank126127061017.bbtec.net
おもしろい!
がんばって^^
31
:
愛良
:2011/04/16(土) 16:02:18 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
「ねぇ瀬那、河原先輩に言わないの?」
「・・・言えないの。」
「どうして?」
「好きだから、かな。迷惑かけたくないんだ。
だから、先輩とも少し距離おこうかなって思ってるの。」
好きだから。
あたしと付き合ってることが、重荷になってほしくない。
イヤガラセは先輩のせいだけど、先輩のせいにしたくない。
この気持ちは全部、好きだから。
「好きなら、言うべきじゃない?」
「・・・どうして?」
舞がとてつもなく真剣な顔で言う。
「あのさ、河原先輩ね、部活のときいつも友達に言ってるんだけど。」
「なんて?」
「先輩の友達が『遠山瀬那ってかわいいよね』って言ったら、
河原先輩は、『俺のだから。そうゆうふうに言うな』って、
毎日のように言ってるの。」
「え・・・?」
舞は何が言いたいの?
あたしは少し考えた。
いきなり唯花が大声をあげた。
「だーかーらー、これだからあんた鈍感だって言われんのよ!」
「えぇ?だってよく意味がわからないよぉ・・・」
「河原先輩は、瀬那のことが好きで、好きで仕方ないってこと!
友達に自分の彼女を、そうゆう目で見てほしくないんだよ。」
そうゆうこと?
あたしのこと、そんなに想ってくれてるの?
「だから、好きなひとに隠し事、されたくないでしょ?
先輩に言うべきだよ。」
「うん・・・。そうだね・・・。」
言えるかなぁ。
助けになってくれるかな。
32
:
紅安
◆8otI8mbC/g
:2011/04/16(土) 21:48:42 HOST:opt-123-254-41-68.client.pikara.ne.jp
かかせていただきます!
>主様
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
*プロローグ*
ねぇ……拓斗…私達昔はいつも…いつも一緒にいたよね?
なのに…なのにどうして話しかけてくれないの?
私の気持ちは今も昔も変わらないのに…なんで?どうして?
はは…私の気持ちは拓斗には伝わってなかったんだね
だけど…これだけは言わせて…私のこの気持ちは…今も昔も変わってないってことは…
____“拓斗大好きだよ…”____
今も昔もあなたが愛しすぎます…
+第一話に続く+
33
:
愛良
:2011/04/22(金) 21:29:29 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
あたしは決心して、放課後先輩を待った。
大丈夫・・・だよね。
前方から先輩の姿が見えた。
・・・あれ?なんか先輩、表情が怒ってる?
「・・・遠山。」
静かで、いつもより低い声で、先輩はあたしに声をかけた。
「・・・河原先輩。あの・・・」
「なぁ。」
あたしの言葉をさえぎり、先輩は言った。
なんでそんな怖い顔すんの?
「お前まだあいつらにイヤガラセされてんの?」
「え・・・?」
「いいから答えて。」
「・・・はい。」
今から言おうとしていたことを聞かれて少しびっくりした。
でもなんで先輩は、怒ってるんだろう?
あたしのせいなのかな・・・。
「いつから?」
「2週間くらい前からです。」
「・・・なんで俺に言わなかったの?」
『なんで』?
先輩が好きだからだよ。
わかってくれないの?
「・・・決まってるじゃん・・・・・・。」
「は?」
「どうして、わかってくれないんですか?
あたし、先輩に迷惑かけたくなくて、頑張ってきたんです!!
それで今、先輩にそのこと勇気だしてはなそーとしてるのに、
先輩なんか怒ってるし!わけわかんない!!」
あたしは泣きながら、ただ自分の想いを伝えることが精一杯だった。
先輩の気持ちを聞く余裕なんてどこにもなかった。
だんだん足がふらついて、また立てなくなる。
こんな時に貧血。
ついてないなぁ・・・。
34
:
愛良
:2011/04/22(金) 21:53:50 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
気がつくと保健室だった。
だれもいない・・・。
時計を見ると、4時半。
やばっ、部活行かなきゃ。
って思ったけどめんどくせーーーー。
どうしよう。先輩とケンカしたみたいになっちゃった。
でも、先輩はきっとあたしをここまで運んでくれた。
意識がうすれていくなかで、誰かに持ち上げられるのを感じた。
あの手は、ぜったいに先輩の手だ。
あぁ、もう!あたし何やってんだよ!!
1人でベラベラしゃべるだけしゃべって先輩困らせて、
あげくの果てに貧血になって・・・。
ばかじゃん。
すると保健室に唯花が入ってきた。
「唯花・・・。」
「部活こないからここかなーって思って、来てみた。」
あたしはさっきあったことを全部話した。
「ばかだなー、瀬那。
なんで先輩が怒ってたかわかんないの?」
「わかんないよ。何もした覚えないもん。」
「あのね、さっきも言ったように先輩は瀬那のこと大好きなんだよ。
彼女に、大事なこと、ずっと隠されてて不安だったんじゃない?」
そっか、あたし、ホントにアホ。
ホントに自己中だと思う。
自分の気持ちだけでうごいてたな・・・。
「じゃ、あたし部活もどるね。
瀬那は今日部活休みなよ。貧血なんでしょ?」
「うん、先生に言っといてくれる?」
「うん。じゃぁね!」
「ばいばい!ありがとう!」
先輩の想い、受け取りに行かなきゃ。
35
:
ねここ
◆WuiwlRRul.
:2011/04/23(土) 20:26:34 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp
初めまして、ねここです(・ω・*)
愛良さんの小説をいつもこっそりと読ませて頂いているのですが、毎回面白いなーと思っています。
今回も改めて面白いと感じてしまった��(´ω`)…
これからも頑張ってくださいね!
応援しています*
36
:
愛良
:2011/05/04(水) 20:58:38 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
すみません、投稿おくれちゃいました(・・;)
先輩。先輩は、あたしのこと好きですか?
あたしは大好きです、先輩。
うまく言えないけど、先輩のことを想ってる人が
たくさんいるのが、あたしは不安なんです。
だからあたしにイヤガラセをしてくる女の子たちに
負けたくないんです。
あの人たちより、先輩への気持ちが大きい自信、あります。
先輩、あたしの自分勝手な言動で困らせてごめんなさい。
もう1回、先輩と話したい。
怒ってるかな?
わがままなあたしのことイヤになっちゃったかな?
それでも・・・
それでも先輩、会いたいよ・・・。
涙がとまらない。
ちょっとしたケンカなのに、なんでこんなにつらいんだろ。
きっと、先輩がだいすきだから。
次の朝、あたしは先輩に会うために、3年生の廊下の前で待った。
そこに現れたのは・・・
37
:
愛良
:2011/05/04(水) 21:12:32 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
「何してんの、あんた。」
「朝から図々しく京に会いに来たの?」
出た・・・!
違うし、あたしあんたたちに用ないんだけど!
「もしそうだったら・・・なんか文句ありますか?」
語尾が小さくなったけどあたしは勇気をだして言い返した。
「何お前!?ほんと朝からいらいらする!!」
「生意気じゃない!?ちょっと!」
「そんなに被害者ぶりたいの!?」
被害者ぶる・・・?
ぶってんじゃないよ、被害者だよ!!
とか思ってたら、また押し倒された。
気づけばまわりにたくさん人だかりができてる。
「調子こくな!」
そう言われ、すごい蹴りを入れられた。
「・・・っ!」
痛いよ、誰か止めてよ。
相手はもちろん無傷。
だけどあたしの体はアザだらけ。
うわっ、やばい!太もものあたり、色変わってきたぁっ!!
「遠山っ!!」
「・・・河原、先輩?」
先輩だ、会いたかった。
あたしはまた気を失った。
38
:
愛良
:2011/05/04(水) 21:43:39 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
・・・保健室?
あたしは起き上がった。
「先輩・・・。」
先輩が座っていた。
やば、緊張・・・。
「何やってんの?あいつらに1人で立ち向かって。」
「いや、えっと・・・、先輩に会いにきたんですけど、
なんかいきなりからまれまして・・・」
「何で会いに来たの?」
・・・なんでだっけ?
何を伝えるんだっけ・・・。
まぁいいや。思ったこと、言っちゃえ。
「すいませんでした。あたしの感情だけぶつけて、
先輩の気持ち、無視してました・・・。
ほんとにごめんなさい!!」
「なんで謝んの?」
「・・・へっ?」
「アホ面(笑」
怒ってない?
なぜ?
「俺、遠山が俺に『迷惑かけたくない』って言われてうれしかった。
だってそれってさぁ、“イコール好き”ってとらえていいんだよね?」
「・・・当たり前です。」
「そりゃあまぁ、大事なこと言ってくんないのとかは不安だったけど
もっとお前に頼られるようになろうって思えたし。
・・・お前のこと好きだから。」
今、なんておっしゃいました?
・・・2度目の告白ですか?
あたしはみるみる顔が赤くなった。
「・・・あたしも好きです。」
「はぁ?聞こえねー。」
「大好きです!先輩のこと、大好きです!!」
言っちゃったぁ〜・・・///
「瀬那。」
「は、はい?」
初めて名前で呼ばれた。
そしてほっぺに軽くキスされた。
「お前が星華に受かったら、口にキスしてやるよ。」
「・・・ハードル高いです、京・・・先輩。」
かっこいいところも、やさしいとこも、あたしを思ってくれるとこも、
頭がいとこも、運動ができるとこも、好きです、先輩。
おわり♪
39
:
愛良
:2011/05/04(水) 21:59:16 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
その後―
先輩が卒業して早10ヶ月。
あたしたちは受験勉強真っ盛りです・・・。
「もちろん瀬那は星華高校受けるんでしょ?」
「A判定だしね。」
「まぁね。」
あたしは必死で勉強して、星華高校A判定をもらった。
超頑張った・・・。
1ヵ月後の入試、頑張らなきゃ。
合格発表の日。
あたしは204番・・・。
199、200、201、204・・・。
あったぁ・・・!よかったぁ・・・。
「瀬那。」
「京先輩!受かりました!!」
「ご褒美。」
今度は、唇にキス。
ああぁあぁ!!ついに!!
「お前・・・顔赤っ。」
「先輩もですよっ!!」
・・・遠山瀬那、15歳。頑張りました・・・。
40
:
新奈
:2011/06/20(月) 19:16:41 HOST:proxy30003.docomo.ne.jp
すごい面白い!
先輩かっこいい(゚∀゜)
瀬那かわいい(*´Д`*)
41
:
麻実
:2011/07/29(金) 21:34:17 HOST:i121-118-203-47.s10.a045.ap.plala.or.jp
全部読みましたっ!!
面白いですw
瀬那大好きww^^
42
:
愛良
:2011/10/15(土) 21:36:10 HOST:128.205.243.49.ap.yournet.ne.jp
めちゃ久しぶりにきたー(^^)
書き込みが2件もっ!感動っ!ww
軽く続編を書きます。なんと・・・河原先輩sideです♪
「なぁ、1年生にすごいかわいい子いるんだってー。」
「へぇ!何組?」
「たしか、A組!見にいかねぇ?」
そんな会話が聞こえてきた。
・・・こいつら、まさか瀬那のこと言ってるんじゃ・・・?
瀬那は1年A組になった。
遠山瀬那は、貧血で鈍感で俊足な俺の彼女。
あいつ、自分では気付いてないかもしれないけど、美人だ。
きっといろんなヤツから告られるんだろーな。
でも、俺は気にしなーい。
だってあいつ俺のこと愛してるしー。(←のろけだした)
彼氏のこと追って、地元のトップ高校頑張って入るくらいだし。
「おい、京、一緒に見にいこーぜ、かわいい子。」
「いいけど。」
“星華”ってもっと真面目で堅苦しいイメージだったけど、実際校則とかゆるいし
楽しい高校だった。まぁ、勉強は苦しいけど・・・ww
そして1Aの教室の前で、友達が、
「あ!あの子だ!」
と言って指をさす。
43
:
麻実
:2011/10/15(土) 21:42:03 HOST:i121-118-203-47.s10.a045.ap.plala.or.jp
キャーッ><
続編ッッ>▽<
この小説よむのが楽しみです☆☆
これからも頑張ってください!^^
44
:
燐
:2011/10/15(土) 21:43:12 HOST:zaq3dc00753.zaq.ne.jp
あ、麻実だ!!!
はろはろww
45
:
愛良
:2011/10/15(土) 21:51:55 HOST:128.205.243.49.ap.yournet.ne.jp
見たら・・・
案の定、瀬那だ。
って、こいつら完全に瀬那のこと狙ってる目じゃねぇか!!
「かわいいー。」
「何部入るんだろう。バレー部こねーかな。」
・・・瀬那は鈍感だから、狙われかねないな。
仕方ない・・・。カミングアウト!
「・・・俺の彼女なんだけど。」
「「え!?」」
当然驚くよな・・・。
「そうか、だから京、今までずっと告白断ってたんだ・・・。」
「謎がとけたわ。京相手じゃ勝てねーよな。
こんなかっこよくて何でもできるやつ、お前くらいだよ。」
「は?俺なんでもできなけど。」
まぁ、次は同じ大学ってことで。
大学はちょっとハードル下げてやろっかなww
ツンツンしたような感じだけど、
やっぱり同じ大学行きたい、というデレデレしとことを言っている。
こんなツンデレ、こいつしかいねーよww
46
:
愛良
:2011/10/15(土) 21:53:50 HOST:128.205.243.49.ap.yournet.ne.jp
あらまっ!
早速書き込みがっ!ありがとうございますっ(^^)
47
:
愛良
:2011/10/15(土) 22:19:45 HOST:128.205.243.49.ap.yournet.ne.jp
瀬那side
舞はちがう高校に行ってしまったけど、唯花とは同じ高校に入れました☆
しかも、9クラスもあるのに同じクラスになったし☆
「河原先輩とはうまくいってるみたいだね。」
「もちろん!昨日は一緒に喫茶店行ってずーっとしゃべってたんだー。
今日も一緒に帰るんだよ。」
「・・・幸せそうですね。」
うん。幸せです。ww
でも、やっぱきっと高校でも先輩はモテモテなんだろうなー・・・。
すると、男の子2人に声をかけられた。
「ねぇ、名前なんていうの?」
・・・同じクラスの人かな?クラスに40人もいたら覚えられないわ。
「・・・遠山瀬那です。」
「俺、西野康介。よろしく。」
「俺は佐藤広人。よろしくね。」
2人はにこにこしてあたしに言う。
・・・お友達ができたようだ。(←あほ)
「よろしくね。」
あたしもにこっとして言った。
近くで唯花がとんでもない形相であたしを見ているとも知らずに(汗)
48
:
愛良
:2011/10/16(日) 20:07:56 HOST:128.205.243.49.ap.yournet.ne.jp
瀬那
入学して2週間。陸上部に入部した。お友達もたくさんできた。
部活がない日は、先輩の部活が終わるまで待っているし、あたしが部活のときは
先輩が待っていてくれる。
あー!やっと授業終わったー!
先輩、今日部活だから待ってよーっと。
「あ、今日も噂の彼氏待ち?瀬那ちゃん。」
新しい友達の秋帆ちゃんに声をかけられた。
「うん。いいでしょー(笑)」
「いいなー!私も彼氏欲しいよぉ」
「大丈夫、秋帆ちゃんかわいいから。」
「あんたに言われたくないわ(笑)じゃあ、また明日ね。」
「うん。ばいばい。」
あたしは最近やった学力テストで、何気好成績だった。
あー、先輩を追いかけたおかげだぁ。
やっぱり同じ大学行きたいなー。でも、先輩って進学するのかな。
でもこんな進学校で進学しないのも変か。
「瀬那、先輩のこと待ってるの?」
「あ、唯花。うん、一緒に帰るから。」
「・・・気を付けてね、あんた、鈍いから、他の男に気を持たせるようなことは
やめなさいよ。」
「・・・?わかった・・・。」
また唯花はあたしに理解不能なことを言って、さっさと帰ってしまった。
・・・唯花は何語しゃべってんだろう。(←あほ)
49
:
愛良
:2012/01/12(木) 15:22:12 HOST:128.205.243.49.ap.yournet.ne.jp
5時半くらいになり、そろそろ先輩の部活が終わるころになった。
「あれ?瀬那ちゃんだー。」
「あ、西野くん。」
「なにしてんの?」
「えっとー…、先輩待ってる。」
あたしはなんとなく、知り合ったばかりの人に、“彼氏”と言っていいのかわからず、
遠まわしに、先輩と言った。まぁ、仲良い秋帆ちゃんとかにはばれちゃったけど。
「え?なんで先輩?」
「なんでって言われても・・・。一緒に帰るから。」
「男?」
「・・・うん。」
なんでそこまで聞くのー!!
てか、はやく先輩迎えにいかねばならんのだよ。
「彼氏なの?」
「あー、もう先輩部活おわったかもー、ばいばい!また明日ー(汗」
なんとか振り切ってあたしは教室からでた。
なんであんなにつっかかってくるのかなー・・・。困っちゃったよ。
あ、先輩だ。
「先輩!おつかれさまです。」
「いやーつかれた。待たせてごめん。」
「大丈夫です。勉強してたんで。」
だいたい、先輩が彼氏だったらなんだっていうんだろ。
西野くん、苦手だなー・・・
50
:
いねこ&なな
:2012/01/31(火) 19:28:54 HOST:softbank221035077133.bbtec.net
この小説大好き!!
51
:
名無しさん
:2012/02/02(木) 21:34:16 HOST:i118-18-136-9.s11.a046.ap.plala.or.jp
おもしろいと思うよ!
この調子でどんどん頑張って書いていって〜・▽・
52
:
愛良
:2012/02/19(日) 13:40:58 HOST:17.190.150.119.ap.yournet.ne.jp
すみません!投稿遅れました。
受験勉強に専念しておりました☆
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板