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好きです、先輩。
25
:
愛良
:2011/04/08(金) 20:32:52 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
移動教室とかで廊下を歩くと、他のクラスの子も
声をかけてくれた。今まで話したことなかった人も。
「瀬那、頑張ってね!」
「瀬那ちゃん、応援してるよ!」
嬉しいけど、やっぱり苦しい。
先輩を想ってる人が、あたしだけじゃないってこと。
それから、そうゆう人に、あたしは憎まれてるってこと。
あのトイレで、舞と唯花がいなかったらどうなってたかな?
先輩が来てくれなかったらどうなってたかな?
きっと、あたしは1人じゃ耐えられなかった。
でもそれって、あたしの周りにいる人も巻き込むってことになる。
親友さえも、彼氏である先輩さえも。
あたしはそう思うとつらくって、何も考えられなくって、
気持ちが悪くなった。
あたしって、悩むだけで貧血になるみたい。
その場にしゃがみこんで、立てなくなった。
「瀬那!大丈夫!?」
「先生!瀬那がまたっ・・・!」
いちばん最低なの、あたしかなぁ・・・。
26
:
愛良
:2011/04/08(金) 21:19:15 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
それから一週間くらいは3年生の女子とはなにもなかった。
でも、
「いたっ・・・」
「あははーごめんねー。」
わざとぶっかてきやがった・・・。
「瀬那、相手にしないで行こう。」
「うん、そうだね。」
唯花にそう言われ、素通りするつもりだったのに、
ねちっこい人たちだなぁ。
「ちょっとまてよ。」
「・・・なんですか?」
「京、私達のことさけるんだよねぇ。」
・・・自業自得でしょ?
なんであたしに言うのよ。
「・・・そうなんですか。」
「ホントにむかつく!何?その余裕な返事は!!」
そう言われ、あたしと舞と唯花はトイレに連れてかれた。
あたしはまた押し倒された。
「調子にのんなよ!!なんで京は、あんたなんかを選んだのよ!」
3人のうち1人が泣き出した。
あれれ、これじゃあたしが悪者じゃん。
でも、こんなところで負けない。
「先輩たちも、河原先輩のことが大好きなのはわかります。
だけど、あたしは先輩が大大大好きだし、
河原先輩は、あたしのことを選んでくれたんです!」
あたしがそう言うと予鈴が鳴り、女の子たちはトイレから出て行った。
27
:
愛良
:2011/04/08(金) 21:42:40 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
「・・・瀬那、大丈夫?」
「もちろん・・・。あたし、あんなことくらいでめげないから!!」
舞と唯花には、笑顔をみせることでしか、
2人を安心させることができない。
ほんとはまだ苦しいんだよ。ほんとは誰かを頼りたいよ。
でも、人に迷惑をかけるなんて、できないもん。
次の日からも、地味なイヤガラセは続いた。
最初は可愛いほうで、靴をかくされるとか、
小学生みたいなことばかりだったけど、次第にエスカレートした。
体操着が泥だらけになったり、
カーディガンがボロボロになったり、
教科書に接着剤がついていたり。
こんなのを見てはクラスメイトに心配されるし、
あたしはそのたび全部笑いにかえた。
・・・でも、このことは河原先輩はしらないの。
いちばん迷惑かけたくない人だから。
それでもやっぱり舞と唯花を巻き込んでしまっている。
2人のそばに、あたしがいないほうがいいみたい。
あたしは2人の助けになったこと、あったっけ?
今思えば、助けられてばっかりいる。
距離、おこうかな。
28
:
愛良
:2011/04/11(月) 18:36:53 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
次の日、あたしは遅刻ギリギリの時間に学校に行った。
先輩には、先に学校に行ってもらった。
このほうが、2人といる時間が減るから。
「あ、来た来た、瀬那おっそーい!」
「ごめんね、寝坊したの。」
あたしは素っ気なくこたえた。
さけたいわけじゃないの。でも、あたし、こうすることでしか
舞と唯花を守れないんだ。
「ねぇ、瀬那元気ないの?」
「そんなことないよ。あたしトイレ行ってくるから。」
「私らも一緒に行こうか?」
「・・・1人で平気だよ。」
あたしはトイレ涙がこらえられなくなった。
授業をさぼってトイレで泣いた。
なんでこんな目にあってるんだろ。
河原先輩のせい?
そうだよ。
先輩がかっこいいから・・・。モテモテだから・・・。
助けて欲しいのに。
29
:
愛良
:2011/04/11(月) 18:52:19 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
授業が終わったチャイムがなった。
行かなきゃ。
「瀬那!?いる!?」
「まさかどっかで倒れたりしてないよね!?」
え?舞?唯花?
なんで?
あたしは静かに個室のドアを開けた。
「瀬那!!」
「ずっとここにいたの!?」
「・・・うん。」
「心配したじゃん!授業もでないでなにしてんのよ!」
心配してくれたんだ。
やっぱり無理だよ。2人がいなかったら、あたし何もできないよ。
「舞ぃ・・・唯花ぁ・・・」
目に涙がたまって視界がぼやけた。
「えぇ!なんで泣くの!?」
「あたし、2人から距離をおこうとしてたのぉ・・・。
あたしといたら、迷惑かけちゃうからっ・・・!
でも、やっぱりできないよぉ!」
「・・・馬鹿じゃないの?迷惑かどうかは私らがきめることでしょ!?」
「うん、ありがとう・・・!」
舞と唯花は、いつでもあたしの力になってくれる。
ほんとに大好き。
30
:
名無しさん
:2011/04/12(火) 18:05:31 HOST:softbank126127061017.bbtec.net
おもしろい!
がんばって^^
31
:
愛良
:2011/04/16(土) 16:02:18 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
「ねぇ瀬那、河原先輩に言わないの?」
「・・・言えないの。」
「どうして?」
「好きだから、かな。迷惑かけたくないんだ。
だから、先輩とも少し距離おこうかなって思ってるの。」
好きだから。
あたしと付き合ってることが、重荷になってほしくない。
イヤガラセは先輩のせいだけど、先輩のせいにしたくない。
この気持ちは全部、好きだから。
「好きなら、言うべきじゃない?」
「・・・どうして?」
舞がとてつもなく真剣な顔で言う。
「あのさ、河原先輩ね、部活のときいつも友達に言ってるんだけど。」
「なんて?」
「先輩の友達が『遠山瀬那ってかわいいよね』って言ったら、
河原先輩は、『俺のだから。そうゆうふうに言うな』って、
毎日のように言ってるの。」
「え・・・?」
舞は何が言いたいの?
あたしは少し考えた。
いきなり唯花が大声をあげた。
「だーかーらー、これだからあんた鈍感だって言われんのよ!」
「えぇ?だってよく意味がわからないよぉ・・・」
「河原先輩は、瀬那のことが好きで、好きで仕方ないってこと!
友達に自分の彼女を、そうゆう目で見てほしくないんだよ。」
そうゆうこと?
あたしのこと、そんなに想ってくれてるの?
「だから、好きなひとに隠し事、されたくないでしょ?
先輩に言うべきだよ。」
「うん・・・。そうだね・・・。」
言えるかなぁ。
助けになってくれるかな。
32
:
紅安
◆8otI8mbC/g
:2011/04/16(土) 21:48:42 HOST:opt-123-254-41-68.client.pikara.ne.jp
かかせていただきます!
>主様
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
*プロローグ*
ねぇ……拓斗…私達昔はいつも…いつも一緒にいたよね?
なのに…なのにどうして話しかけてくれないの?
私の気持ちは今も昔も変わらないのに…なんで?どうして?
はは…私の気持ちは拓斗には伝わってなかったんだね
だけど…これだけは言わせて…私のこの気持ちは…今も昔も変わってないってことは…
____“拓斗大好きだよ…”____
今も昔もあなたが愛しすぎます…
+第一話に続く+
33
:
愛良
:2011/04/22(金) 21:29:29 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
あたしは決心して、放課後先輩を待った。
大丈夫・・・だよね。
前方から先輩の姿が見えた。
・・・あれ?なんか先輩、表情が怒ってる?
「・・・遠山。」
静かで、いつもより低い声で、先輩はあたしに声をかけた。
「・・・河原先輩。あの・・・」
「なぁ。」
あたしの言葉をさえぎり、先輩は言った。
なんでそんな怖い顔すんの?
「お前まだあいつらにイヤガラセされてんの?」
「え・・・?」
「いいから答えて。」
「・・・はい。」
今から言おうとしていたことを聞かれて少しびっくりした。
でもなんで先輩は、怒ってるんだろう?
あたしのせいなのかな・・・。
「いつから?」
「2週間くらい前からです。」
「・・・なんで俺に言わなかったの?」
『なんで』?
先輩が好きだからだよ。
わかってくれないの?
「・・・決まってるじゃん・・・・・・。」
「は?」
「どうして、わかってくれないんですか?
あたし、先輩に迷惑かけたくなくて、頑張ってきたんです!!
それで今、先輩にそのこと勇気だしてはなそーとしてるのに、
先輩なんか怒ってるし!わけわかんない!!」
あたしは泣きながら、ただ自分の想いを伝えることが精一杯だった。
先輩の気持ちを聞く余裕なんてどこにもなかった。
だんだん足がふらついて、また立てなくなる。
こんな時に貧血。
ついてないなぁ・・・。
34
:
愛良
:2011/04/22(金) 21:53:50 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
気がつくと保健室だった。
だれもいない・・・。
時計を見ると、4時半。
やばっ、部活行かなきゃ。
って思ったけどめんどくせーーーー。
どうしよう。先輩とケンカしたみたいになっちゃった。
でも、先輩はきっとあたしをここまで運んでくれた。
意識がうすれていくなかで、誰かに持ち上げられるのを感じた。
あの手は、ぜったいに先輩の手だ。
あぁ、もう!あたし何やってんだよ!!
1人でベラベラしゃべるだけしゃべって先輩困らせて、
あげくの果てに貧血になって・・・。
ばかじゃん。
すると保健室に唯花が入ってきた。
「唯花・・・。」
「部活こないからここかなーって思って、来てみた。」
あたしはさっきあったことを全部話した。
「ばかだなー、瀬那。
なんで先輩が怒ってたかわかんないの?」
「わかんないよ。何もした覚えないもん。」
「あのね、さっきも言ったように先輩は瀬那のこと大好きなんだよ。
彼女に、大事なこと、ずっと隠されてて不安だったんじゃない?」
そっか、あたし、ホントにアホ。
ホントに自己中だと思う。
自分の気持ちだけでうごいてたな・・・。
「じゃ、あたし部活もどるね。
瀬那は今日部活休みなよ。貧血なんでしょ?」
「うん、先生に言っといてくれる?」
「うん。じゃぁね!」
「ばいばい!ありがとう!」
先輩の想い、受け取りに行かなきゃ。
35
:
ねここ
◆WuiwlRRul.
:2011/04/23(土) 20:26:34 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp
初めまして、ねここです(・ω・*)
愛良さんの小説をいつもこっそりと読ませて頂いているのですが、毎回面白いなーと思っています。
今回も改めて面白いと感じてしまった��(´ω`)…
これからも頑張ってくださいね!
応援しています*
36
:
愛良
:2011/05/04(水) 20:58:38 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
すみません、投稿おくれちゃいました(・・;)
先輩。先輩は、あたしのこと好きですか?
あたしは大好きです、先輩。
うまく言えないけど、先輩のことを想ってる人が
たくさんいるのが、あたしは不安なんです。
だからあたしにイヤガラセをしてくる女の子たちに
負けたくないんです。
あの人たちより、先輩への気持ちが大きい自信、あります。
先輩、あたしの自分勝手な言動で困らせてごめんなさい。
もう1回、先輩と話したい。
怒ってるかな?
わがままなあたしのことイヤになっちゃったかな?
それでも・・・
それでも先輩、会いたいよ・・・。
涙がとまらない。
ちょっとしたケンカなのに、なんでこんなにつらいんだろ。
きっと、先輩がだいすきだから。
次の朝、あたしは先輩に会うために、3年生の廊下の前で待った。
そこに現れたのは・・・
37
:
愛良
:2011/05/04(水) 21:12:32 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
「何してんの、あんた。」
「朝から図々しく京に会いに来たの?」
出た・・・!
違うし、あたしあんたたちに用ないんだけど!
「もしそうだったら・・・なんか文句ありますか?」
語尾が小さくなったけどあたしは勇気をだして言い返した。
「何お前!?ほんと朝からいらいらする!!」
「生意気じゃない!?ちょっと!」
「そんなに被害者ぶりたいの!?」
被害者ぶる・・・?
ぶってんじゃないよ、被害者だよ!!
とか思ってたら、また押し倒された。
気づけばまわりにたくさん人だかりができてる。
「調子こくな!」
そう言われ、すごい蹴りを入れられた。
「・・・っ!」
痛いよ、誰か止めてよ。
相手はもちろん無傷。
だけどあたしの体はアザだらけ。
うわっ、やばい!太もものあたり、色変わってきたぁっ!!
「遠山っ!!」
「・・・河原、先輩?」
先輩だ、会いたかった。
あたしはまた気を失った。
38
:
愛良
:2011/05/04(水) 21:43:39 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
・・・保健室?
あたしは起き上がった。
「先輩・・・。」
先輩が座っていた。
やば、緊張・・・。
「何やってんの?あいつらに1人で立ち向かって。」
「いや、えっと・・・、先輩に会いにきたんですけど、
なんかいきなりからまれまして・・・」
「何で会いに来たの?」
・・・なんでだっけ?
何を伝えるんだっけ・・・。
まぁいいや。思ったこと、言っちゃえ。
「すいませんでした。あたしの感情だけぶつけて、
先輩の気持ち、無視してました・・・。
ほんとにごめんなさい!!」
「なんで謝んの?」
「・・・へっ?」
「アホ面(笑」
怒ってない?
なぜ?
「俺、遠山が俺に『迷惑かけたくない』って言われてうれしかった。
だってそれってさぁ、“イコール好き”ってとらえていいんだよね?」
「・・・当たり前です。」
「そりゃあまぁ、大事なこと言ってくんないのとかは不安だったけど
もっとお前に頼られるようになろうって思えたし。
・・・お前のこと好きだから。」
今、なんておっしゃいました?
・・・2度目の告白ですか?
あたしはみるみる顔が赤くなった。
「・・・あたしも好きです。」
「はぁ?聞こえねー。」
「大好きです!先輩のこと、大好きです!!」
言っちゃったぁ〜・・・///
「瀬那。」
「は、はい?」
初めて名前で呼ばれた。
そしてほっぺに軽くキスされた。
「お前が星華に受かったら、口にキスしてやるよ。」
「・・・ハードル高いです、京・・・先輩。」
かっこいいところも、やさしいとこも、あたしを思ってくれるとこも、
頭がいとこも、運動ができるとこも、好きです、先輩。
おわり♪
39
:
愛良
:2011/05/04(水) 21:59:16 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
その後―
先輩が卒業して早10ヶ月。
あたしたちは受験勉強真っ盛りです・・・。
「もちろん瀬那は星華高校受けるんでしょ?」
「A判定だしね。」
「まぁね。」
あたしは必死で勉強して、星華高校A判定をもらった。
超頑張った・・・。
1ヵ月後の入試、頑張らなきゃ。
合格発表の日。
あたしは204番・・・。
199、200、201、204・・・。
あったぁ・・・!よかったぁ・・・。
「瀬那。」
「京先輩!受かりました!!」
「ご褒美。」
今度は、唇にキス。
ああぁあぁ!!ついに!!
「お前・・・顔赤っ。」
「先輩もですよっ!!」
・・・遠山瀬那、15歳。頑張りました・・・。
40
:
新奈
:2011/06/20(月) 19:16:41 HOST:proxy30003.docomo.ne.jp
すごい面白い!
先輩かっこいい(゚∀゜)
瀬那かわいい(*´Д`*)
41
:
麻実
:2011/07/29(金) 21:34:17 HOST:i121-118-203-47.s10.a045.ap.plala.or.jp
全部読みましたっ!!
面白いですw
瀬那大好きww^^
42
:
愛良
:2011/10/15(土) 21:36:10 HOST:128.205.243.49.ap.yournet.ne.jp
めちゃ久しぶりにきたー(^^)
書き込みが2件もっ!感動っ!ww
軽く続編を書きます。なんと・・・河原先輩sideです♪
「なぁ、1年生にすごいかわいい子いるんだってー。」
「へぇ!何組?」
「たしか、A組!見にいかねぇ?」
そんな会話が聞こえてきた。
・・・こいつら、まさか瀬那のこと言ってるんじゃ・・・?
瀬那は1年A組になった。
遠山瀬那は、貧血で鈍感で俊足な俺の彼女。
あいつ、自分では気付いてないかもしれないけど、美人だ。
きっといろんなヤツから告られるんだろーな。
でも、俺は気にしなーい。
だってあいつ俺のこと愛してるしー。(←のろけだした)
彼氏のこと追って、地元のトップ高校頑張って入るくらいだし。
「おい、京、一緒に見にいこーぜ、かわいい子。」
「いいけど。」
“星華”ってもっと真面目で堅苦しいイメージだったけど、実際校則とかゆるいし
楽しい高校だった。まぁ、勉強は苦しいけど・・・ww
そして1Aの教室の前で、友達が、
「あ!あの子だ!」
と言って指をさす。
43
:
麻実
:2011/10/15(土) 21:42:03 HOST:i121-118-203-47.s10.a045.ap.plala.or.jp
キャーッ><
続編ッッ>▽<
この小説よむのが楽しみです☆☆
これからも頑張ってください!^^
44
:
燐
:2011/10/15(土) 21:43:12 HOST:zaq3dc00753.zaq.ne.jp
あ、麻実だ!!!
はろはろww
45
:
愛良
:2011/10/15(土) 21:51:55 HOST:128.205.243.49.ap.yournet.ne.jp
見たら・・・
案の定、瀬那だ。
って、こいつら完全に瀬那のこと狙ってる目じゃねぇか!!
「かわいいー。」
「何部入るんだろう。バレー部こねーかな。」
・・・瀬那は鈍感だから、狙われかねないな。
仕方ない・・・。カミングアウト!
「・・・俺の彼女なんだけど。」
「「え!?」」
当然驚くよな・・・。
「そうか、だから京、今までずっと告白断ってたんだ・・・。」
「謎がとけたわ。京相手じゃ勝てねーよな。
こんなかっこよくて何でもできるやつ、お前くらいだよ。」
「は?俺なんでもできなけど。」
まぁ、次は同じ大学ってことで。
大学はちょっとハードル下げてやろっかなww
ツンツンしたような感じだけど、
やっぱり同じ大学行きたい、というデレデレしとことを言っている。
こんなツンデレ、こいつしかいねーよww
46
:
愛良
:2011/10/15(土) 21:53:50 HOST:128.205.243.49.ap.yournet.ne.jp
あらまっ!
早速書き込みがっ!ありがとうございますっ(^^)
47
:
愛良
:2011/10/15(土) 22:19:45 HOST:128.205.243.49.ap.yournet.ne.jp
瀬那side
舞はちがう高校に行ってしまったけど、唯花とは同じ高校に入れました☆
しかも、9クラスもあるのに同じクラスになったし☆
「河原先輩とはうまくいってるみたいだね。」
「もちろん!昨日は一緒に喫茶店行ってずーっとしゃべってたんだー。
今日も一緒に帰るんだよ。」
「・・・幸せそうですね。」
うん。幸せです。ww
でも、やっぱきっと高校でも先輩はモテモテなんだろうなー・・・。
すると、男の子2人に声をかけられた。
「ねぇ、名前なんていうの?」
・・・同じクラスの人かな?クラスに40人もいたら覚えられないわ。
「・・・遠山瀬那です。」
「俺、西野康介。よろしく。」
「俺は佐藤広人。よろしくね。」
2人はにこにこしてあたしに言う。
・・・お友達ができたようだ。(←あほ)
「よろしくね。」
あたしもにこっとして言った。
近くで唯花がとんでもない形相であたしを見ているとも知らずに(汗)
48
:
愛良
:2011/10/16(日) 20:07:56 HOST:128.205.243.49.ap.yournet.ne.jp
瀬那
入学して2週間。陸上部に入部した。お友達もたくさんできた。
部活がない日は、先輩の部活が終わるまで待っているし、あたしが部活のときは
先輩が待っていてくれる。
あー!やっと授業終わったー!
先輩、今日部活だから待ってよーっと。
「あ、今日も噂の彼氏待ち?瀬那ちゃん。」
新しい友達の秋帆ちゃんに声をかけられた。
「うん。いいでしょー(笑)」
「いいなー!私も彼氏欲しいよぉ」
「大丈夫、秋帆ちゃんかわいいから。」
「あんたに言われたくないわ(笑)じゃあ、また明日ね。」
「うん。ばいばい。」
あたしは最近やった学力テストで、何気好成績だった。
あー、先輩を追いかけたおかげだぁ。
やっぱり同じ大学行きたいなー。でも、先輩って進学するのかな。
でもこんな進学校で進学しないのも変か。
「瀬那、先輩のこと待ってるの?」
「あ、唯花。うん、一緒に帰るから。」
「・・・気を付けてね、あんた、鈍いから、他の男に気を持たせるようなことは
やめなさいよ。」
「・・・?わかった・・・。」
また唯花はあたしに理解不能なことを言って、さっさと帰ってしまった。
・・・唯花は何語しゃべってんだろう。(←あほ)
49
:
愛良
:2012/01/12(木) 15:22:12 HOST:128.205.243.49.ap.yournet.ne.jp
5時半くらいになり、そろそろ先輩の部活が終わるころになった。
「あれ?瀬那ちゃんだー。」
「あ、西野くん。」
「なにしてんの?」
「えっとー…、先輩待ってる。」
あたしはなんとなく、知り合ったばかりの人に、“彼氏”と言っていいのかわからず、
遠まわしに、先輩と言った。まぁ、仲良い秋帆ちゃんとかにはばれちゃったけど。
「え?なんで先輩?」
「なんでって言われても・・・。一緒に帰るから。」
「男?」
「・・・うん。」
なんでそこまで聞くのー!!
てか、はやく先輩迎えにいかねばならんのだよ。
「彼氏なの?」
「あー、もう先輩部活おわったかもー、ばいばい!また明日ー(汗」
なんとか振り切ってあたしは教室からでた。
なんであんなにつっかかってくるのかなー・・・。困っちゃったよ。
あ、先輩だ。
「先輩!おつかれさまです。」
「いやーつかれた。待たせてごめん。」
「大丈夫です。勉強してたんで。」
だいたい、先輩が彼氏だったらなんだっていうんだろ。
西野くん、苦手だなー・・・
50
:
いねこ&なな
:2012/01/31(火) 19:28:54 HOST:softbank221035077133.bbtec.net
この小説大好き!!
51
:
名無しさん
:2012/02/02(木) 21:34:16 HOST:i118-18-136-9.s11.a046.ap.plala.or.jp
おもしろいと思うよ!
この調子でどんどん頑張って書いていって〜・▽・
52
:
愛良
:2012/02/19(日) 13:40:58 HOST:17.190.150.119.ap.yournet.ne.jp
すみません!投稿遅れました。
受験勉強に専念しておりました☆
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