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好きです、先輩。
1
:
愛良
:2011/03/16(水) 17:14:54 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
小説書きまーす。
先輩との甘酸っぱい恋です(笑
あ、長続きしなくて、途中でカキコやめちゃうかもです…
2
:
愛良
:2011/03/16(水) 17:45:38 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
あー・・・気持ち悪い・・・。
頭痛いし、貧血かも。
「ねぇ、ホントに顔色悪いよ?瀬那・・・」
「保健室行く?」
倒れそうなあたしに、舞と唯花がそう言ってくれた。
「うん、いってくるね。」
申し遅れました。
あたしは遠山瀬那。中学2年生。母親から遺伝の貧血体質です。
保健室には、授業サボれるかなーと思い、授業中に
教室をでた。
階段を下りると、誰かが柱にもたれかかり、座りこんでいる。
3年生かな?
サボり・・・?(←って、それあたしか)
通り過ぎようかな、って思ったけど、やっぱ気になる・・・。
顔はうつむいてるから見えないけど、
ちょっとだけ見える頬が、青白くみえた。
少し息切れしてるようなカンジだし、これ、やばいよね・・・?
「あの、大丈夫ですか?」
あれ、返事がない。声がでないくらい重症なの?
「・・・っ・・・はぁ、はぁ」
「今、先生呼んでくるから、待っててください!!」
あたしは、自分も貧血で倒れそうだったことを忘れ、
職員室にいる、男の先生(ちょっとキモい人)を呼んだ。
キモいけど仕方ない・・・。だってこの人しかいないんだもん。
3
:
愛良
:2011/03/16(水) 18:00:51 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
あたしも保健室に行き、先生にいってベッドかりようかなぁと
思ったけど、養護の先生いないし!!
さっきのキモい先生が
「僕、仕事あるから、こいつのことみててやってくれよ」
「は?」
何いってんの、こいつ・・・。
しゃべり方までキモいし。
そう思ってる間にさっさと保健室から出て行ってしまった。
しょうがないや。
てか、この先輩イケメン・・・。
制服には、“河原”というネームが書いてあった。
河原先輩ね・・・。たしか、バスケ部。
いっつも女の子にまとわりつかれてる人だ。
今頃になってあたしも倒れそう・・・。
4
:
愛良
:2011/03/16(水) 19:10:53 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
「・・・誰?」
「えっ?」
河原先輩は、目が覚めたようだった。
「あ、あたし、2年生の遠山瀬那です。
先輩が倒れてるとこに、通りかかって、それで・・・」
「へぇ。俺、河原京(かわはら きょう)。
で、俺のこと運んだ先生は誰?」
・・・お礼くらい言ってよね。
「確か・・・中川先生です。」
「はぁ!?あいつのこと呼んだの!?まじキモいだろっ
なんであいつなんだよっ!」
「だって、職員室に、男の先生はあの人しかいませんでした!
だいたい、あたし、つらそうな先輩のこと助けたのに、
なんでそんなこと言われなきゃいけないんですか!」
あたしは何だか腹が立って、思ったことを言ってしまった。
「別に、助けてなんてお前に言ってないじゃん。」
「そうですね!頼まれてないですね。
助けてソンしちゃいました。先輩、サイテーです!!」
あたしは勢いよくドアを開けて、保健室からでた。
あたし、先輩に向かって何言っちゃってんだ??
ヤバイ・・・今度謝らなきゃ・・・。
階段をのぼろうとしたけど、
急に目がくらんで、頭がぼーっとした。
もう、今度はあたしが貧血・・・?最悪。
立ってられなくなって、そこにしゃがみこんだ。
・・・あんなこと言わないで、保健室に居ればよかったなぁ。
5
:
愛良
:2011/03/16(水) 20:00:39 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
だんだん、意識が遠くなっていく中で、
声が聞こえてきた。
「おい!」
だめだ、もうしゃがんでもいられない。
体が誰かにもちあげられるカンジがした。
目が覚めると保健室。誰が運んだのかなぁ・・・
となりのベッドは、まだあのムカつく先輩が寝てる。
「・・・ムカつく。」
あたしは、ボソッとつぶやいた。
「あら?遠山さん、気がついた?」
カーテンが開いて、養護の先生が脈をとりに来た。
「あ、はい。」
「今日は貧血の人が多いのね。」
「あのぉ・・・、あたしのこと運んでくれた人って、わかりますか?」
「わからないわ。私がもどってきた時には、
2人とも寝ていたもの。」
そうだよねぇ・・・・。
でも、お礼言えないじゃん。
あー!授業めんどくさい。
このままもう少し寝てよう・・・。
6
:
愛良
:2011/03/16(水) 20:17:47 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
「えぇ!?あの河原先輩にそんなこと言ったの!?」
「う、うん。」
あたしはさっきあったことを、全部舞と唯花に話した。
「それは、謝ったほがいいね・・・。」
「でもあの先輩、王子様キャラにみえて、意外に俺様なのねぇ・・・」
た、たしかに。
舞は男の子に詳しいから、なんて謝ればいいか聞いてみよう。
「ねぇ、なんて言えばいいの?」
「そりゃぁもう、素直に言えばいいじゃん?」
素直に・・・かぁ。
よし、明日謝ろう!って言っても、3年生の廊下とか行きづらい。
最悪の人と関わっちゃったー!
7
:
苺ミルク
:2011/03/17(木) 14:30:39 HOST:p5222-ipngn201fukuhanazo.fukushima.ocn.ne.jp
すごくおもしろくて、早く続きがよみたいです>w<
8
:
愛良
:2011/03/18(金) 22:14:12 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
↑ありがとうっ!!
次の日の放課後、あたしは先輩のことを待ち伏せした。
だって、休み時間はなそうと思ったのに、
3年生の女の子に睨まれるんだもん。怖ぇ・・・。
あ、来た。河原先輩だ。
でも友達と歩いてる。話かけづらいな。
でも、せっかく待ってたんだし、もうこんな人と関わりたくないし、
今日さっさと謝ってしまおう。
こっちに歩いてきた先輩に、なんとか声をかけた。
「あ、あのっ・・・」
「あ?あぁ、この間のヤツか。わりぃ、さきに帰って。」
先輩は友達にそう言ってこっちに来た。
「何?なんか話あんの?」
「あの、昨日はすみませんでした。
『助けてソンした』とか『サイテー』とか言っちゃって・・・。」
あたしは先輩の顔が怖くて見れなかった。
けど・・・
「あぁ、そんなことか。別に。
俺も貧血でイライラしてたし悪かったな。」
「え、あ、それだけ・・・ですか?」
あたしはもっと怒られるかと思い、つい言ってしまった。
「『それだけ』ってどうゆー意味だよ。」
「え、いや、怒られるかと思っちゃって・・・。」
「なんだよ。怒んねぇよ、別に。つーかそこまで心狭くねぇし。」
「・・・よかったぁ。」
あたしはなんだか力がぬけてそこにしゃがみこんだ。
つかれた・・・。
3年生の男の子、やっぱオソロシイ・・・。
「それじゃ、またな。」
「はい。たぶんもう話すことはないと思うけど・・・」
「あ、そうだ。お前、意外に細くて軽いな。」
・・・細くて軽い?
どうゆう意味?
もしかして、あたしを運んだのは河原先輩なの!?
9
:
愛良
:2011/03/18(金) 22:38:58 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
次の日、学校で舞と唯花にまた全部話した。
「あたしのこと運んでくれたのは河原先輩だったの!!」
「うわぁ・・・今度はお礼言わなきゃね・・・」
舞と唯花は面白そうに行った。
こいつら・・・他人事だと思いやがって・・・。
あ、でもあたし今日部活あるし・・・。(←実は陸上部)
会えるかわかんないな。
あ、舞って女子バスケ部じゃん。
「ねぇ、舞、今日バスケ部ってある?」
「女子はないけど男子はあったと思うよ。」
じゃあ、今日会えるかなぁ?
別に、ただお礼言いたいだけだけど。
10
:
愛良
:2011/03/18(金) 23:13:26 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
部活が終わり、帰る準備をしていた。
「ばいばーい瀬那。鍵よろしくー」
「うん、じゃーね。」
そっか。今日あたし部室の鍵当番だ。
鍵をかけて職員室に鍵をおきに行った。
・・・うそでしょ?
河原先輩じゃん・・・。なんでいるの?
「あ、遠山。お前も鍵?」
「はい。」
先輩から話かけてくるなんて・・・
「お前陸上部?」
「あ、そうです。先輩バスケ部ですよね。」
そりゃ貧血のなるよなぁ・・・。
だって、バスケとか陸上とか、常に全速で走っていると
足の赤血球だかなんかが壊れて、貧血になりやすくなるんだもん。
「そりゃお前、陸上部だったら貧血になるよなぁ・・・」
「えぇ!?今同じこと考えましたよっ!!
てゆうか、先輩もじゃないですか。」
びっくり。同じ事考えるなんて・・・。
そういえばお礼してなかった。
「先輩、あの・・・」
「何?」
「運んでくれて、ありがとうございました。」
「・・・なんのこと?」
そう言った先輩の顔は少し赤くて、きっと照れてるんだなぁと思った。
かわいいな・・・。
なんだ。第一印象最悪だったけど、全然悪い人じゃなかった。
あたし、少しだけ、まぁ少しだけだけど。
先輩と、もっと話したいかも・・・///
11
:
愛良
:2011/03/21(月) 20:16:53 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
1時間目から体育じゃーん・・・。
今日、長距離走やるとか言ってたな。
ジャージに着替えてグランドに出た。
あたし、実際長距離ニガテなんだよね。
まぁ陸上部なんだけどさ。あたし短距離選手だもん。
「あ、今日マラソンだ!やったー、私得意!」
そりゃぁそうだろうな。舞はバスケ部で持久力あるから。
「じゃあ舞、私と勝負しようよ。」
唯花は陸上部で、長距離選手。
「あたしマラソンやだよぅ・・・」
あたしはつぶやいた。
「あはは!瀬那、100mの速さはピカイチなのにね。」
「ま、貧血で倒れないでね☆」
舞と唯花が多少馬鹿にしながら言った。
くそぉ・・・。1時間目からマラソンで貧血にならないわけないじゃんか!
先生が来て、授業が始まり、1500m走が始まった。
うぅ、疲れる・・・。
案の定、400mくらいであたしはダウン↓↓
吐きそーだよ。
先生に言って芝生で休むことにした。
1人で休んでるのも暇だなぁ。
そう思い、何となく校舎を見上げた。
グランドから見える校舎の窓って、3年生の教室だよな・・・。
・・・ん?
あれは・・・河原先輩じゃね?
こっちを見て、馬鹿にしたように笑っている。
あれは、『また貧血かよ』ってゆう顔か?
みんなして馬鹿にするなんて・・・。
てか先輩、授業に集中しろーー!!
12
:
愛良
:2011/03/21(月) 20:46:12 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
「やっぱ唯花には負けるかぁ。」
「まぁ、私これでも陸上部だし。でも舞、速かったよ。」
体育が終わって、校舎に戻る途中に舞と唯花が話していた。
「でも、瀬那が倒れるのはおきまりだねっ!」
「倒れてないもん!具合悪くなっただけだし!
そんな半笑いでこっち見ないで・・・。」
「もうカワイイなぁ、瀬那は♪」
面白がってんな、この2人・・・。
「あぁ、そうだ。あたし保健室で鉄剤飲んでこなきゃ。」
「へぇ、瀬那、一応薬飲んでるんだね。」
「まぁ、一応・・・」
「じゃあ先に戻ってんね。」
保健室に向かった。
あたしは病院でもらった薬を保健室で飲んでる。
「失礼しまーす・・・。」
「おう、遠山。」
「せ、先輩!?」
まさか河原先輩も保健室にいるなんて・・・。
しかも、まわりには先輩の友達が4人いた。
「あ、京が言ってたのってこのコ?」
「うん。」
先輩友達に言ったのかい・・・。(←あたしも言ったけど)
てか、さっきのこと絶対馬鹿にされる!!
「お前、さっきの体育でまた貧血になったのかよ」
ほれきたー。
何か言い返さなくては・・・。
「じ、じゃあ先輩はここで何してんですか?
まさか貧血ですかぁ?」
「俺は別に。」
「うそつけお前。さっき立てなくなってたからここ来たんだろ。」
先輩の友達が言った。
やっぱりか。
「お前そんなこと言うなよ・・・。」
あたしは面白くて笑った。
13
:
愛良
:2011/03/21(月) 21:04:02 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
「笑うな。お前は何しに来たんだよ。元気そうじゃねぇか。」
「あ、そうだ、あたし薬飲みに来たんです。
先生、薬くださーい。」
「はいはい。いつものねー」
先輩たちは「何の薬だ?」ってかんじで興味を示した。
そんなに見られたら飲みにくい・・・。
「お前病気なの?」
「まさか!ただの鉄剤です。」
チャイムがなり、あたしや先輩たちは教室に戻ろうとした。
だけど・・・
「あなたたちはダーメ!」
と養護の先生に、先輩とあたしは肩をつかまれた。
「あ、どんまい京。ドクターストップじゃん。」
先輩の友達さんたちは笑いながら戻っていった。
「「なんでですかぁ」」
あたしと先輩はきれいにハモった。
「あなたたち、元気そうに見せるのが得意のようね。」
まぁ、ほんとはまだ具合悪かったけど・・・。
なんで先生わかったのぉ・・・?
「まだ2人とも顔色良くないし、寝てなさい!」
「はーい・・・。」
「私、少しここを離れるから、静かにしてなさいよ!」
「はーーい・・・。」
先生はエスパーか?
先生は保健室から出ていってしまった。
先輩と2人きりじゃん・・・。
14
:
愛良
:2011/03/22(火) 17:26:17 HOST:34.94.150.119.ap.yournet.ne.jp
なんなの、この沈黙・・・。
何か話しかけなきゃ。
「あの、大丈夫ですか・・・?」
「あぁ。お前こそ大丈夫かよ。」
「あたしはこれくらい平気ですよ。」
ここでまた沈黙が訪れた。
あれ?前はもっと会話がはずんでたのに、どうしてかな?
あたし、なんか緊張してるかも・・・。
何に緊張してるのかなぁ。
きっと、この空間だよね。先輩と2人きりっていう空間。
あたし何意識してるんだろ。
なんとなく息苦しい。
貧血だから?
緊張してるから?
ちがうよね。もう、自分の気持ちに気づき始めてるの。
あたし、先輩のこと、すごく気にしてる。
これが「好き」っていう気持ちの始まりだって、わかってる。
でもこの気持ちが本当の「好き」になってしまっても、
学年は違うし、先輩の周りには女の子がたくさんいるから
この気持ちは抑えたほうがいいに決まってる。
「やっぱお前具合悪いの?」
「え・・・?そんなこと、ないです・・・。」
「ほら、元気ないじゃん。」
「・・・あたし、寝ます。」
いろいろ考えてると、頭が痛くなって、
先輩と話していると、胸が苦しくって。
先輩とまともに話せなくなってしまった。
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