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〜神天〜

2ひらりん君:2011/03/15(火) 23:08:24 HOST:222-151-086-010.jp.fiberbit.net
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それはいつもの帰り道のことだった・・・・
ただ一直線に延びている通学路、その上をただ歩くだけのつまらない時間・・・・
なぜか今日はいつもの通学路にこんな気持ちを抱いた。

今の自分は迷いがある。自分でも気付くくらい重傷な迷いが・・・・
自分の助けを見つけるべく学校ではなるべく夢のある本を読んでいた。
俺、暁忍(あかつき しのぶ)は、生きる希望が何なのかが分からない状態にあった。
家に着き、こぢんまりした自分の部屋にうずくまっていた。
そのときだった、今日は新聞でも見たとおり風がほとんど無い日なのに窓がガタガタ音を上げていたのは。
そして、フッと静かになると窓がゆっくりと開いた。
そこには黒装束の仮面をかぶった優男が現れた。
「おっ、お前ドロボーか!?」
仮面の男は冷静に答えた。
「こんな堂々とした泥棒はいませんよ、普通ならもっと警戒して進入してくるでしょう」
忍は足がすくんで抵抗の意図も相手に見せることさえ出来なかった。
「暁忍・・・・年齢14、男・・・・」
仮面の男は何かを読んでいる様子だった。
「失礼、私は君に話しがあってここに来たのだ」
「俺に・・・話し?」
「さよう、突然だが私は悪魔だ」
(何を言っているんだ?冗談にしてはキツ過ぎる、かといってあんな入り方をしてきた奴だまさかとは思うが・・・・)
忍は少し考えてからこう言った。
「冗談言うな、どんな方法で入ってきたかは知らないが警察を呼ぶぞ!」
「まあ、最初から信じてくれる者など早々いないのだが」
そう言って仮面の男は黒いマントを外した、すると体は仮面と手足だけのようなまるで透明人間を見ている様だった。
「お、お前・・・本当に・・・」
「これでたいていの者は私を悪魔と信用する。あと、一つ注意させて貰いますが、魂を取りに来たのではありません。いちいち言わないと人間は悪魔の存在を古い考え方しかしませんからね」


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