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〜神天〜

19ひらりん君:2011/04/30(土) 15:57:18 HOST:222-151-086-008.jp.fiberbit.net
7page〜③
「忍君、こっちが本部だから入り口間違えないようにね」
シェブが指さした場所には、学校の階段の近くにある非常口様な鉄扉が立っていた。
「随分ついで扱いされてるな・・・・」
「まあ、大きい部屋らしいし借りられただけ良しとしようよ」
忍はその扉をゆっくりと開いた。
扉を開くとついでで作られた場所とは思えない空間が広がっていた。
入り口は両手を横に真っ直ぐ伸ばすぐらいの幅で、そこまで広くは無かったが両側には機械っぽいものがびっしり取り付けられ、それをカモフラージュするようにログハウスのような雰囲気に仕立ててあった。
「うおっ!なんかすげー!」
忍が感動していると通路からレイゼンが現れた。
「お久しぶりですお二人とも、その場で少しじっとしていて下さい」
なにやら両側の機械で何かしているようで、上から赤いレーザーがスキャンするように下りてきた。
「お待たせしました。もう良いですよ。とりあえずセキュリティも万全で無ければいけないので、登録だけはさせていただきました」
レイゼンの歩く方向へ付いていくと大きな場所へ出た。そこもまた凄く、大きく広い空間にカフェテリアにあるようなテーブルがいくつか並び、端の方には依頼書が張ってある掲示板がある。
「では説明をします。ここは言わば能力者の集うギルトとでも言いましょうか、休憩や情報交換、能力者を雇ったりすることが主となります。それと一人一人の個室があるので道具などの保管に使って下さい」
「すんげぇ設備だな・・・・」
「あと、ショップもありますので必要不可欠な道具を揃えることも出来ます」
「忍君、早速仕事といこうか」
「おうっ!そうだな・・・・これとかどうかな?」
レイゼンが途端に話を切った。
「忍、君の能力の成長には圧倒しますがこのまま 敵と戦って成長 なんてシチュエーションは通用しません。いままで忙しくて出来ませんでしたが、身体的な能力の向上を目指してもらいます」
「え?じゃあ仕事の方は?」
「確かに君は、戦いから新たな価値観を見つけ出し本当の迷いを消す事が最終目標になりますが、それには段階ってものが必要となります。つまりその第一段階、修行をしてもらいます」
「忍君達、大変そうだね。じゃ頑張れ〜」
「何を言っているんですか?君にもまだ能力を授けたばかり、早速手放す・・・なんてことは出来ないんですからね」
「な、なるほど・・・・」
そうして、本部見学もつかの間、忍達の修行がスタートした。


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