[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
メール
| |
〜神天〜
16
:
ひらりん君
:2011/04/24(日) 18:55:33 HOST:222-151-086-008.jp.fiberbit.net
6page〜③
「くそぉ!」
忍はただがむしゃらに攻撃をかわし続けた。
「忍、ひとまず建物の中に逃げましょう。」
二人は屋上の階段を下りていった。
その中を魔獣は霧状になって追ってきている。
走って、走って北校舎の階段で魔獣をいったん振り切った。しかし、階段の方も火が回ってきている。
「ちくしょおっ!何か倒す手だては無いのかよぉ!」
「霧雲は風と水の属性の合成魔法種です。それ故強い熱を加えれば蒸発するはず何ですが・・・・」
「この燃えさかる校舎でも全く蒸発してないだろ!」
「おそらく、体の周りに気流を作り熱を外に放出していると思われます。それに通常の火より温度の高い物でないと蒸発できません(魔獣なので)」
「もう、威力が薄くても攻撃するしかないだろ!」
忍は魔獣を後ろから影で叩き付けた。当たったようだがほとんどすり抜けたようだった。
魔獣は吠えながら急接近してくる。
忍はかわそうとしたが魔獣がまたコウモリの姿に変わり、翼の部分に左腕を切りつけられた。
「うあぁぁっ!」
魔獣はUターンしてこちらに向かってくる。
「くっ、それなら!」
忍は火の回った校舎の壁中に魔法陣を敷いた。
「食らえ!化け物がぁ!」
魔法陣から火で照らされ出来た影が槍のように鋭く尖り魔獣に勢いよく突き刺さった。
魔獣は苦しそうにうなり声を上げ霧状に体を元に戻した。
同時に忍の体に衝撃が走り魔の前がぐらついた。
「ううっ!」
魔獣は体を元の状態に戻そうとしている。しかし忍の体はいうことを聞かない。さらにその背後には火が迫っている。
「後もうちょっとだってのに・・・・」
そのとき一直線に延びる熱線が魔獣を襲い、霧の魔獣はあっという間に蒸発してしまった。
「!?」
煙の向こうに人の影が現れ、人影は煙を払い姿を見せた。
「やあ!久しぶりだね、忍君!」
人影はシェブ・ロックだった。
忍は目を疑った。
「お、お前なんで!?」
「君にあの言葉を聞かせてもらってから目が覚めてね、向こうでしっかり反省し仕事に戻ることになってね」
「おやおや、2人でだいぶ話が進んでいるようですが、消防士などに『逃げ遅れた人』と思われますよ」
「そうだな、速く逃げるぞ!」
忍達は警察沙汰にならないよう裏門から逃げた。
「あーらら、君の作戦失敗してるよ〜」
「ゲシッ!?シェブって野郎が来たのは想定外だったぜぃ。どっちにしろ帰ればお叱りを受けるんだ、ゲシシ!」
「しゃーない、次はボクらが出払うしかないか〜」
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板