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小さな街の中で。

7とある人:2011/02/27(日) 20:49:27 HOST:KD111098194105.ppp-bb.dion.ne.jp

 しばらく雄哉はボーッとする。だんだんと順番が進んでいく。雄哉の隣の人の番になった。
「それでは、斉藤さん、どうぞ。」
彼女が立ち上がり、教壇の上に上がる。
「さ・・・斉藤亜矢です・・・。」
常に下を向いている。人前で話すのが苦手のようだ。
「えっと・・・・・私は、この前、東京から・・・引っ越してきました。」
うつむいていて、表情がよく見えない。
「仲のいい人がいないので、よろしくお願いします。」
なんだかよく分からない文章で締めくくった。
 亜矢が戻ってくる。
「ふう、緊張した・・・。」
 そんな独り言が聞こえた。上がり性みたいだ。
 雄哉は再びボーッとする。博也と話したかったが、注意されて目をつけられるのは御免だった。
 斉藤亜矢・・・だっけ。どこかで見たことがあるような気がした。


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