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小さな街の中で。

23とある人:2011/05/23(月) 13:51:50 HOST:KD111098194105.ppp-bb.dion.ne.jp
 雄哉は教室の扉を開ける。既に第一限が始まっていた。担任の遠藤先生が黒板に英単語の書かれたカードを貼り付けている。
「五十嵐君、早く準備して席につきなさい。」
「へいへい。」
雄哉は席に座る。教科書は出していない。
「そういえば、先生は英語が担当だったんですか。」
「あれ、この前言ったはずだけどなあ。さては、聞いてませんでしたね?」
「なぜ分かった!」
クラスに小さな笑いが起こる。
「何言われた?」
博也が後ろから聞いてくる。
「なんか分け分からない言葉を吹きかけられて、殴られた。」
「殴られた!?」
「痛くはなかったけどな。」
「お前、その様子だとまた挑発しただろ。」
博也が叱るように雄哉の頭をぺしっ、と叩く。
「当たり前だろ。正当防衛を成立させるためには先に殴られなきゃいけないんだから。」
「止めに入る人がまわりにいる場合は殴られ損だろ。」
「あ、そっか。」
「おまえ、変なところで頭が回らないな。」
「うるせえ。」
雄哉は黒板を見る。黒板の半分を英単語の書かれたカードが占領している。どれも見慣れた単語ばかりだ。
「めんどくせーな、英語の授業。」
雄哉はつぶやく。
「どうして?」
横から亜矢が聞いてくる。
「斉藤は楽しいのか?」
「うん。なんか、全く知らないことを新しく覚えるって、なんだかわくわくするじゃん。」
「そっか。」
確かに、学習するのはとても面白い。勉強はとてつもなく苦痛だが。


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