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推理小説〜赤い夢へようこそ〜
44
:
叶羽
◆4i2v.MnStA
:2010/12/10(金) 20:22:48 HOST:119-173-198-179.rev.home.ne.jp
あれ?前は脳外科か解剖医とか言ってなかった?
≫琉
きみは確か石油王とか言ってたよね〜(−A−)
≫憂祈
『まいごの芽衣子ちゃん』
芽衣子ちゃんの携帯のディスプレイにあった数字。
4466*871144444466666**000744455555334
私は自分の携帯を出してメモ欄を出した。
そして芽衣子ちゃんの携帯にあった文字をふるえる手で
打ち込んでゆく。
44は「ち」66*は「び」この調子で打ち込んでいくと…
「チビ山一本松の下」と出た。チビ山…。一本松?
……思い出した。チビ山は私たちの家の近くにある丘のことで、
私たちはチビ山と呼んでいるんだ。けど…なんでチビ山に?
分からないので芽衣子ちゃんのお父さんの所へ。見つかってるといいなぁって
思いもこめて。だけど芽衣子ちゃんはまだ見つかってないらしく、
真っ青な芽衣子ちゃんのお父さんが出てきた。
「芽衣子ちゃんは?」
私は聞かなくてもわかるけど聞いてみた。
「見つからない。どこに行ってしまったのだろう…」
やっぱそうか。ところで…
「質問なんですけど芽衣子ちゃんのお爺ちゃん、おばあちゃんの
形見って芽衣子ちゃん、持ってますか?」
「ん?確か持ってたけど…何年も前、なくしてしまったらしいよ。それがどう
したんだい?」
次の質問。
「ここに引っ越したいって言ったのは芽衣子ちゃんですか?そして、
ここは芽衣子ちゃんにとって思い出の場所ですか?」
「そうだよ。なぜわかったんだい?ここは昔、ぼくのお母さん―
つまり、芽衣子にとってのおばあちゃんが住んでた場所なんだよ。」
これで分かった。芽衣子ちゃんが今いるのは―――チビ山だ。
私は走ってチビ山に向かう。息が苦しくなるけど、そんなこと言ってられない。
そして、チビ山に着いた。チビ山にある大きな一本の松の下。そこにはやっぱり
芽衣子ちゃんがいた。
「っ!芽衣子ちゃんっ!」
私は芽衣子ちゃんのもとへ駆け寄った。芽衣子ちゃんは、体育座りのまま
寝ていて、顔まで泥だらけだった。そして手には―――
きっとこれなんだろうな。少し泥をかぶった、古ぼけたビーズのキーホルダー
を持っていた。
「―心配したんだから。」
私はそう呟いて、芽衣子ちゃんを背負って帰った。
家に帰ったら、お母さんにすごく怒られた。芽衣子ちゃんのお父さんにはすご
く感謝された。後で目覚めた芽衣子ちゃんに詳しい話を聞いてみたら、
「あのね、芽衣ね、おばあちゃんのお葬式いったときね、おばあちゃんに
また来るからさびしくないよってね、そのために約束ってね、埋めといたの。
でもここにきても、どこに埋めといたのか思い出せなくってね、だからメモをして
おいてたの。それが今日見つかってね、携帯に急いで写したんだけどその
携帯をどこかで落としちゃってね、でも覚えてたから見つけられたの。」
そう言って笑ってた。今日は一日中走ったけど、見つかって良かったし、
まぁこれにて一件落着!
≪おしまい≫
終わりました。すごく長かったです。けど読むと短いし、ミステリーって感じ
じゃないし…。
この話に出てくる芽衣子ちゃんは、最初は迷子でめいこにしようと思ったけど
それじゃつまんないからこうなったのです。以上裏話(?)でした〜!
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