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全日制の歩行
2
:
シンドー
:2010/11/04(木) 18:18:21 HOST:softbank126025102078.bbtec.net
上手く聞き取れなかった しばらくすると母の悲鳴が聞こえてきた
僕がドアを開けたと同時に、妹と由途もドアを開けた 由途はいきよいよく階段を下りた。僕も由途の後を追うように階段を下りた。
母は兄に壁に押しつけられていた。由途は妹に「後は俺が何とかするから二階へ上がっときな」と言い、妹を二階へと押した。
格好つけたつもりなんだろうか 僕は由途に「やめろ!」と言ったが、由途は聞く耳をもたない。由途は兄の胸倉を掴み、思いっきり兄を地面に叩きつける
「へっどうよ!俺結構強−んだぜ!」と兄を振り払った 心配そうにゆっくりと階段から妹が下りてきて震えている母をゆっくりと抱きかかえた。
兄は台所へ行き、レタスを切っていた包丁を手に握り、そのまま由途の方へ包丁を向け刺そうとした。
由途は思わず包丁を握った兄の手を振り払った 兄は床に包丁を落とし、拾おうとしたが由途が先に包丁を持ち、兄は動揺したまま母と妹のところに向かった
由途は思わず兄の背中の真ん中を勢いよく両手で包丁を握り締め、兄の背中を深く刺した
その瞬間、妹は大きく叫んで母は身をまん丸にして由途と兄を見た 兄は言葉も出ずに、そのまま息を引き取った
そしてしばらくし、妹は床にひざまずいた由途の背中をゆっくりと手で撫でて、言葉も交わさず2人は静かに涙を流しながら抱き合った
「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい………」 僕に向かって由途は「どうすれば…どうすれば……」と言った
「警察に言ったほうがいいかな……?」 由途は何も言わず、妹が「あのままだと私たちは絶対に殺されていたの」と言った
「分かった」 僕は平然とそう言った 何が?と言われなくても分かっていた 「どうせ捕まったところで何も解決しない、だから僕が救ってあげるよ」
「今から僕の言うとおりにして。ただそれだけでいい」
そして僕のIS計画が始まった
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