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真昼の月

39りほ:2010/11/18(木) 21:49:17 HOST:cm017.ucat7.catvnet.ne.jp
♯3 『』

 〜現在〜
「なあ、縁。恋チャンが郁と別れたってホント?」
「……………はあっ?」
 俺は自分の耳を疑った。
「あれ?縁、知らなかったっけ?
 いやあ、俺も又聞きなんだけど、
 恋チャンが郁に振られてるところ見た奴がいるんだって。」
 俺は浜口の話を最後まで聞く前に走り出した。

 ピロロン♪
「ん?携帯か?」
 俺はポケットから真っ黒の携帯をとりだしてみる。
 そこには…
『助けて、もうやだ。』
って文字。
 すぐに、恋からだって分かった。
 俺は走り出した。


続く…

40りほ:2010/11/22(月) 19:10:45 HOST:cm017.ucat7.catvnet.ne.jp
♯4

席替え。
俺は心の中で、おっしゃっ!
ってガッツポーズした。
なんと、恋と隣の席になった!
「恋。隣じゃ〜ん!」
おれは自分でもテンション高いなって思った。
「うん。そーだね。
うるさくなりそー!」

授業中。
俺は恋を見た。
綺麗なうなじ。サラサラな髪。
きれいだなーって見とれた。
そして気づいた。
恋が泣いてた。

41りほ:2010/11/22(月) 23:04:39 HOST:cm017.ucat7.catvnet.ne.jp
「!?」
俺はびっくりした。
そして気づいた。
目の前の席は……

郁だ。


馬鹿なのかな?
俺って。
自己ちゅーだよな。
俺はスポーツ馬鹿で、郁は生徒会委員長。
テストはワースト争いしてるけど、
郁は1位争いしてる。
あまりにも違いすぎる。

「こ〜らっ!何寝てるの?」
恋が俺の頭をぴしゃりと叩く。
叩かれた部分が熱い。
熱を持ってるみたいにジンジンいってる。
「お前さー……」
俺は口を開く。
「?」
「泣いてたよな。」
俺は、恋をまっすぐ見た。

42りほ:2010/11/26(金) 18:42:30 HOST:cm017.ucat7.catvnet.ne.jp
「あはは。なわけないじゃん。」
 俺は前の席の人を指差す。
 その人は郁じゃなかった。けどそっくりだった。
 姿も少し似てるけど、照れたとき、髪をわしゃわしゃ掻く癖とか、
髪の色とか、制服を乱さないけどおしゃれな着方とか。
「好きになった?」
「なわけない。絶対にないから。
一瞬びっくりしちゃったけど、よく見たら全然違うし。」
 恋は頬を掻く。
「……ってか、よく分かったね?
 泣いてたって。」
「うん、まあな。
 そりゃあ、5年もお前に片思いしてたら、
 気づくこともあるっつーの。」
 ああ、言っちまったな。
 でも後悔はしてないし。
「あっ…あたしを?」
「うん。そー。真剣だから。」
 俺は立ち去った。
 顔では冷静そうな顔してたけど
心ん中はめっちゃ、恥ずかしかったし、緊張もした。
 告白としては最悪だったかもしれないけど、
スッキリすることができた。

 バイバイ、初恋。

43りほ:2010/11/26(金) 18:45:14 HOST:cm017.ucat7.catvnet.ne.jp
今思ったら言ってなかったな。
 
縁目線の話し(今)は、
縁たちが、高1のときの話となってます。
まえ、打ち間違っちゃいました(笑)

44りほ:2010/12/08(水) 18:03:49 HOST:cm017.ucat7.catvnet.ne.jp
うわー、久しぶりに自分の小説読んで、恥ずか死(笑)
縁の話し、終わってませんね。書こうと思います。
ではでは〜GО!


「告ったんだって?」
 俺は固まる。なんで知ってる……!?
 俺は卯月を見上げ目をパチパチする。
「いやあ、馬鹿だよね。恋って。あやにメールしたら俺にもばれるって分かってないんだもん。」
「………………。」


続く…

45梅干☆:2010/12/09(木) 18:37:53 HOST:p5012-ipad01matuyama.ehime.ocn.ne.jp
‥この小説めっちゃ面白い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
がんばってねーーーーー!!

46りほ:2010/12/24(金) 19:02:49 HOST:cm017.ucat7.catvnet.ne.jp
続き、がんばって書きますね〜

「なんかさ、久しぶりだよね。恋が悩んでるの。」
「そーか?」
 俺はガシガシと髪の毛を掻き毟った。
 信じらんねー。まさか、卯月と恋バナすることになるなんて。
「じゃあ、おれ帰る。」
 俺はそそくさと走って逃げた。
「ばいばあーーい。」
 卯月は走り去る縁を見つめて言った。
「縁、顔リンゴみたい。」


「ねっ……あやちゃん。どーしよっ!
 縁に告白されちゃったよ。」
「へぇ〜〜〜、とうとうか。」
 あやちゃんはあたしの爪にピンクのマニキュアを塗りながら平然と答えた。
「へっ/////// とっ…とうとうって?」
「そりゃあ、縁って分かりやすいからねー。」
 そうだったんだ……
「ねえ、もうさ、つきあっちゃえば? 男が何人いたって困らないもんだよ?
 まあ、私は卯月一筋だけどさ♪」
「へっ? だっダメだよ! そっ、そんな縁に失礼じゃんか。」
 恋は頬をピンクに染めた。
 マニキュアの色みたいに。


 家を出る。緊張する。なんでかって?
だって隣には縁がいるんだもん。
 縁はなんでか、
『バック持つ。』
って言ってあたしのバックを奪って肩からぶら下げた。
 なんか、いつもより優しくて調子狂うじゃんか。

続きますよん〜♪

47りほ:2010/12/24(金) 19:22:07 HOST:cm017.ucat7.catvnet.ne.jp
「ねえ。恋の幼なじみの縁クンってかっこいいねー♪
 紹介してよ。」
 高校入ってから新しくできた友達の理紗が言った。
「えっ!? 縁が? なんで……」
「だって、かっこいいじゃん。」
 理紗の希薄にあたしは思わず頷いた。
 理紗は冗談で人を好きになったりしない。
ブリッ娘とかじゃなくて、むしろ男子には普通に「ウザッ!」とか言っちゃう。
(それはどうなのかな……)

「初めまして、縁クン!」
 理紗はにっこりと笑い縁に話しかけた。
「……失礼だけど誰?」
 縁は目にかかった髪を無造作にかきあげた。
「えっと、富士田理紗って言います。
 縁クンのことは恋から紹介してもらいました。」
 恋が? 縁は少し顔を曇らせた。
だが、向こうの壁に恋の髪の毛を見つけると笑顔になってこう言った。
「あーーっ、よろしく。俺も前から理紗チャンと話してみたかったんだ。」
 恋に聞こえるようにわざと大きな声を出していった。
「えっ! 本当ですか? あの、私も縁クンと話してみたかったんです。
 それでなんですけど、縁クンってバスケ好きですよね?
 バスケのチケットあるんですけど、行きませんか?」
 縁は何ともいえない顔をした。
「2人で?」
「えっと、恋と他に男の子誘いますか?」
「うん、じゃあいいよ。」
 理紗は心底嬉しそうな顔をした。
 その姿を恋は影から見ていた。
 なんでだろ……胸が苦しい。



続く…

48りほ:2010/12/24(金) 19:35:39 HOST:cm017.ucat7.catvnet.ne.jp
−バスケの大会当日−

 あたしは寝癖をなでつける。
 ここは待ち合わせ場所の駅。
 なんで、理紗はあたしを誘ったんだよ!
何回も考える。昨日、なんで胸が苦しいのかとか、なんでチクリと痛んだのかとか。 
他にもいっぱい。
 ワンピースのプリーツを撫で付けてはまた撫で付ける。
これをさっきから繰り返してばっかりだ。
「おっ、恋。はえ――な。」
 うわっ、縁だ。
ドクドクドクドク。
 心臓が跳ね上がったみたいにドクドク言い出した。
 へんなの――


 しばらくして、理紗と隣のクラスの武下クンがやってきた。
「さあ、行きますかー!」
 理紗のかけ声で一行はバスケ大会のある、宮下武道館へと向かうのでした。


 女の子一人、まだ知らず。
 これが恋だということを。
 どうなることやら、どうなることやら。

49梅干☆:2010/12/24(金) 20:37:09 HOST:p5012-ipad01matuyama.ehime.ocn.ne.jp

テ、テンメェェェェーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!
名前は、字同じじゃねぇかよぉぉぉ!!(>_<)
富士田・・・っておいっ(T_T)ーー!!
ふっ!!後で死馬いてあげるからぁ!!。(゜゜)。(笑)

50りほ:2010/12/24(金) 21:40:04 HOST:cm017.ucat7.catvnet.ne.jp
アハ☆
はい、すいません。なんとなーく、名前考えるのめんどくさくて、つい。
はい、本当にすいません。反省してます。
だって、梅干の本名カワイイから、ついついつい……
はい、では変えますね。

元、理紗はもう名字は富士田で良いので
香織にしますね。

※富士田 理紗→富士田 香織

すんませんm(‐‐)m

51梅干☆:2010/12/25(土) 21:22:15 HOST:p5012-ipad01matuyama.ehime.ocn.ne.jp

別にそこまでおこってないよぉ!!
どっちでもいいけど(笑)


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