真昼の月

11：りほ：2010/10/29(金) 12:02:20 HOST:cm017.ucat7.catvnet.ne.jp: 「あっ……やっぱ目、腫れちゃってるよー…」
あたしは鏡の前に佇んで〔たたずんで〕ため息をついた。

～昨日～
「－んで、あたしは振られちゃったってワケ。
笑っちゃうよね。」
「……笑えねーだろ。っつーか、最低じゃん。郁のヤロー。」
縁は、まるで自分が振られたみたいに感情的になってくれる。
そこがすっごく嬉しい。
「郁が悪いんじゃないよ。
あたしじゃダメだった。
ただそれだけなんだから。
あたしが悪いの」
あたしは自分の頬に涙が伝ってるのを感じた。
あたしはもう郁のカノジョじゃないんだ……
そう思ったら、なんだか無性に泣けてくる。
「………泣くなよな。」
あたしは縁の腕の中で泣いた。

「恋！大丈夫？
昨日こんなメール送ってきたけど…」
百合は、学校の廊下ということを忘れて声を張り上げた。
あたしは昨日、百合ちゃんに１通だけメールした。
『振られちゃった』って………
「うん、大丈夫～♪
もう、なんかふっきれちゃった。」
「そうなの…？」
百合ちゃんはまだ心配そうな顔してる。
百合ちゃんは優しいから、よけい心配かけたくない。
「あのっ！！！！大槻先輩っ。」
振り向くとそこには可愛いボブの女の子が立ってた。
確か…………福沢真理奈ちゃん…だっけ？
「ちょっと、お話したいことが…」

新着レスの表示

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

（画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります）

掲示板管理者へ連絡無料レンタル掲示板